まだまだ先の話ですが、2024年には現在の紙幣が刷新されます。1万円渋沢栄一・5千円津田梅子・千円北里柴三郎…渋い人選ですが、紙幣にはこのくらいがいいかも。そうなると二千円札はどうなるの?というか今はどうなってる?

ファミレスでは受け取り拒否も

見ることがほとんどないお札…というか見たことがないという人もいるかもしれないのが二千円札です。存在すらも忘れているという人もいるでしょう。

手元にあっても手放したい…使い道がない…というのが二千円札なのです。すべてではありませんが、多くの自動販売機でも利用できないのが致命的ですね。

そんな二千円札は、支払いで使うときも大変です。どこぞのファミレスでは、支払いで二千円札を出したところ、

「こんなバレバレな偽札!使えると思っているのですか!?」

と言い放ち、二千円札での支払いを拒否したのです。お笑いのネタには十分なのですが、本当の話で当事者たちは笑えない話です。


このように、一部ではあっても二千円札の存在がもはや無かったことになっているのです。

二千円の流通枚数は1億枚を切っている

二千円札の流通枚数は1億枚を切っているのだそうです。それでも「1億枚も流通してるの?」そんな声も聞こえてきそうですが、紙幣の全流通枚数の1%もないとなると、やっぱり少ないと感じるのではないでしょうか。

正確には0.6%の流通なんだそうです。そしてその大半が沖縄で流通していると聞くと、なるほどと思う人も多いでしょう。

二千円札は、2000年の7月19日に、ミレニアムと沖縄サミットを記念して発行されました。もう19年も前のことになるんですね。

記念して発行されたのなら、記念紙幣なの?と思いがちですが、れっきとした流通紙幣の日本銀行券です。日本銀行としても10億枚の流通を見込んだのですが、話題性があったのも当初だけで、すぐに1億枚程度の流通に落ち着いたそうですよ。

二千円札の表には「首里城の守礼門」、裏には「源氏物語絵巻」の図柄が入っています。見るからに美しい紙幣なのですが、現在ではレアものとなっていますし、「1枚くらいは持っていてもいいけどそれ以上はいらない…」そんな存在なのです。

そうなると、ファミレス店員が「バレバレな偽札」と言ってしまうのも無理もない…と言えそうですが、それはファミレス店員が無知であって、お金を扱うサービス業としては知らないで済ますわけにはいきません

これは、よく考えるとお店側の教育不足といっていいでしょう。もちろん、ファミレス側もすぐに「平身低頭」で謝罪したそうです。

法貨として認められている

もっとも、「偽札」というのは重大な犯罪です。それを面と向かって言ってのけたのですから、ファミレス側が「断罪」されても無理はありません。名誉毀損が十分に成立しますからね。

これは、法律上、「日本銀行券は、法貨として無制限に通用する」(日本銀行法46条2項)とされているからです。

そのため、二千円札で支払った場合、相手はその受け取りを拒否することはできません

単に、「二千円札をもらいたくない」という理由は通じないのです。

刷新されないが流通は続く

あまり知られていないことなのですが、二千円札はすでに作られていません。ちょっと考えたらこれも大きなニュースなのですが、そうならないところに、二千円札に対する関心の薄さがわかります。

すでに、日本銀行では二千円札の多くの備蓄があり、流通量も増えないことから製造中止となったのです。

2005年には一時、5千円札を上回る数となる5億1千万枚が流通したのをピークに1億枚に流通量が激減したところで、製造中止となりました。

沖縄では県をあげて流通に努めている

沖縄県では、二千円札は「県民みんなの財産」ということで、積極的に流通させるキャンペーンを実施しています。

買い物などでの積極的な利用に加え、「1県民として2千円札を3枚ずつ持つ運動」、「二千円札優先払出しATMの活用」などが提唱されているのです。

当然ですが、沖縄県ではほとんどの自動販売機で二千円札が使えるようですよ。ATMでも2千円札の優先払い出し機があるという熱の入れようです。


沖縄の人の言葉です。

「見かけないことはないが、日常的でもない」

「もしも必要があれば、ATMで簡単に手に入る」

沖縄では二千円札がずっと生き残りそうですね。

ネットの声

「2000円札、偽札と聞こえることもあるから語呂が悪い。」

「二千円札かぁ~もう10年以上見てないなぁ~。」

「持ちたくなくて、手元にあったら払い出し優先だったような気がする。最近全然見てない」

すっかり忘れていた存在の二千円札ですが、無くなると寂しいかも。

ただし、2024年になると1万円札の新札発行は最後になる…という予想もあります。キャッシュレス化が進むからということですが、実際にそんな時代も遠くないのかもしれません。

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