ボブ・ディラン『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』2月28日公開!

ボブ・ディランの最も熱かった時期を描いた傑作『名もなき者A COMPLETE UNKNOWN』

1961年、ギターをかかえた青年はニューヨークに着くと憧れのウディ・ガスリーを見舞い、その日からミュージシャン人生が始まった。

本作は1965年までのボブ・ディランがボブ・ディランになる最も熱かった時期を描く。

ティモシー・シャラメの映画

何と言っても主演のティモシー・シャラメのディランのなりきりぶりに驚かされる。

ミステリアスでユニセックスな雰囲気はティモシーの持ち味だが、サングラスをかけると激似!

ミュージシャンの映画は、役者のポテンシャルから歌や演奏を吹き替えにすることが多いが、ティモシー本人が歌も演奏もしている。

特徴的な声の再現度も高く、よく聞かないと判別できないくらい。

同様にジョーン・バエズ役のモニカ・バルバロやピート・シーガー役のエドワード・ノートンも自身が歌っている。

そのせいかライブシーンは作り物っぽくなく引き込まれる。

また、似せるだけでなく、ディランが60年代の時代を駆け抜けたエネルギーが画面からはじけ飛び熱気を感じる。ミュージシャン映画のマスターピースの誕生だ!

アカデミー賞8部門にノミネート

主演にティモシー・シャラメを迎え、ボブ・ディランが、時代の寵児としてスターダムを駆け上がり、世界的なセンセーションを巻き起こしていく様子を描く、映画『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』。

この度、名曲「風に吹かれて」を歌う本編シーンとあわせて、シャラメを始めとしたキャスト・スタッフらがディランと本作への想いを明かす特別映像が公開された。

本作では、60年代初頭、後世に大きな影響を与えたニューヨークの音楽シーンを舞台に、19歳だったミネソタ出身の1人の無名ミュージシャン、ボブ・ディランが、スターダムを駆け上がっていく様子を描く。

ディラン本人も製作に協力した本作は、第97回アカデミー賞において、最高賞となる作品賞をはじめ8部門にノミネートされるなど、本年度の賞レース戦線を賑わせ続けている。

映画公開への熱い想い

この度公開された映像においてシャラメは、「この映画が扱うのは1961年から65年だ。どの時代のボブが好きかによるけど彼の人生で最も記録の少ない時期だ。」と本作がディランの伝説の始まり=青春時代を描いた作品であると語り、マンゴールド監督も「その時期は、彼の人生とフォークの歴史においても面白い。

一人の若者が大都市にやってきた。所持金2ドルのその流れ者がニューヨーク音楽会の王者となる。」と明かす。

「当時の音楽と時代の精神、さらに、枠に収まらない男の精神も描いた。」とプロデューサーとしての視点も踏まえて明かすシャラメは、「ボブ・ディランは人気が高く崇められている。生きた映画でなきゃ!挑戦して良かった。ボブ・ディランへの忠実な讃歌さ。彼の音楽を人々に聴いてほしい。一生の宝になるよ。」と、改めてディランへの敬意と本作への意気込みを語り、映画公開への熱い想いと自信を覗かせる。

ネットの声

「大傑作でした。マンゴールドはこういうの撮ってくれよもっと。」

「とてもいい映画でしたよ!音楽もいっぱい楽しめました。」

「ティモシー・シャラメのキャリアの代表作になる。そんな予感がします。デュランになりきってる。」

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