愛子天皇待望論…現実味はあるの?

愛子さまの成年会見でネット上で高まる「愛子天皇を」の声 現実味は?

3月17日、天皇家の長女・愛子さまが成年を迎えられたことにあたる記者会見に臨まれました。

今回の会見は、昨年12月1日に20才の誕生日を迎えられた愛子さまにとって、初めて自らの声を国民に届ける場だったのですが、質問に堂々とお答えになるお姿と慈愛に満ち溢れた言葉の数々に、ネットには賞賛の声が相次いだのです。

手元の資料にほとんど目を通すことなく

「会見前夜、東北地方で最大震度6強の地震があったため、延期が心配されましたが、愛子さまは会見の冒頭でお見舞いの言葉を述べられ、成年になられた感想、興味があること、ご両親への感謝の言葉、将来の夢や目標、小室眞子さんの結婚について、ウクライナ情勢についてなど、さまざまな質問にお答えになりました」(皇室記者)

皇室会見では、宮内庁を通じてメディアが事前に質問を投げかけるのが通例ですが、愛子さまは手元の資料にほとんど目を通すことはありませんでした。

「お話になる内容の1つ1つからはご家族に対する愛情と感謝が感じられ、一方ではユーモアにも満ちていて、国民に寄り添う姿勢が溢れる会見となりました。
皇族の成年会見は誕生日前に行われるのが慣例で、秋篠宮家の長女・小室眞子さんや次女・佳子さまもそうでした。しかし愛子さまは学業の都合により、誕生日前後の会見を避けられ、春休みに会見を行うことになりました。愛子さまは現在、学習院大学文学部日本語日本文学科に通われており、会見でも授業内容に触れられる場面がありました。異例のスケジュールは、愛子さまの学業優先の姿勢が現れたものと言えるでしょう」(前出・皇室記者)

愛子天皇待望論

会見の様子が伝えられると、ネット上には、

「お言葉から愛子さまのお人柄がうかがえ、温かい気持ちでいっぱいです」
「緊張しながらもカメラを見て、視線を左右に振りながら話すことができるのは、ご自分のお言葉だからなんでしょうね」
「明るく、ユーモアもあり、言葉選びに聡明さを感じました」
「とても心のこもった素敵な会見でした」

と、絶賛の声が溢れました。

「愛子さまを天皇に」というコメントも数多く見られました。

現在の皇室典範では女性天皇は認められていませんが、2021年4月に共同通信が行った世論調査では、回答者の87%が女性天皇に賛成と答えたのです。

今回の愛子さまが成人を迎えられたことを機に、一気に女性天皇容認へと舵が切られることはあるのでしょうか。

国民的な議論の盛り上がりが必要

「女性天皇に関する議論は、1969年の清子内親王(黒田清子さん)から、2001年の愛子さままで、皇族で9人連続で女子が誕生したことでシリアスな議題となりましたが、2006年に悠仁さまがお生まれになったことで、一旦は収束しました。しかし依然として、実質的な皇位継承者が悠仁さましかいないことには変わりなく、安定的な皇位継承は危機に晒されている状態です。
長期政権を続けた安倍晋三前首相は、男系男子の維持に強く固執しており、女性天皇議論は長らく停滞していました。その後を継いだ岸田文雄首相も、女性天皇について明確な回答は避けてきました。
しかし、岸田首相の政策や閣僚人事を見ると“安倍離れ”の姿勢は明白ですし、コロナ政策の批判などで支持率が伸び悩む中で“岸田色”を打ち出すために、国民の強い支持を集める女性天皇議論というカードを切る可能性はあります。今夏には参院選が控えており、とりあえずは人気取りに使われる可能性がありますが、国民的な議論が盛り上がれば一気に事態が進展するかもしれません」(皇室問題に詳しいフリージャーナリスト)

愛子さまへの期待の声はますます高まっているのですが、果たして議論は進むのでしょうか。

ネットの声

「「産んでくれてありがとう」が注目されましたがその後の「「これからもどうかお体を大切に。これからも長く一緒に時間を過ごせますように」という言葉も添えたいと思います。」という言葉に深く感動しました。
関連質問への回答なので用意してた言葉ではなく、あの緊張する会見で考えた事。咄嗟にこの言葉が出てくる20歳!すごいと思います。
事前に用意された訳でない関連質問3問に対する美しい言葉遣いと聡明さあふれる丁寧な解答に、敬宮様の真髄にふれたような気がしました。
このような素晴らしい姫君に育ててくださった両陛下に感謝の気持ちでいっぱいです。このような方にこそ将来の日本の象徴でいて欲しいと思いました。」

「生まれた時から注目される存在で、自由も制限されてある思いますが、会見では短所について、自由に伸び伸びと育ったようで、「少しマイペースな部分があるところ」とお話しされて何かホッとしました。
本当に人格的にも素晴らしい方なのだと思います。」

「自然体で、無理の無い、落ち着きの有るお話に、身を乗り出して聞き入る様な感動を覚え、又、感心致しました。
まだ少し残る少女の様な初々しさの中、お言葉はしっかり発せられ、微笑ましく思う所も有り、素晴らしいの一言でした。
明るいグリーンのスーツも、手前の可愛らしいお花と相まって春らしくてとても清々しく、素敵な愛子さまでした。」

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