2024年の大晦日…中森明菜の紅白サブライズ出場はある!?懸念は歌唱力

新聞、ラジオにライブ出演――。中森明菜がここに来てまさかの大量露出を果たしている。

NHK紅白に10年ぶり復帰の予兆ではないかとの観測が広がっているが、その可能性は?

「生中継は絶対に無理」…「中森明菜」驚きの“大量露出”で10年ぶり「紅白」はどうなる?

「NHK」もうひとつの目玉は往年の「国民的ダンスソング」か

出場するなら特別枠か

11月に発表された紅白出場者の中に明菜の名前はなかった。

明菜は2010年に無期限で音楽活動の停止を発表し、一時、復帰を果たしたが、2017年からは再び活動休止状態となり、「幻の歌姫」となった。

しかし、一昨年に当時の事務所を離れて独立し、活動を再開。今年7月には都内のライブハウスで6年半ぶりにファンの前で歌唱した。

この時のチケットは7万円以上もするのにもかかわらず即完。人気の高さをうかがわせた。

テレビ局をはじめとするメディアも明菜にアプローチをかけてきた。

ある制作会社関係者は、

「昨年からテレビ、ラジオといろいろなところが出演交渉を行っていましたが、出てくるのはコメントだけという状態。ただ、ここに来てさまざまなメディアへの出演決定が相次いでいるんです。まずは、12月29日と1月5日、TOKYO FMの『ASKA Terminal Melody』にゲスト出演することが発表された。12月3~4日にはサンケイスポーツへの一面インタビューにも登場しました。3日には香取慎吾のライブに訪れ、4日には、来年4月に大分で行われるロックフェスタに出演することも発表になりました。大晦日にはYouTubeでセルフカバー曲を配信する。新聞に出て、ラジオやライブにも出場予定で、テレビにでないということはないでしょう。出場歌手としては無理でしたが、特別枠での紅白復活があるのではと言われています」。

NHKの“熱い想い”

NHKは中でも明菜には“熱い想い”を寄せているといわれている。

そもそもここ数年の“明菜ブーム”の火付け役がNHKだ。

一昨年、放送された「中森明菜 スペシャル・ライブ 1989 リマスター版」が大反響を呼び、そこから、明菜復活への機運が高まった。

昨年の紅白にもオファーを出したともいわれているが、今年はその温度差は桁違い。

10月には3日にNHK総合で「The Covers」で明菜特集をすれば、5日にはBSで「伝説のコンサート~中森明菜」を放送。

11月7日にはBSで「The Covers 中森明菜ナイト! スピンオフ~ハナレグミと贈る、楽曲の世界~」を放送し、11月8日にはBSで「中森明菜 スペシャル・ライブ1989 リマスター版」、11月15日には「中森明菜 1991 リマスター版」を放送。

12月7日にもNHK総合で「伝説のコンサート~中森明菜 1991 リマスター版」を放送する。

明菜の“壁”は

これでもか、というほどの明菜推しをしてくるのは紅白への布石とみるのは無理もない話だ。

しかし、なぜNHKはそれほどまでに「明菜推し」なのか。

「毎年、紅白の目玉に四苦八苦しているからです。視聴率低迷に喘ぐ紅白にとって、出ることで話題になる歌手は少ない。その中の1人が明菜です。まして昨年は最低視聴率を記録し、今年の出場歌手もしょぼく、“史上最低”とまで書かれたほど。特別枠でも良いですから、是が非でも出てほしい1人でしょう。事実、特番はそれなりの数字が取れていますし」

一方の明菜も、

「そもそもいまの明菜は仕事がしたくてしょうがないというやる気に満ち溢れているそうです。特別枠での出場を期待できるのでは」

しかし、そこには「壁」もある。

「歌唱レベルです。長年の休養で、歌唱力に衰えが来ている。7月のファン向けのコンサートもJAZZ風にアレンジして歌った曲が少なくなく、昔のように歌うのが難しくなったからでは、と囁かれています。生放送は難しく、出るとしても事前収録が有力。収録したものを中継でつないで生放送っぽく見せる技術もありますから」

売りのない紅白…

それにしても今年の紅白には“売り”がない。

上記の明菜に加え、NHKが目玉のひとつにしようとしているのは、出場者発表の段階で名前がなかった朝ドラ主題歌だ。

4月からの「虎に翼」で主題歌「さよーならまたいつか!」を歌った米津玄師と10月スタート「おむすび」主題歌「イルミネーション」のB’z。

この大物2組の名前がいずれも出場者にないにもかかわらず、紅白の司会は伊藤沙莉と橋本環奈の両主演が務める。

ある芸能関係者は、

「伊藤沙莉を司会としてわざわざ引っ張ってきた段階で、主題歌の米津玄師は確定だろうという見方をされていました。出場者発表で名前こそありませんでしたが、2022年に朝ドラ主題歌を歌ったback numberが特別企画で後日、発表されたように、米津もおいおい、サプライズ的な特別企画で名前が挙がる可能性は十分」。

一方のB’zはどうか。

「同じ事務所の新浜レオンが初出場を果たしたため、バーターとしてのB’z出演説も高まっています。しかし、稲葉浩志も松本孝弘も今年はNHKの番組に出演していますが、ともにソロとして出演しているように、今年はあくまで“ソロの年”。『FNS歌謡祭』も松本孝弘だけが出演したようにB’zとして活動はしていないと考えれば、紅白だけB’zが出るというのは微妙なところ」

それならば視聴率低迷にあえぐ「おむすび」企画はスルーになるのかというと、期待値が高いのがマツケンこと松平健だ。

橋本演じる主人公・米田結の祖父の米田永吉を演じているマツケンはドラマの中で自由気ままなおじいちゃんを演じている。

マツケンのヒット曲といえば「マツケンサンバII」で、前出の関係者は、

「いまのマツケンサンバは運動会で使われることがあったりして、小学生などの小さい子から大人気です。それに今年は振り付けをした真島茂樹さんが亡くなった年でもありますから、追悼という意味合いを含めても、マツケンサンバは外せない企画ではと期待されています」

明菜の出演がなくても、橋本とマツケンの2人が踊る「マツケンサンバII」が大晦日を盛り上げることに期待したい。

ネットの声

「囁くような歌い方はJASSバージョンで聞かせてくれたけど、昔のような声量のある歌声は無理でしょうね。誰しも年齢とともに多少声の衰えは避けられないけど、明菜さんはそれが顕著。私含めてファンはそれでも明菜さんを見られるだけでも満足だけど、心無い声も聞こえてくるんじゃないかと心配です。」

「もしシークレットで出るとしたら、香取さんと一緒に出るかもしれない。
ちょうど先月くらいにコラボセルフカバーでTATOOをやっていたし、その可能性はなくはないと思う。
単独では不安でもツインボーカルならブランク声量カバーできるし、最悪直前でやっぱり無理ってなっても香取さんのみのパフォーマンスに切り替えれば生放送でも穴は空けずにすむし。
今年ならコラボを先にもうやってるから取ってつけたような相方つかなくてもいい自然なタイミング。」

「もし明菜ちゃんが少しでも歌いたいという気持ちがあるのなら、紅白で無くても良いので、何らかの形で出てきて、歌える内に姿と声を聴かせて欲しい。今日の中山美穂さんが急逝されたニュースを聞いて、死因は分からないけど、いずれにしても人の命は永遠じゃないということを改めて思い知らされたので。」

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