ジブリ名義じゃない作品も秀逸!3作品を一挙紹介!

「ジブリじゃないけど…」意見多数 どうしても欠かせない最も印象的な「宮崎駿アニメ」3選

最も印象的な作品はどれ?

映画『ルパン三世 カリオストロの城 』ビジュアル 原作:モンキー・パンチ (C)TMS

先日、マグミクス編集部では、ユーザー参加型のランキングサイト「みんなのランキング」の結果をもとに「最も人気の「ジブリ」作品、激戦を制した3作品」という記事を配信しました。

ランキングの結果は1位が『千と千尋の神隠し』、2位が『天空の城ラピュタ』、3位が『魔女の宅急便』でした。

そして、その記事のコメント欄では「宮崎駿監督の作品にしぼったら順位が変動しそう」という興味深い意見があがっています。

では、実際に宮崎監督の作品にしぼった場合、どのようにランキングが変動するのでしょうか?

ここでは、宮崎監督が監督を務めた作品のなかで、「ジブリ作品ではないけど……」と、コメントが寄せられていた3作品を取り上げます。

↑これはジブリでした

映画『風の谷のナウシカ』

まずは、「スタジオジブリ」設立のきっかけとなった『風の谷のナウシカ』です。

「スタジオジブリ」公式ホームページやDVD『ジブリがいっぱいCOLLECTION』のラインナップに含まれていますが、『ナウシカ』の正確な制作元は「スタジオジブリ」の前身であるアニメ制作会社「トップクラフト」でした。

1984年に公開された作品ですが、2~3年に一度は「金曜ロードショー」で放送されるほど広く愛され続けています。

未来の荒廃した世界が舞台でありながら子供心をくすぐる、夢いっぱいの冒険が年代関係なしに心に響いているのでしょう。

映画『ルパン三世 カリオストロの城』

続いて宮崎監督にとって初となる、劇場版の監督を務めた映画『ルパン三世 カリオストロの城』です。

『ルパン三世』シリーズの劇場版としては2作目にあたる作品で、劇場公開時の評判はそれほどでしたが、TV放送などによってじわじわと人気を伸ばし続けました。

金銀財宝のために泥棒を働くのではなく、少女「クラリス」を守るために泥棒をする、なんともロマンチックな物語です。

また印象的なセリフが多く、なかでも銭形警部の「奴はとんでもないものを盗んでいきました。あなたの心です」というセリフは、映画公開時に生まれていなかった20代でも一度は耳にしたことがあるほど有名です。

TVアニメ『未来少年コナン』

最後は、1978年に放送され、宮崎監督が監督デビューを果たした、TVアニメ『未来少年コナン』です。

最終戦争後の荒廃した世界を舞台に「のこされ島」で生まれ育った少年「コナン」が、砂浜に打ち上げられていた少女「ラナ」と出会います。

その後、彼女を追う組織、科学都市「インダストリア」からラナを救うため、そして自らの仲間を見つけるためにコナンが島から旅立つ物語です。

放送は約50年前にもかかわらず、2024年には加藤清史郎さんが「コナン」役を務める舞台『未来少年コナン』が上演されるなど、今もなお根強い人気を誇っています。

作品のテーマは「地殻変動」や「環境変化」と壮大ですが、それをふたりの少年少女に落とし込む巧みな技と、兵器にも打ち勝つふたりの純粋な心に胸打たれる作品です。

良作ばかりの宮崎駿監督作品

あなたにとって「宮崎監督作品のNo.1」といえば、何の作品を思い浮かべますか?

ネットの声

「カリオストロの城、永遠に色あせない名作だと思う。アニメ作品の枠を超えて、映画史に残る作品だと思う。冒頭のカーチェイスシーン始め、アニメでしか出来ない表現、声優さんたちの演技、無駄のないストーリー、本当に素晴らしいと思う。」

「未来少年コナンは当時リアルタイムで見ていましたが、それまで見てきた作品とは次元が違う、と子供心ながらに思ったものでした。数十年後になって再度全話見ましたが、やはりこれは凄いと唸らされましたね。今でも十二分に通用する大傑作だと思います。」

「個人的には、やはりジブリ黎明期でありながら、その地位を確立させた「ナウシカ」がNo.1で、次いで「もののけ姫」「千と千尋」となる。
しかし、すっかり年取った今となっては、自分のずっと先を歳を重ねて歩んでいる宮崎氏の、確かな「足跡」という意味においては、「風立ちぬ」や「君たちはどう生きるか」あたりが割と重要なのだろうと思う。」

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