
バイクとクルマの“いいとこ取り”車検なしで保険も税金も安価な250ccのトライクが登場
街中で変わったクルマ、というか三輪車が走っている姿を見かけたことはあるだろうか。
シニア層が子どもの頃によく見かけた「オート三輪」の現代版とも言えるトライクが、いま注目を集めている。
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250ccトライク登場
そのトライクとは、カーターが取り扱う「APtrikes」。
125ccエンジンを搭載し、52万8000円(旧モデルは49万5000円)の低価格で人気を集め、これまで累計2000台以上が国内で販売された。
そしてこのほど、さらなる力強さを求めるユーザーに向けて250ccエンジン搭載の「APtrikes250」(77万円)が誕生。
2月10日から予約を開始する。
乗車定員は3名。普通四輪免許で運転できヘルメットも不要
「APtrikes250」は、125cc版と同様の屋根付きトライクボディに、最大出力:11.5kW(15.6PS)/7,000r.p.m、最大トルク:19.5N・m(1.98kgf・m)/5,000r.p.mを発生する水冷4ストOHV単気筒エンジンを搭載したモデル。
普通自動車MT免許が必要
125cc版は自動遠心クラッチ装備なので、普通車AT運転免許で乗れたが、トルクのある250cc版はマニュアルクラッチの5段変速+後退を採用しており、AT限定免許では運転できず、普通自動車MT免許が必要。
ボディサイズは、125cc版の全長2200mm、全幅1000mm、全高1650mmと大差ないと思われ、トライクならではの小回り性の良さもあいまって、下町のような道が狭い地域でも運転ラクラク。
もちろん高速道路や自動車専用道路も通行できる(ただし推奨はしていない)。
購入には試乗経験が必須
なお、トライクはバイクとも四輪車とも異なる運転操作が要求される。
イメージとしてはサイドカーに近く、特性を知った上で運転しないと思わぬ事故につながりかねない。
そのため購入には試乗経験が必須。
全国の取扱店で試乗の後、注意事項確認書への署名が必須になる。
軽二輪や自動二輪の運転経験があるなら、運転操作や基本的な取扱いは早期に馴染めるはず。
個性的すぎるほど個性的なコミューターで、日常の移動を思い切り楽しもう。
APtrikes250 気になってるんだけど購入条件に試乗必須があるのに試乗可能な販売代理店が減ってるの本気で売る気あるのかって思ってしまう。どの代理店も田舎ばかりで車必須だから車の代わりに購入を検討している人間に対するハードルが高すぎる。
— comptent (@comptentgf) January 28, 2025
ネットの声
「試乗して運転技術をマスターしてから売るやり方は、ループやモペットにも義務付けるべきだと思う。見慣れない乗物に興味を持つのは悪いわけでは無いが思わぬ事故や違反を起こしてしまうこともあり得る訳で注意が必要。けれど、今や軽自動車も高級感に溢れ決して安く買えない。その点トライクは速度こそ大したで無いが、街中の買い物やこれから発展するかも知れない、ライドシェアサービス等に導入し安い額で街案内が可能になる。しかも屋根があり濡れない。僅かな距離なら真夏だって苦にならない。セカンドカーを軽自動車に代わりトライクを導入することも有りかと思えた。」
「つまりは車検と保険料と税金が足かせになっていると。まあ改めて言うことじゃないんだけどね。車検なんて海外での使われ方を見るに日本車を2年毎に点検しなければ安全性に問題が生じるかというとそうではないでしょ。安全性に問題がないのになぜこの制度があるのか、結局はこの制度があることで儲かるのは誰か、それが答えなのでしょう。保険は保険会社が絶対に損をしないように料金が設定されているわけだし税金なんて抑制したいから課税するわけで。例えば軽自動車が車検なし保険も税金もバイク並みだったらこのトライクを選択する人どのくらいいますかって。
今の税収重視政府なら近いうちにこのトライクみたいな法のスキマをつついたような車両の税金上げてくるよ?」「バイクではないから駐輪場には停められない。都会でも田舎でもこれは軽自動車の簡易版としての使い方になるね。
買い物の足とかなら良いかも知れないが、加速は鈍いし安全性は皆無に近い。
ある意味、二輪と四輪の悪いところ取りとも言える。」