
名バイプレイヤーとして数々の映画やドラマに出演した新井浩文被告(パク・キョンベ40)が、刑務所に収監されることになりそうです。
派遣型マッサージ店の女性従業員に乱暴したとして強制性交罪で逮捕・起訴された新井被告。
12月2日、東京地裁は懲役5年の実刑判決を下しました。
俳優復帰は絶望的…
「初犯で、すでに社会的制裁を受けているのに、執行猶予が付かず、検察の求刑通りというのは厳しい判決です。女優の高畑淳子の息子で俳優の高畑裕太は、’16年に強姦致傷容疑で逮捕されましたが、示談が成立して不起訴になった。それでも小劇場の舞台に出演するまで約3年かかりました。新井被告の芸能界復帰は絶望的でしょう」(民放テレビ局社会部記者)
新井浩文側は判決を不服として即日控訴。
さらに750万円の保証金を支払い、保釈されました。
被害者女性の代理人である寺島哲弁護士です。
「裁判が続くことは、被害者の女性にとって精神的負担になるので残念です。(減刑のために)今後、先方はおそらく示談を申し入れしてくるでしょう。しかし、被害者は処罰を受けてほしいという感情が強く、許しの意味を含む示談は難しい。裁判で無罪を主張する新井被告の態度や表情からは謝罪の気持ちがまったく伝わってきませんでした。被害者は『お客さんを癒やすマッサージの仕事が大好きだったのに、今は怖くてできなくなってしまい、すごく悲しい』と話しています。許すことは絶対にないと思います」
東京高裁での控訴審で、元演技派俳優はこれ以上何を主張するのでしょうか。
女性側の生々しい告白
派遣型マッサージ店に勤める女性従業員への強制性交罪で起訴された俳優・新井浩文被告の第2回公判が9月26日、東京地裁で開かれました。
9月2日に行われた前回公判では被害女性が別室に出廷。
事件当夜のことを生々しく証言しています。
同被告が嫌がる被害者の手を引き寄せ、“股間マッサージ”を強要してきたこと…
頭を押さえつけてきたこと…
下着を脱がし無理やり挿入してきたこと…
その夜に起きたことを涙ながらに証言したのです。
それを尻目に新井浩文は持ち込んだノートにひたすらメモを走らせていました。
新井浩文の主張
この日の公判では被告人尋問も行われています。
新井浩文は被害女性の証言をことごとく否定。
青い春の新井 浩文さんがめちゃくちゃかっこよくて原作購入した。
はずなんだが、読み直したらまったく覚えてない。えへへ。新井さんどうなるのかな😢 pic.twitter.com/gJmsmsVccG— ひぽぽたまこ (@aoigawa) December 16, 2019
性交の際に女性が陰部を隠すなど抵抗する様子もなかったため「同意があったと思いました」と述べたのです。
また、スボンを脱がせた時も嫌がる素振りはなかったというのです。
そして、仮に拒否されていたら
「脱がせなかったと思います!」
と断言。
この日、1番声を張った場面だったのです。
法廷がザワついたのは、同被告が事件当日の再現ビデオを証拠提出した時のこと。
傍聴席からは見えないようガードした上で、裁判官と検察側に動画を上映しました。
映像は2分28秒で、“主演”は新井浩文本人。
相手役は知人女性にお願いしたというのです。
「新井被告の人脈で、被害女性と顔の雰囲気や背丈が近い子をピックアップ。弁護士同席のもと、保釈から約1ヵ月後の3月25日に事件のあった被告の寝室で撮影されました。アダルトビデオではないので、行為まで完全再現はしてはいませんが、女性との位置関係や体位までは映像の中で説明されているそうです。変に芝居がかることもなく、新井被告は淡々と演技していたとか。念のため付け加えておくと、協力した知人女性は当時交際していた女優の夏帆さんではありません」(芸能プロ関係者)
ポイントは撮影日時です。
前回公判を受け、慌てて撮影したわけではなく、保釈後すぐに再現VTRを撮っていたことを明かしています。
「自分の証言に嘘偽りはない」
とアピールするのが狙いということです。
半面、撮影時点で被害者との示談は絶望的であり、法廷で全面対決になると踏んでいたことも伺えます。
「強制性交罪の成立には暴行・脅迫が必要。だから、新井被告は『暴行もしていないし、脅してもいない』と繰り返しているわけです。今回の事件は新井被告と被害者だけがいた密室での出来事。ここまで両者の言い分が食い違っているということは、どちらかが嘘をついている。その点を裁判官がどう判断するか」(法曹関係者)
そこで新井博文は再現ビデオを投入したというわけです。
傍聴したワイドショー関係者はこう指摘しています。
「それよりも新井被告が検察側の追及で『(被害女性が)ちょっと嫌がっているな、とは思った』と、うっかりこぼしてしまったことの方がマイナスに働くような気もします」
日本の裁判で有罪判決が出る確率は99%以上。
加えて、今年に入って強姦の裁判で無罪判決が出るケースが相次いでおり、司法に対する批判が高まっています。
「父親が長年にわたって娘と性交していた準強制性交等罪の裁判でも無罪になっており、刑法を改正すべきという動きも起きている。そうした中での今回の裁判。世間の注目度も高いことから、司法が逆風を和らげるために、新井被告を“見せしめ”にする可能性もある」(同・ワイドショー関係者)
強制性交罪は懲役5年以上20年以下。
被害女性は事件直後に警察に駆け込み、2000万円もの示談金を蹴ってまで厳罰を求めています。
新井被告にとっては再現ビデオが最後の“主演作”になってしまうかもしれません。
ネットの反応
「被害女性のプライドに敬意をはらう。そして、一日も早く心身ともに癒されることを願います。」
「被害女性はお金ではなく、大人としてやったことの責任をとりなさい。と思ってるって事だろう。よく頑張りましたね。女性は性犯罪を告訴すると嫌な思いをする。それを乗り越え大変勇敢だと思いました。」
「反省していないし、実刑が望ましいと思いますね。もう俳優としても需要はないので塀に落ちるよう願います。顔も見たくなはい。」
示談にもっていきたいところでしょうが、それも難しいようです。
新井浩文の復帰の目はないでしょうね。