認知症についてですが、これは一度正常に発達した知能が何らかの要因のよって低下し、日常の家庭生活や、社会生活が営めなくなった状態をいいます。
知能が低下してしまうとものを認識することが難しくなり、記憶障害を引き起こします。

アルツハイマー病と脳血管性認知症の違い

たとえば、昨日の夜に食べたものが記憶から消えたということは、意識していなかったということでそれほど気にしなくても大丈夫です。
加齢と考えてもいいですし、若い人でもよくあることです。

しかし、毎日顔をつきあわせている家族の名前が出てこないということであれば、それは少々深刻に考えなくてはいけないのでしょう。
これが認知症の第一歩になるということはよくあるのです。
その認知症ですが、大きく二つに分けられます。

一つは、アルツハイマー病です。
そして、もう一つが脳血管性認知症です。
前者は徐々に症状が進行していく認知症であり、後者はいきなりどかんとやってくる認知症と考えましょう。

アルツハイマー症は徐々に脳が萎縮していく疾患で、75歳以降で起こることが多く、女性の割合が高いです。
精神状態としては人格崩壊ということになります。
いっぽうの脳血管性認知症は、脳の血管が詰まって、様々な規模の脳梗塞が多発して、脳が破壊されて起こる脳機能低下です。


年齢としては60歳代からが多く、女性よりも男性に多くなっています。
自覚症状としては頭痛やしびれ、めまいなどです。
精神状態としてはまだらぼけということになるでしょう。

若年性認知症とは?

若年性認知症が増えているそうです。
これは、かなり幅がありますが、18歳以上から、65歳までの認知症のことをいいます。
65歳まででいいと思うのですが、下限を切っているのが特徴的といえます。

ちなみに、65歳以上では発症する認知症を老人性認知症と呼んでいます。
2009年のデータになりますが、この若年性認知症に罹患している人は37800人ということです。
これは、人口10万人あたりにすると、48人弱ということで男性では58人、女性では37人と男性のほうが多くなっています。

この割合は年代別では当然ですが、歳を追う毎に高くなります。
60代前半では189人に達しているのです。
基礎的な疾患としては脳血管性認知症、アルツハイマー病といった2大認知症が大半を占めているのですが。

若年ということで、ほかにも、頭部外傷後遺症、前頭側頭葉変性症、アルコール性認知症などが疾患の原因となっていることがあります。
アルコールが出ましたが、飲酒と喫煙でさらに生活習慣の乱れがくると簡単に脳梗塞になります。

血が詰まる疾患の脳梗塞は、そのまま認知症につながっていくことが多いのです。
頭に強い衝撃を受けたことがある。
毎日タバコを買うくらい喫煙をしている、酒量も多い、朝昼逆転の生活になることが多いということになると、大きな脳梗塞ではないですが、小さな脳梗塞すなわちプチ脳梗塞というのが身体の中で頻繁に起こっている可能性があります。

それが積もり積もって爆発することもあるのです。
心当たりのある人は人間ドックに入るなりの対策が必要といえます。

レビー小体型認知症とは?

レビー小体型認知症は、1976年に発見された認知症です。
近年では、世界中で注目を集めている認知症となりました。
現在では、国内で約50万人の患者がいるとされています。

レビー小体というのは、大脳皮質の神経細胞の中に見られるもので、異常なタンパク質が脳の神経細胞内にたまり、それが脳幹に現れるとパーキン躁病になるのですが、それがさらに大脳皮質まで広がるとレビー小体型認知症となるのです。
原因は今のところは十分にわかっていません。

初期には物忘れが現れ、さらに進むと具体性のある幻視が見られるようになります。
さらにそれに伴って妄想や異常な行動があらわれることがあるのです。
認知症が進行していても1日の時間帯によっては意識や頭がはっきりしているときがあり、それがぼーっとしている状態と入れ替わりに起こるのが特徴です。


手足のや筋肉の硬直、動きの緩慢さ、小股歩行、無表情など身体的な症状をきたし、これらはパーキンソン病ともいわれるものです。
治療としては、他のアルツハイマー型認知症や、脳血管性認知症に誤診されることが多く、またパーキンソン病と診断されることが多いのが現状です。

そのため、適切な専門医を見つけ、早期に治療及び対応をすることが何よりも大切となります。
有効な治療法は見つかっていませんが、アリセプトと呼ばれる薬は認知障害や異常行動に有効とされています。
このレビー小体型認知症で困るのは幻視ですが、これがこの認知症を発見するもっとも確かなものとなるのです。

認知症のチェック方法

認知症の症状として、記憶力が悪くなり、新しいことが覚えられません
これを記銘力障害と呼んでいます。
そして、以前の経験が思い出せないことは健忘症です。

これは誰でもあるように思われがちですが、多くの人は思い出せることと思います。
認知症の場合は、ほぼ思い出せません。
仮に思い出せたにしても断片的であり、およそ完璧とは言えない状態です。

計算ができなくなりますから、これは計算障害ということがいえません。
さらに判断を間違えます。
これは、判断障害と呼ばれています。

以上が認知症になった場合、あるいは認知症の疑いのある人に多く見られる症状です。
チェック方法としてはよく知られているものがあります。

まずは誕生日を聞きます。
そして、今日の日付を年度から何月何日曜日まで聞き出します。
勘違いなどがあるかもしれません。
年齢も今日の日付、も数字がでてきたらOKと考えてもいいでしょう。

記憶の問題では簡単な三つの言葉を覚えてもらい、後で聞き直すという記憶障害のチェックも行ないます。
さらに。計算障害のチェックを行ないます。
これは100から7を順番に引くというものです。

最初に93が出て、つぎに86が出たら良しとします。
ここで先ほど覚えてもらった三つの言葉を聞き直します。
さらに、5つわかりやすい品物を見せて隠します。

それから、何があったのかを答えてもらいます。
最後に野菜の名前とできるだけ多く行ってもらい、そこでチェック終了です。
このチェック方法で満点は30点となりますが、20点以下で認知症となります。

ネットの声

「ばーさまの診断結果。アルツハイマーか、レビン小体型か、パーキンソン。初期過ぎて診断結果つかず。幻視があるからレビンかと思ってたけど、色々らしい。」

「ニ-チェの晩年は、(脳梅)ではなかった、「アルツハイマー型」「レビ-小体型」「前頭側頭型」認知症であった、」

「アルツハイマーは30年ほど前に元外科の開業医師が、遺伝子がフランスで発見されたと仰っていました。因みにレビ小体脳ですが、薬の副作用でも発症すると思います。」

アルツハイマーにもいろいろあります。だからこそ治療が難しいのですね。

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