
銀行の口座整理 子育て世代はメガバンク、金利重視ならネットバンクも
口座整理の必要性
不正引き出しのリスクを回避するには、こまめに出金記録をチェックするしかありません。
となれば多数の銀行口座を持つメリットは薄れ、「口座整理」をしたほうがいいということになります。
では、どういうふうに「口座整理」をすればいいのでしょうか。
大前提となるのが「預金額」についての考え方。
ファイナンシャルプランナーの深野康彦氏が説明します。
「万が一、銀行が破綻した場合、保護される預金の上限額は1金融機関につき1000万円までなので、1つの銀行には1000万円まで預けるのが基本ルール。そのうえで自分の生活スタイルに合わせた口座整理の仕方を考える必要があります」
子育て世代には「守りのメガバンク」
まだ子育てにお金がかかる世帯なら「守る資産」と「増やす資産」など、目的に応じて使い分ける方法もあります。
経済アナリストの森永卓郎氏。
「資産を守るためには破綻リスクが少ないメガバンクに預けるのがいいでしょう。セキュリティ対策も比較的安心といえるので、“守り”には向いている」
リタイア直前なら「地銀・ネットバンク」
「地元の地銀や信金などは金利面で優遇される場合があるので、頻繁に引き出したり、少しでも増やしたい資産は身近な地銀や信金に預けるといい」と森永氏。
増やすことに特化するなら「金利面ではネット銀行が有利。地銀のネット支店などもあるので比較検討してほしい。各種手数料も安くなっています」と前出・深野氏はアドバイスします。
ネットの声
「ネット銀行使い出したら。
名刺持って挨拶に来る銀行員を、交わす必要がなくなった。普通に利子がよい。ATMただで利用できる。送金手数料もいつも無料。
逆に窓口のある銀行行くと家賃と人件費凄いかかるなーと思ってしまう。」「貧乏サラリーマンのワシはネット専業銀行を使うようになってから、リアル銀行の存在意義が分からなくなってきた。
事業をやっている人たちにとってはリアル銀行は必要なんだろうと理解しているが。」「なぜメガバンク?1000万までは補償されるんだから、金持ち以外はネットバンクで良い。」
銀行も賢く使い分けて整理する時代になってきました。