ビートルズ、コンサートの契約書に入れた「重要なこと」とは?

ポール・マッカートニーが、ザ・ビートルズがコンサートを行なううえで大切にしてきた「重要なこと」を改めて明かします。

ビートルズの契約書に書かれていたこととは?

音楽界の礎を築いてきたと言っても過言ではないザ・ビートルズ。

解散してから数十年が経過するものの、いまだに多くの人に愛されているグループです。

その証拠に、存命のメンバーであるポール・マッカートニーやリンゴ・スターはいまも世界各国で公演を行なっています。

これまで数え切れないほどコンサートを行なってきたポール。

ビートルズがコンサートを行なう時の契約書に入れた「ある重要なこと」を改めて自身のインスタグラムで明かしました。

ビートルズが公演を行なう際の契約として契約書に書いたことは、黒人と白人の席を分けないということだったのです。

人種差別をするならコンサートを行わない

ポールは、1964年に初のアメリカツアーでビートルズが米ジャクソンヴィルで公演を行なった時のことを振り返っています。

「1964年にビートルズがアメリカのジャックヴィルでコンサートを行なう予定だったんだけれど、僕たちは人種によって観客が分けられていることを見つけたんだ。それは間違っていると感じた。だから僕たちは『こんなことをしてはいけない!』と言って、初めて観客が人種によって分かれていないコンサートを行なった。そこからは契約書に忘れずに明記した。僕たちにとってそれは常識的なことだと思った」

と、人種によって差別するなら公演を行なわないと言ったことを明かしたのです。

人種差別が色濃かった時代

アメリカで人種差別が今より色濃かった1960年代からスーパースターとして世界を回っていたビートルズだからこそのエピソード。

ビートルズは昔から人種差別と闘っている人たちを支援、公民権運動を支持しています。

また、ポールは米リトルロック高校で、白人と黒人が同じ学校に通うことが認められたにもかかわらず、白人が拒否し、それでも学校へ行くことをあきらめなかった黒人のなかの2人の女性に影響を受け、楽曲「ブラックバード」を作ったのです。

こうして長い間差別と戦い、差別と闘う人を支援してきたポール。

当然、米ミネアポリスでジョージ・フロイドが白人警官に道路で首を約9分間膝で押さえつけられ殺害されたことに黙っていられませんでした。

「60年経つけれど、警察の人種差別によって無意味にジョージ・フロイドが殺された恐ろしいシーンに世界がショックを受けていることに、さらに彼の前にも起きた数々の事例に悲しく怒りを覚える。私たち全員が、抗議をして声をあげている全ての人たちを支持し、共に立ち上がります。私はジョージ・フロイドへの正義を求めるし、私は苦しんで死んだ全ての人たちへの正義を求める。何も言わないのは、選択肢ではない」

とインスタグラムで声明を出したのです。

リンゴも同調

このポールの声明文は、リンゴも自身のインスタグラムにアップしています。

リンゴはポールの声明文の画像とともに

「ブラザーであるポールが言ったように、ビートルズはいつも平等正義のために立ち上がっており、僕もそれ以来、平和と愛のために働き続けている」

と、コメントしています。

今では様々な人種が分けられることなくコンサート会場に集まっている光景が普通です。

しかし、ポールやリンゴがビートルズとして活躍していたつい数十年前までは考えられない光景だったのです。

こうして差別と闘ってきたビートルズのような人々がいるからこそ、今の光景があり、その経験をしたポールやリンゴの言葉はかなり胸に刺さる内容だったのです。

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