バイクツーリングでもキャンプとなるとそれなりの用具が必要だ。さまざまなキャンプ用品が出回ってとても便利になった

軽量パッキング

アウトドアブームのおかげでいろいろなキャンプ用具が出回るようになった。

ものぐさなバイク乗りでもキャンプが楽しめるようになったのは、これらの道具に負うところが多い。

キャンプ用具の利点は、頑丈なうえに小さいことだ

積載能力が限られるバイク乗りにとってこれは助かる。

バイク乗りなら誰でもそうだが、キャンプでも宿泊でも荷物をできるだけコンパクトにしたいと思っているからだ。

夏のキャンプ装備一覧

夏のキャンプ装備を挙げてみる。

①レインウェア
②ゴアテックスのシュラフカバー
③着替え
④シュラフの下に敷くサーマレストマット
⑤水筒(使わないときは畳める)
⑥医薬品(風邪薬・正露丸・赤チン・絆創膏など)
⑦スキットル(シングルモルトが入っている)
⑧ロウソク
⑨歯ブラシ、ハンドタオル、シェーバー
⑩ヘッドランプ
⑪ラジオ
⑫コッヘル(ふた付きのもの)・コンロとガスボンベ
⑬ザックにもなる3ウェイバッグとレインカバー
⑭1人用テント

 

シュラフがないが、着衣のまま寝れば、夏はシュラフカバーで十分だ。

衣類を脱いでリラックスして眠りたい場合はシュラフがあったほうがいい。

北海道ツーリングの場合は夏でも軽量の羽毛シュラフは必需品だ。

それでも寒い夜はシュラフカバーを重ねて使う。

この組み合わせは本州の春秋のキャンプにも通用する。

パッキングする際は、ゴアテックスのシュラフカバーに衣類など濡れては困るものを包むのが基本だ。

サーマレストマットはスポンジを内蔵していて、広げると自然に膨らむ。

最後にバルブから息を吹き込んで仕上げをする。

断熱性が高いので体が冷えない(夜、地面は想像以上に冷える)。

クッション性はエアマットに軍配が上がるかもしれない。

サーマレストマットを座椅子にするチェアキットが別売されている

よけいな荷物を増やすだけだとバカにしていたのだが、一度使うと手放せなくなった。

キャンプのときは座る場所に困るものなのだ。


1人用テントはモンベル・ムーンライトⅠ型…1人用テントの定番だ。

軽く、風に強く、雨漏りもしない。

安価なテントも売られているが、高くても軽量・頑丈に勝るものはない

10年以上使っているがまだ現役だ。

最新のものはもっと優れているかもしれないが、使えなくなるまで使い倒すのがバイク乗りだ。

最小限の広さしかないので、荷物をテント内に入れるのが難しいのが難点だが。

以上の装備で10キロ以内に収まる。

やはり総重量にもこだわりたい

何を使ってもかまわない

キャンプ用具でなければキャンプができないわけではない

別に何を使ってもかまわないのだ。

荷物を少なくしなければならないというルールもない。

ギターをくくりつけてツーリングをしているバイク乗りをみたことがあるし、中華鍋をくくりつけているバイク乗りもいた。

繰り返しになるが、キャンプ用具を揃えればそれでいいというものではない。

普段使っているもので間に合わせてもいっこうにかまわない。

むしろ、キャンプだからキャンプ用具を使わなければならないという窮屈な考え方を捨てるところから、キャンプの楽しみは始まる。

家庭用のカセットコンロを使っているキャンパーを見たことがある

カセットガスはアウトドア専用品と違って、どんな田舎町でも手に入るし値段も安い。

コンロが大きいため、荷物になるのが欠点だが、その分安定しているので使い勝手はいい。

また、ナイフやフォークのセットを持つ人が多いけれど、実際に使い勝手のいいのは箸だ(カレーは困るけど)。

他にもいろいろな工夫ができると思う。

いろいろ試して、自分に合ったスタイルを見つけていくのもキャンプの楽しみのひとつだ。

荷物を少なくするコツ

軽量パックにこだわるのはバイクを降りて歩くことも考えにいれているからだ。

バイクに積んでいるときはともかく、それを背負ったとたんに「どうしてこんなに荷物を持ってきてしまったのか…」と後悔しないためでもある。

ということはそういった経験を何度もしてきたのだが…。


荷物を少なくするコツは、1つの道具に2つ以上の役割を担わせることにある。

シュラフカバーを着替えの防水に用いるのもこの考えに沿っている。

コッヘルは鍋・フライパン・食器・ヤカンという具合に1つで4つの働きをしてくれる。

キャンプ用のヤカンが売られていて、見た目はかわいいけれど必要性を全く感じない。

ナイフや調理ばかりではなく、暇つぶしにも役に立つ。

爪切りの代わりにもなる。

爪はどういうわけか、ツーリング中によく伸びる。

「爪の成長を促す神経がバイクからの振動で刺激を受けるから」という説があるようだが、真相はわからない。

ナイフでの爪の切り方は西部劇で学んだ。

切るのではなく削るのがポイントだ。

カウボーイたちもたき火にあたりながらそうやって爪を整えていた。

このようにさまざまな使い方ができるのが小型のナイフだ。

ヘッドランプがあればランタンはいらないが、ロウソクくらいは持ってもさほど荷物にはならない。

バッグのこだわり

バッグについて簡単に触れておく。

キャンプか宿泊か、荷物の量や日程などによってバッグは使い分ける。

大は小を兼ねると言うが、少量の荷物しか入っていない大きなバッグは、バイクの上でなかなか安定しない。

収納容量が変化するバッグなら1つで間に合う。

防水を謳っているバッグであってもレインカバーは必ず用意する。

濡れては困るものがあっても高速道路を長時間走行する際は、レインカバーを二重にすることをすすめる。

デイバッグは避けよう。

オンロードタイプのバイクの場合、前傾姿勢をとるため、長時間乗っているとデイパック程度の重量でさえ負担になってくる。

上半身の妨げにもなるので勧められない。

ツーリングから帰ってきたら

キャンプ・宿泊に関係なく、ツーリングから帰ってきたら、使ったものと使わなかったものに分ける。

使わなかったものは次から持っていかない。

キャンプツーリングに慣れないうちは、装備で不安を解消しようとする。

そのため、余分な荷物が多くなりがちだ。

しかし、レインウェアと工具だけは使わなくてもしっかりと持っていく

この2つは保険と考えなくてはいけない。

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