バイクブームがやってくる!?コロナ収束の先に見えるバイクが売れる時代

バイクが売れる時代が到来! コロナ禍の不景気がもたらす「新車販売」の変化

2020年の新車販売はリーマンショック時より少なかった

2020年度、日本のGDP(国民総生産)の伸び率は前年度比でマイナス4.6%。リーマンショック時のマイナス3.6%を超えてしまったことが内閣府から発表されました。

たしかにコロナ禍における自粛ムードは多くのビジネス機会を消失させてしまいました。

一部には巣籠もり需要を享受した業界もあったようですが、多くの家庭における経済状況は厳しく、生きていくだけで精一杯といった状況だったのです。

GDPが過去最高レベルに落ち込むのも致し方ないでしょう。

実際、日本の基幹産業である自動車業界も冷え込みました。

2020年の販売台数は登録車が288万527台、軽自動車が171万8088台の合計459万8615台と昭和のレベルにまで大きく落ち込んでいます。

リーマンショックの影響を大きく受けた2009年でも新車販売台数は460万9256台でした。

わずかな差ではありますが、新車販売の数字からもコロナ禍が、リーマンショック超えの不況を呼んでしまったことはしみじみ感じられます。

日本車販売のピークは1990年

ちなみに、日本における新車販売のピークは1990年で、登録車597万5089台、軽自動車180万2576台、合計777万7665台でした。

この台数から計算すると軽自動車比率は約23%程度と驚くほど低いのです(2020年は約37%)。

1990年といえば、ホンダからNSXが登場した年であり、三菱の初代ディアマンテが3ナンバーブームを起こしていたタイミングです。

バブル期には多くのドライバーが3ナンバー車を選んでいたことがわかります。

リーマンショック後は軽自動車市場が大きく拡大した

軽自動車が売れるようになったのはリーマンショックがきっかけです。

実際、リーマンショックの起きた2008年には186万9893台だった軽自動車の販売台数は、リーマンショックから回復するタイミングでどんどんと増えていき、2014年には227万2790台と歴代最高の販売台数を叩き出しています。

ちなみに軽自動車の年間販売台数でいうと、2012年が歴代4位の197万9446台、2013年が歴代2位の211万2991台となっています。

こうして軽自動車が爆発的に売れたのはリーマンショックの影響によるダウンサイジング指向もあったのですが、2011年12月にホンダN-BOXが誕生したことも大きいといっていいでしょう。

このころから軽自動車市場は一気に拡大したのです。

アフターコロナではバイクブームの到来も

たしかに初代N-BOXは力作であり、名車であったがリーマンショックからの回復期というタイミングだったことも、その人気につながったといえるかもしれません。

新型コロナウイルスの影響による緊急事態宣言が発出されている地域も少なくなく、その終わりが見えないという気分になってしまっているかもしれませんが、ワクチン接種が進めば社会的ムードも変わってくるでしょう。

リーマンショックにおいても5年後の2014年には国内での新車販売は556万2888台となり、2009年比で見ると95万台も増やしていました。

今回も数年後には日本経済は元気を取り戻すことを期待したいところです。

そしてリーマンショック後に軽自動車が売れたように、コロナ禍を抜けた先にどんな世界になるのか大胆に予測すれば、おそらくバイク市場が拡大するでしょう。

なにしろコロナ禍の2020年においてさえ軽二輪(125cc超・250cc以下)は前年比3割増と明らかに販売台数が増えているのです。

原付の売れ行きは落ち込んだまま、軽二輪が前年比で売り上げを伸ばしているということは、コロナ禍において密を避けるためではないでしょう。

趣味性によって売れていると考えるのが妥当です。

経済状況が厳しく、不可分所得が減ったなかで、レジャーやホビーユースとしてモビリティを楽しもうというユーザーにおいては、もはや脱四輪・入二輪といった時代になりつつあるのかもしれません。

ちなみに、軽二輪の圧倒的人気モデルは、ご存じのように「ホンダ・レブル」。

もはやスピードを競うという時代ではありません。

自分のペースで風を感じながら自由にツーリングすることを楽しむ時代になっているのでした。



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