ブラッド・ピット主演の映画『F1』は2025年6月公開!

ブラッド・ピット主演の映画『F1』撮影が完了。アブダビGPではラッセル、ルクレールとともに表彰式の撮影にも臨む

ブラッド・ピットが主演するF1を題材とした映画、その名も『F1』の撮影が、先日行なわれたF1最終戦アブダビGPで、全て完了したようだ。

実際のF1サーキットで撮影

この『F1』はグランプリ開催中のサーキットで頻繁に撮影が行なわれた。

その舞台はシルバーストン、ハンガリー、スパ、モンツァ、ザントフールト、鈴鹿、ラスベガス、アブダビ、メキシコシティなど……

一部のグランプリでは、主人公が在籍するAPXGPのピットガレージも用意され、F2マシンをF1風に改造したマシンを実際に走らせた。

その映画の最後のシーンが、先日行なわれたアブダビGPの際に撮影され、これで全ての撮影が終了したとみられる。

アブダビGPで表彰式を撮影

このアブダビGPでは、実際の表彰式の後、2回目の表彰式が撮影として行なわれた。

これには実際の観客も参加。

ブラッド・ピットは、メルセデスのジョージ・ラッセルと、フェラーリのシャルル・ルクレールとともに、シャンパンファイトをしたという。

なおピットが被っているピレリのキャップの側面には「1st」と書かれているため、優勝したシーンであったようだ。

またこのグランプリの後に行なわれたアブダビでのポストシーズンテストでは、APXGPの2台のマシンが、フェラーリやメルセデスとランデブー走行しているシーンも目撃されており、これも撮影の一環だったと思われる。

「今週ここでピックアップの作業をして、その後編集室に入る予定にしている」

『F1』のプロデューサーを務めるジェリー・ブラッカイマーは、アブダビGPの週末に記者団に対してそう語った。

「映画の2/3は、すでに編集が完了している。そして、これが我々が撮影する最後のレースになる」

公開は2025年6月25日

なお主演のブラッド・ピットは昨年、イギリスGPで撮影が始まった際に、元F1ドライバーのマーティン・ブランドルに対して次のように語っていた。

「今、ちょっと浮かれていると言わざるを得ないよ」

「人生で最高の瞬間だ。雰囲気は最高だし、こういう形で加わって、自分たちの物語を語れるだけでも素晴らしい」

「全てのチームが僕らに門戸を開いてくれた。みんな本当に素晴らしいので、制作をやり遂げることができる。本当に素晴らしいモノになるだろう」

映画『F1』は2025年6月25日に全世界で公開予定(アメリカは6月27日)だ。

ネットの声

「映画「グラン・プリ」以来の本格的現代F1レース映画。
実際のF1で取材撮影した映画が公開されるのは実に60年ぶりのことになる。

本物を使うんだから映像は間違いなく素晴らしいでしょう。
危惧しているのはドラマパートが「フォードvsフェラーリ」みたいなコテコテのハリウッド調になるのではということ。
「栄光のル・マン」みたいにあまりドラマに力入っていなくてもいいからとにかく美しい映像を見たいものです。」

「単なるフィクション映画ではないのがとても魅力的。登場人物とそのストーリーはフィクションだけど風景や観客、対峙する10チームのレーサーは全員、今F1の世界に立っている者達とそれを見ているファンだという事実。」

「そのまま現役のレースを使用しての撮影は凄いですね。ある意味ツノダ選手もハリウッド映画デビューという事になりましたね。すごい!」

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