『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の脚本家が今でも後悔していること

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』脚本家が「見る度に落ち込んでしまう」ほど後悔しているシーンとは

タイムトラベル映画を代表する不朽の名作『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズ。

車型のタイムマシン、デロリアンで各時代を旅した主人公マーティの冒険は、世界中の映画ファンに夢を与えました。

落ち込んでしまうシーン??

985年の第1作公開から2020年で35年が経過。SF映画の金字塔として現在も愛される本シリーズですが、

脚本を執筆したボブ・ゲイルは見る度に「落ち込んでしまう」シーンがあるのだというのです。

存在が消えかけるシーン

完璧と言われるストーリーを手掛けたゲイルは「気に入らなかった、もしくはもっと違う風に出来ただろうなと感じる事はありますか?」と米Comicbookより訊かれると、

「そんな多くはありませんね」と返答。

「けど、見る度に落ち込んでしまうのは…」と続けるゲイルは、

数少ない『バック・トゥ・ザ・フューチャー』での後悔の1つを、第1作より挙げたのです。

「私たちには時間が無くて、特殊効果を完璧に仕上げる時間が無かったんです。ジョニー・B.グッドのシーン。マーティの存在が消えかけた時に、彼が手を見るシーンのことです。手に穴が開いているんですよ。あんな風になるはずじゃなかったんですけど。ほかの部分は徐々に消えかけていくのに、なんで彼の手に穴があるんだよ?って。」

時間が無かった

ゲイルが指す“ジョニー・B.グッドのシーン”とは第1作の終盤…。

未来で結婚し、自分の両親となるはずの高校生のジョージとロレインを結びつけるべく、1955年のヒルバレー高校で奔走していたマーティ。

ダンスパーティーの舞台上でギターを演奏している場面のことです。

ジョージとロレインを隔てるハプニングが起きると、マーティの存在自体が消えかけ始めるのです。

このシーンを見返してみると、半透明となったマーティの手に、穴のような円状の模様がはっきり確認できます。

このシーンについて、「締め切りに追われていたんです。考え直して、良い方法を思いつく時間が無くて」と改めて説明するゲイル。

「一番身をすくめてしまうのがこの場面ですね」

第1作といえば、撮影終了から劇場公開までの期間が僅か9週間半だったのだとか。

ポスト・プロダクション(撮影後作業)の時間が相当限られていたのですが、逆に言えばこれだけの短期間で現在までに愛される傑作が誕生したという偉業でもあると言えますね。

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