<武漢からの恩返し>と書かれた段ボール箱から1枚、また1枚と道行く人にマスクを配るかぶり物姿の中国人女性が話題に。

この光景を撮影した映像が26日までに中国版ツイッター「微博(ウェイボー)」などで1900万回以上も再生されたのです。

日本人への感謝の気持ちを伝えたい

撮影場所は東京・渋谷。時間は23日正午前から午後4時ごろまで。

配布を手伝う男性数人の姿もありました。

映像のコメント欄には中国語で「武漢市民から日本人への感謝の気持ちを伝えてくれてありがとう」などと共感の声が並んでいます。

新型コロナウイルスによる肺炎が広がった武漢には日本政府が各国に先駆けて支援物資を届けたほか、日本から届いた段ボール箱に「山川異域 風月同天(離れていても、私たちは同じ空を見ている)」という漢詩が書かれていたことも中国で話題になっています。

しかし、封鎖された武漢から日本まで恩返しに来るのは難しい…。

ネット上の投稿を手がかりにかぶり物の中の人を探したところ、来日10年になる中国人女性でした。

大学院在学中に広告会社を創業し、モデルや漫画家としても活動しているそうです。

米誌フォーブスの名物企画「次代を担う30歳以下の30人」にも選ばれた才媛なのです。

マスクを配った理由をメールで問い合わせると即座に返事が返ってきました。

<こんな伝染病を日本にもたらして申し訳ない気持ちでいっぱいです。それなのに日本人は武漢に支援物資を送ってくれた。武漢市民を代表して恩返しをしたかった>

マスクは自前で調達

配布したマスクは1000枚で、500枚は中国人女性経営者が中国から買い付けたものを寄付してくれたもの。

残りの500枚は2週間かけて通販で買い集めたといいます。

何度目かのやりとりで苦しい胸の内がのぞきます。

<武漢では感染を広げないように多くの市民が自宅に閉じこもっています。どうか逃げた人たちのことは許してあげてください>

マスクを受け取った日本人から「シェイシェイ(ありがとう)」「ジャーヨー(頑張って)」と頭をなでてもらった。

同じような活動をしたいという中国人グループからも声がかかるようになったということです。

日本からの支援に感謝の言葉が

新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、マスクなどを送る支援の輪広がっています。

日本からの支援に仙台に住む中国人が「感謝を伝えたい」と今の心境を語りました。

仙台市青葉区で漢方薬局を営む候殿昌(こう・でんしょう)さん。

日本の医学を学ぼうと東北大学に留学。以来、仙台で26年間暮らす在日中国人です。

「国籍は中国ですけど、仙台は私の第二のふるさとというより、第一のふるさとです。ふるさと(中国)より長いから」

生まれ育った中国で新型コロナウイルスの感染拡大が報じられて以降、候さんの周りでは「親せきや友人が武漢にいるから心配だ」と不安の声が聞かれたということです。

そこで、候さんは在日中国人の知人と共にマスクや防護服、医療用手袋などを調達、2月16日、武漢市の医療機関に支援物資を届けました。

支援にあたっては仙台の人も力を貸してくれたそうで候さんは、その感謝の気持ちをブログに綴っています。

候さんのブログ

「マスクをはじめ医療用品を送ってくれて今、中国では日本政府と国民に感謝一色です」

候さんが思い出したのは東日本大震災の時の日本人の姿だったと言います。

「日本人はスーパーでもガソリンスタンドでも並んでいる。1人でたくさん買う人がいない。でも中国人の国民性の悪いところで、並ばないとか、大量に買い占めるとか、日本人と中国人の違うところ」

一連の中国人の行動は日本と中国の溝を深めかねない、そう心配する候さんがあるエピソードを話してくれました。

それは中国の文豪・魯迅と東北大学の藤野厳九郎教授との交流の話。

日清戦争で日本に敗れた中国を蔑視する風潮があった頃、日本にやってきた魯迅は留学先の東北大学で孤独を抱えていたといいます。

そんな時、魯迅に対し熱心に指導を行ったのが藤野教授だったのです。

人種の壁や国民性の違いではなく、人と人がつながる事の大切さを候さんは訴えます。

懐仁堂漢方薬局 店主 候殿昌さん

「私から見るとこれは両国にとって大事な財産ですね」

候さんが仙台で漢方薬局を営む理由。

それは中国人である自分が日本の人たちに役立つ存在でありたいと思うからだと話します。

ネットの反応

「侯さんは、素直な気持ちで感謝されているのに、はしかけだとか、マスクたりないのは中国人のせいとか。このご時世、言いたい気持ちはわかるけど、この記事での否定的なコメントは失礼だと思うな。戦時中に罪ない人を吊し上げて非国民と騒いだ輩と変わりない。感謝の気持ちでいてくれる中国人が増えてくれて、特定思想に惑わされずに日本を理解する人が増えてほしいけど。早く世界中に広がったコロナウイルスが沈静化して、みんな普通に暮らせる日が来てほしいと願うよ。」

「普通の中国人なら今は結構まともな人が多いよ。今も20%位は非常識なのも健在でそれが相当やらかすから目立つというのが現状なんじゃないかな。マスクは本当に買えていないが、死と隣り合わせの中国に送るのを非難する気にはなれない。花粉症も出始めていて欲しいのは本音だが、今は極力の外出回避、手洗い、うがいなどで自衛しますわ。」

「マスク送る事に批判はないけど、なぜ今の時期にと思う。仙台あたりにはまだ感染者がいないから危機感は少ないのかも。でもどこでもマスクは無いですから、どうやって沢山のマスクを集めたのかそれが不思議です。良い話しですが、周りの方々が困ってるかもしれませんからぜひ近くの方にマスクあげて下さい」

この新型肺炎はいつ収束するのでしょうか。すでにパンデミックなのかもしれませんね

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