【F1GP】2026年はホンダにキャデラックにトヨタも参戦したら百花繚乱・群雄割拠で楽しくなるかも!

キャデラックF1チームの参戦をF1とFIAが最終承認。2026年に11番目のチームが誕生へ

キャデラックF1チームがF1への参戦に関する最終承認を受けたことが、3月7日、F1およびFIAから発表された。

TWGモータースポーツおよびゼネラルモーターズ(GM)の支援を受けて活動するキャデラックは、2026年にF1に
デビューする予定で、来年のF1参戦チーム数は11チームに拡大する。

フェラーリのPU搭載

FIAとフォーミュラワン・マネジメント(FOM)は、キャデラックF1チームが、来年に既存の10チームとともにF1に参戦するための要件を満たしたと発表した。

2023年2月、FIAが新たなF1チームの募集を行い、10月にはマイケル・アンドレッティとゼネラルモーターズ/キャデラックのパートナーシップによるチームを承認したものの、2024年1月に、F1がこのチームとの契約を拒否した。

その後、F1が反対する理由のひとつといわれたアンドレッティがプロジェクトから外れ、2024年11月にF1は、キャデラックF1チームの参戦に関して基本合意がなされたことを発表した。

そして3月7日、チームはF1参戦に関して、F1およびFIAからの最終承認を得たことが発表された。

キャデラックF1チームは、最終的には自社製エンジンを搭載し、ワークスチームとして参戦することを目指しているが、当初はフェラーリのパワーユニットを搭載してF1に参戦する。

チーム数は11に

F1の社長兼CEOであるステファノ・ドメニカリは次のようにコメントした。

「11月に述べたように、ゼネラルモーターズがキャデラックチームをF1に参戦させるという取り組みは、我々のスポーツの進化を示す重要で前向きな証しだった」

「ゼネラルモーターズおよびTWGモータースポーツが何カ月にもわたって建設的に関与してくれたことに感謝したい。そして、F1にとって再びエキサイティングな1年となる2026年から、このチームをグリッド上に迎えることを楽しみにしている」

FIA会長モハメド・ビン・スライエムは、チーム数が11に拡大することは、F1の歴史において重要な出来事であるとコメントした。

「本日は変革の瞬間であり、この選手権にとって前向きな一歩となるこの決定を、FIAのリーダーとして導くことを誇りに思う。FIA F1選手権が2026年に11チームに拡大することは、ひとつの重要な節目だ」

「GM/キャデラックは新たなエネルギーをもたらし、FIAの2026年新規則に適合しながら、スポーツにとってエキサイティングな新時代の幕開けを告げることになる」

「キャデラックF1チームのパドックでの存在は、将来の競争者やファンにインスピレーションを与えるだろう。彼らの参入は、モータースポーツの限界を最高レベルで押し広げるという我々の使命を強化するものである」

TWGモータースポーツのCEOダン・タウリスは「過去1年間、我々はゼネラルモーターズと緊密に協力し、並外れたF1参戦のための強固な基盤を築いてきた」と述べた。

「そして本日、FIAおよびフォーミュラワン・マネジメントからの最終承認を受け、2026年を視野に入れた今、我々は取り組みを加速させている――施設を拡張し、最先端技術を洗練させ、そして一流の人材を引き続き集めていく」

GMの社長マーク・ロイスは「キャデラックF1チームが正式に承認されたことに大きな喜びを感じている。チームはその活動を加速させている」とコメントした。

「FIAおよびフォーミュラワン・マネジメントのリーダーシップが、我々とTWGのパートナーを支援してくれたことに心から感謝している。GMのエンジニアリングの専門技術をF1という格式高い世界的な舞台で披露する日が近づくにつれ、興奮はますます高まっている」

TWG GMパフォーマンス・パワーユニットのCEOラス・オブレンスは「我々のパワーユニットの継続的な準備と開発は進行中であり、一流の人材を採用するために懸命に取り組んでいる」と述べた。

「経験豊富なエンジニアリングスタッフをさらに増やしながら、近い将来に初のV6エンジンを稼働させることを楽しみにしている」

ネットの声

「フェラーリPU以外はゼロからのスタートとなるので参戦して数年は苦戦が予想されますが、新チームなのでがんばってほしいですね。フォードも部分的ではありますが参入してきていて、アメリカメーカーからのF1参戦には人気が高いアメリカの情勢を反映しているのでしょうか。いずれにしても将来的に自社製PUを積むようになる事を期待してしまいます。」

「アンドレッティではなくキャデラック。ネームブランド的にアメリカでのF1人気を考えれば致し方ないのかも。交渉下手で最終的に弾かれたとはいえ、チームファクトリーを1から立ち上げ、F1参戦に意欲を燃やし膨大な資金を費やして、チームの土台を築き上げたマイケルにも敬意を払いたいね。ともあれ台数が増え、ドライバー枠が広がるのはいいコト。「完全に実力主義でドライバーを選ぶ」チーム代表のグレアム・ロードンが断言している以上、角田クンが候補に挙がるのは間違いないと思う。」

「マイケルがチームから手を引くと発表した途端に直ぐ承認されたぐらいだから、マイケルがどれだけ嫌われていたか判るな。ま、当時マクラーレンに少し乗ったぐらいで大して関わっていなかった気がするけど。親父のマリオはまだチームに関わっているけど、そちらは流石に目を瞑ったのかな。」

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