こうなるよね…中国マスクの生産バブルが崩壊したんだって

中国メディアの財経天下週刊は25日、「中国のマスク生産ビジネスの羽振りの良さは過去のもの」とする記事を配信しました。

記事によると、5月1日からの労働節の連休期間中、安徽省安慶市で、規模の小さくないマスクメーカーが倒産したということです。

ネット上では、売れ残った大量の箱入りマスクを従業員が運び出す様子を収めた動画が拡散されています。

マスクバブルに踊る

4月末に1台1万元(約15万円)以上の価格でマスク製造装置を200台以上購入。

数千枚規模の受注を獲得した江蘇省張家港市の衣料品メーカーは、わずか半月後に受注難に見舞われました。

マスク製造装置を投げ売ることになったのです。

今年の春節(1月25日)前後、新型コロナウイルス感染症が大流行すると、中国国内ではマスク需要が急増。

市場には短期的な「ボーナス」がもたらされ、多くの投機家を呼び寄せました。


マスク生産で一夜にして富を手にした話が、メディアをにぎわせたのです。

各地の中小企業だけでなく大手メーカーもマスク生産に参入。

自動車メーカーの比亜迪(BYD)は1月31日、マスク生産への切り替えを決定。

深セン市内のスマートフォン生産ラインをマスク生産ラインへと改造し、2月17日から量産化を開始しました。

3月12日に日産500万枚に到達すると、12日後には同1000万枚、4月下旬には同2000万枚へと増え、世界最大のマスクメーカーとなったのです。

国内の感染拡大が落ち着き、マスクの供給が改善されると、マスクプレーヤーは視線を海外市場へと向けるようになりました。

すぐに市場は飽和状態に

税関総署によると、中国から輸出されたマスクは、3月1日から4月4日までが38億6000万枚、4月5日から30日までが239億4000万枚に上ったということです。

この2カ月間に中国は、昨年の世界全体のマスク生産量の3倍に相当する278億万枚を輸出したのです。

しかし、こうした「狂乱」が長続きすることはありませんでした。

1月23日から続いた武漢市の封鎖措置が4月8日に解除されます。

北京市が4月30日から同市の「重大突発公共衛生事件」レベルを「1級」(特に重大)から「2級」(重大)に引き下げるなど、流行状況の改善が示されます。

すると、マスクの需要は大きく減少していったのです。


加えて国内の1日当たりのマスク生産量は2億枚となり、市場が飽和状態になるにつれて、小規模のマスク工場は追い詰められるようになりました。

価格も崩壊

工商登記資料によると、3月17日時点で異業種からマスク生産に参入した企業数は1万5528社に上っているということです。

2月にマスク生産に参入し、六つの生産ラインを稼働させ、多い月で3000万元(約4億5200万円)を稼いだという男性は「5月に入ると明らかにマスクが売れなくなった」と感じるようになったといいます。

男性によると、KN95マスクは、20日前まではまだ1枚当たり7.5~8元で売れたが、現在は4元まで下げているということです。

ネットの反応

「心情的に経緯がよくわからない野良マスクを買う気になれない。コロナ以前の激安でなくてもいい、早く薬局ドラッグストアでちゃんとしたマスクを買えるようになってほしい。」

「路上で売られてるマスクの多くが欧州の検品で弾かれたB級品の可能性があります。それでも使えるやつはあるのでしょうがそれならせめてドラッグストアやスーパーで売ってるものを買います。」

「マスクはもう儲からない。そうやって大半の人が生産から手を引くから。その時にまた品不足に陥る可能性はある。また供給が追いついたことにより品質が求められてきている。コストを抑えつつ品質の良いメーカーが生き残るだろう」

中国製マスクの評判は地に墜ちました。

品薄の中店頭に出回り始めたのは中国産のマスクです。

ドラッグストアで買うならまだしも、もう少しで国産マスクも供給されるようになるのでそこまでの辛抱ですね。

アベノマスクも十分に活用できますね。

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