海外で日本のシティポップが大人気!日本でもブーム再燃!

海外で日本の70年代~80年代の日本のポップス「シティ・ポップ」が大人気なのだそうです。アジアではもともと人気の高かった日本のシティポップ…それが欧米にも広がりを見せ、若い世代の音楽ファンの間で人気を博しているのです。

新たなジャンルとして確立された!?

70年代~80年代というと、日本も世界第2の経済大国としてブイブイ言わせていた時期です。バブルが弾ける前ですから、あらゆる面で活気のあった時代ですね。

当時のシティポップのアーティストというと、山下達郎、竹内まりや、角松敏生、杏里などが筆頭となります。日本でも今に通じるものがありますし、いずれも現在も活躍しているアーティストですよ。


欧米では、「ヴェイパーウェイヴ」や「フューチャー・ファンク」といった新たな音楽ジャンルが起きているのですが、その元ネタとして、日本のシティポップが「発見」され、評価を高めているのです。

そして、その再評価の波は前述したアーティストだけではなく、Winkやラ・ムー(菊池桃子)など、昭和のアイドル歌謡にまで広がりを見せ、注目を集めているのです。

「クールジャパン」という言葉が世界中で流行りました。今にも通じているのですが、日本では思いもよらないところから日本ブームが起こることがあります。それが今はシティポップに波及したということでしょうか。

音楽性は高く評価されていても、言葉の壁から日本の歌が世界的ヒットしたのは、坂本九の「上を向いて歩こう」まで遡らなければいけません。半世紀以上も前の出来事ですが、それに近いうねりが現在も起きているということなのです。

「上を向いて歩こう」は一曲のみですが、現在のシティポップは時代そのものですから、うねりの波の大きさが違うといってもいいでしょう。

竹内まりやの「Plastic Love」が人気に

背景にはYoutubeで日本の70年代~80年代のポップスに出会い、それを愛好する海外のファンの存在です。当然ながらニッチな存在なのですが、そういった音楽ファンのコミュニティも存在しているのです。

そして、特に大きなうねりを起こしたのが、アルバム『Variety』に収録された竹内まりやの代表曲「Plastic Love」だったのです。

人気の高さは、Google Trendによるアーティスト名の検索数の推移でも裏付けられています。「Mariya Takeuchi」の検索は2016年までは極めて少なかったのが、2017年から急上昇してきたのです。

そして、これに「ヴェイパーウェイヴ」や「フューチャー・ファンク」という新たな音楽ジャンルの流行が重なります。

ヴェイパーウェイヴ80年代から90年代の楽曲をサンプリング加工した音楽性が中心どことなく甘美なノスタルジーを感じさせるテイストが特徴です。

スローテンポな曲調が主流のヴェイパーウェイヴに対し、よりビート感を強調しダンサブルに仕上げた「フューチャー・ファンク」と呼ばれるジャンルのブームも広がりました。

フューチャー・ファンクのジャンルにおいて代表的なアーティストの一人が、Night Tempo(ナイト・テンポ)です。竹内まりや「Plastic Love」の海外でのヴァイラル的な人気を巻き起こした当事者の一人なのです。


「plastic lover」を名乗るアカウントによって2017年7月5日にアップロードされた非公式MV。その後、著作権侵害の申し立てによって削除されたのですがが、再生回数は2500万回を超えた(2018年6月15日現在)ということです。

サカナクション 「忘れられないの」もこの流れを汲んでいる

サカナクションの「忘れられないの」のPVが公開されています。楽曲だけではなく当時の雰囲気まで、見事に80年代前半を再現していると評判です。

PVのテーマは「80年代前半の新しくて懐かしいポップスの世界を現代に再現」メンバー及び出演者全員の衣装は1980年代W前半のファッションを研究して制作されているのです。


ヤシの木やビーチパラソルといった当時のトレンドを連想させるモチーフも登場しています。撮影はオールドビデオカメラで撮影し、当時の質感を再現しているといった凝りようです。

原点回帰、良いものは良いといった再評価の時代に入ったのでしょうか。いっぽうで「原点回帰の傾向はアイデアの枯渇もあって安易な逃避…」という声もありますが…。

ネットの反応

「今よりも70年代や80年代の曲のほうがいい。優しい感じがして聞いてて落ち着く」

「シティポップってなんかノリノリで元気になる。ワクワクするような底上げ感があるところが好き」

「ナイアガラ好きだったな。良い曲は時代が変わっても良い曲なんだなって再認識した」

原点回帰だっていいじゃない。

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