
マスクが手に入りにくくなっているのを受け、岡山県総社市の障がい者福祉施設が布製マスクを手作り。
市役所の1階ロビーで販売を始めました。
販売初日の3月16日は用意した100枚が20分で完売。
平日だけの販売予定で、24日までの整理券を急きょ発行。
当面は計1万枚を目標に、急ピッチで生産するということです。
生産は市内の障がい者福祉施設で
市内七つの就労継続支援A型・B型両事業所に通う人たちが、市の呼びかけに応じて生産を開始。
素材は総社産のデニム生地で、男性、女性向けのそれぞれのサイズを用意。
一つ400円(税込み)。1人2枚まで。
販売開始に立ち会った片岡聡一市長は
「ジャストフィット。守られている感じがする。洗えば洗うほど風合いも出ます」
と出来栄えを絶賛しています。
手作りのため、当面は1日40~50枚が精いっぱいで、量産に向け「学校などで眠っているミシンを借りるなどして態勢を整えたい」としています。
16日は市役所の販売場所に200人が列をつくっていました。
マスクを作ったのは初めてという関信江さん(53)は「マスクは今や貴重品。布製なので繰り返し洗って長く使ってもらえれば」と話していました。
購入者の声
(購入した人はー)
「こういう使い捨てじゃなくて、洗えるマスクをいろんなものでできたら良いなあと思います。こういうふうな取り組みはありがたい」
16日に買えなかった人には、17日以降購入するための整理券が配られました。
今後の販売については生産状況を見ながら判断し、総社市のホームページで順次販売情報を公開するということです。
マスクはいつ手に入る?増産や輸入の最新情報
政府は週1億枚の供給に加え、「マスク製造設備導入支援補助金」を活用。
3企業のマスク製造事業やマスク部材製造事業を採択。
最先端のマスク製造ライン新設なども予定しています。
輸入に関しては、前週から数社が中国などから1,000万枚レベルで再開。
4月1日以降はさらに週2,000万枚レベルの輸入増を目指しているということです。
国内アパレル縫製企業では、ミャンマーの工場でガーゼマスクの生産を開始。
次週には、ガーゼマスク4,000枚の輸入を開始し、3月9日の週には10万枚、3月中には100万枚の輸入を目指し、その後は需要に合わせて400万枚にまで拡大していく計画だということです。
このほか、手指消毒用アルコールについても国内主要各メーカーが増産中。
全体では、2月は前月比1.5倍を増産、今後も増産予定だとしています。
ネットの声
「デニムということで通気性が気になる…通気性が問題ないならちょっとおしゃれでいい商品だと思う。」
「手作りマスク作って使ってます。職場は介護、家には基礎疾患持ちの親。「手作りは予防にならないよ」と言われますが、私が無症状でかかっていたら周りにうつすかもしれない。効果の程は科学的に実証されていませんが、どこにもマスクは売ってない。ならば作るしかない。デニムマスク、おしゃれでいいと思います。」
「花粉症だからマスクは必需品。これは花粉をブロックしてくれるのかわからないが無いよりずっといいだろう。何よりマスク無しでクシャミでもしようものならどんな目に会うか分からないので、何か口に当ててないと外に出られない。」
生産枚数の少なさは仕方ありませんが、あちこちでこういった取り組みが行われているのはいいですね。
デニムというのも岡山ならではです。