厚生労働省「平成30年 国民健康・栄養調査」によれば、20歳以上の人の肥満(BMI≧25 kg/m2)の割合は男性32.2%、女性21.9%でした。

年代別では男性は50~59歳が37.2%、女性は70歳以上が27.7%と、それぞれ最も高くなっているのです。

成果が出ないのは?

厚生労働省による「健康日本21(第二次)」では、20~60歳代男性の肥満者の割合は28%、40~60歳代女性では肥満者の割合を19%に改善することを目標に掲げています。

そこで、チョコやアイスなどのスイーツ類はもちろん、食事は糖質の白米やパンも極力食べないように減らしている…という人も多いのではないでしょうか。

一方で、節制してダイエットに励んでいるのに成果がほとんど出ないという声も…。

実際、ダイエット中に「食べていないのにやせない」という経験がある人は少なくないというのです。

実は自覚している以上に食べている

健康体の人の場合、摂取カロリーがこれまでよりも抑えられている状態にもかかわらず痩せないというのは、理論的には考えにくいことです。

それでは、「食べていない」のにやせないのはなぜでしょうか。

もしかしたら、自分の食べた量や内容をきちんと把握していなかったり、自覚している以上のカロリーを摂取したりしているのかもしれません。

食べていないのにやせないと感じたら、まずは食事日記をつけることが大切です。

食事日記は「レコーディングダイエット」とも呼ばれているもの。

自分の食べたものを記録することで改善点を客観的に把握することができるのです。

量は食べていなくても栄養バランスが悪い

食事量をただ減らすだけでは体脂肪を燃焼させるために必要な栄養素も不足してしまいます。

やせるために必要な栄養素は様々なものがあるのですが、その筆頭がタンパク質です。

皮膚、内臓、血液など体を構成する大部分はタンパク質が基本成分。

不足すると筋肉量が低下し、基礎代謝が低下します。

すると、それまでと同じ食事量でもカロリーが余るようになってしまうのです。

その余剰分のカロリーは脂肪として蓄積されてしまうことになります。

平日ダイエット週末リバウンドの繰り返し

平日は集中してダイエットをしていても、週末の食べ過ぎ飲み過ぎで一気にリバウンドというのもよくあるパターン。

ダイエット中だからといって食べてはいけない食べ物はないと言われています。

食べる量にさえ気を付ければ、好きなものを食べてもダイエットに支障はありません。

ストイックな食事制限は、結局はリバウンドの原因となりかねないのです。

平日・週末問わず、極端な食べ方だけは避けるようにしましょう。

テレビやスマホを見ながらの〝ながら食べ〟

テレビやスマホ、PCなどを見ながら食べると、集中が食べ物以外に向いているため、食べているという実感が得にくいもの。

しかも意識が他に向いているため食欲の抑制が効きにくく、気が付けば1袋のお菓子を空けてしまっていたということも…。

このため「食べていないのになかなかやせない」という事態になってしまうのです。

夕食の時間が遅い

人間の体は朝より夜の方が太りやすい状態になっています。

同じもの・同じ量を食べたとしても、朝食べるのか夜遅くに食べるのかで変わってくるのです。

この太りやすい体質を作っているのが、「BMAL1(ビーマルワン)」と呼ばれるタンパク質。

夜10時頃を過ぎるとエネルギーを脂肪分として蓄えるため、BMAL1が急増して太りやすい状態になることがわかっています。

また食べてすぐに寝ると睡眠中に血糖値が高い状態になり、カロリーが大きく消費されることなく体に脂肪として蓄積されてしまいます。

夕食は就寝2~3時間前までには済ませるようにしましょう。



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