ドカベン入浴法に注目!中山美穂さんの急死で注目!

中山美穂さん急死で注目のドカベン入浴法 理にかなっていた!医師の森田豊氏「素晴らしい」と絶賛

都内の自宅の浴室で6日に死亡しているのが見つかった歌手の中山美穂さん(享年54)の死因が「入浴中に起きた不慮の事故」と発表されたことで、人気漫画シリーズ「ドカベン」の“山田太郎の入浴法”に注目が集まっている。

スポニチアネックスでは9日、医師で医療ジャーナリストの森田豊氏にこの入浴法が理にかなっているのか聞いてみた。

妹のサチコに伝授

冬場の浴室では、急激な気温の変化により血圧が変動して心臓や血管の疾患を発症するヒートショックがより一層起きやすい。

中山さんについては、ヒートショックや入浴前に飲酒があったかどうかなど、具体的な要因は示されていないが、浴室での急死を受け、ヒートショックへの対策を含め、入浴法を見直す人が増えている。

そこで、ネット上で話題になったのが“ドカベンの入浴法”だ。

人気漫画シリーズ「ドカベン」の主人公・山田太郎はいきなり浴槽にザブンと入った妹のサチ子に「そんな入り方は心臓によくない」と注意。

その後、足にかけ湯をした後、浴槽に入り、立ったまま2、3分待つように伝え、

「下半身が温まるとそのうちに上半身にも血液が正しく流れ始める」と説明。

その後、徐々に肩までつかるように教えるシーンがある。

医師も絶賛!徐々に温めて…入浴中のアクシデントで年間19,000人が死亡

森田氏はこのドカベンの入浴法を「素晴らしい」と絶賛。

「気温の変化で血圧が乱高下すると、脳出血、大動脈解離、心筋梗塞、脳梗塞などの病気の引き金になるので、風呂場では体を徐々に温めることが大切。

この意味で山田太郎はまさに徐々に温めることを実践している」と説明。

「湯船に浸かったまま2、3分というのは、もう少し短くてもいいかなとは思いますが、そこまで余裕を持ってゆっくりできたらいいなという時間でもあります」。

さらに「徐々に肩まで入っていくというのはとてもいい。41度以下でお湯につかる時間を10分以内にすることを守れば、65歳の高齢者にお勧めしたい」と話した。

消費者庁の分析調査によると、入浴中のアクシデントで命を落とす人は全国で年間1万9000人と推計される。65歳以上では交通事故死の約2倍という。

せっかち、早口、早食い、周囲の評価を求める人が危険!?

森田氏によると、せっかち、早口、早食い、周囲の評価を求める人は「いつも交感神経が高ぶっていると考えられるので、心筋梗塞を発症するリスクが2~3倍高いと報告されています。

こうした人にもゆっくりと温まるドカベン入浴法はお勧めです」とした。

また、入浴前に脱衣所や浴室を温めたり、食後すぐの入浴や飲酒後、医薬品の服用後の入浴、湯温は41度以下、お湯につかる時間は10分までを目安にするなどの基本的なことを守ることも呼び掛けた。

ネットの声

「ヒートショックうんぬんを語るなら昨今のサウナブームは絶対に良くない。風呂どころかトイレや洗面所ですらヒートショックのリスクがあると言われているのに、なぜ究極の寒暖差を体感するサウナブームについては誰も警告しないのだろうか。それどころかメディアでは盛んにサウナ特集を行い、『ととのう』と称してヒートショックを奨励するような番組を量産している。」

「湯温は40℃にしているけど、正直物足りない。できれば42℃位が好き。まぁでも節約の意味もあり子供も入るし40℃で湯量も半分位なんですが、寒いんだよね、出る時。だからどうしても長くつかってしまう。半身浴なら長くてもいいのかなぁ?電気代かかるけど暖房つけるしかないのかなぁ…」

「水島新司先生は、同じドカベンで「練習中水は飲むな!」が当たり前だった時代に、炎天下の試合で常識を無視して試合中水をガブガブ飲んでいた弱小チームが相手選手全員が熱中症で倒れたため勝つという描写もしてますから、健康に関しては先見の明があったようですね」

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