延滞となると信用情報にも傷がついてしまいます。そんなときでも新規でお金を借りることができるのでしょうか。

銀行と消費者金融会社のどちらで借りる?

ある程度まとまったお金が必要な場合でしたら、銀行か消費者金融会社からお金を借りるようにしましょう。
銀行と消費者金融会社を比べると、金利の低い銀行で借りたほうが金利手数料も少なくて済むので返済も楽でしょう。
それと、消費者金融会社の場合は、どうしてもサラ金のイメージがつきまとってしまいます。

特に中高年の世代でしたら、サラ金の厳しい取り立てを間近で見てきた世代ですから、サラ金のイメージは特に強く残っていることでしょう。
サラ金といわれた時代は、バブル期の前後が特にサラ金の全盛期といっていいでしょう。
どれだけ厳しい取り立てだったかというと、一家離散や夜逃げ、さらには一家心中といった暗いニュースが連日テレビや新聞に取りざたされていた時代です。

そのような時代ですから、バブルがはじけて誰もがお金を持たなくなってくると、反対に消費者金融会社の全席期が始まったといっていいでしょう。
それと同時に、消費者金融会社の厳しい取り立てがさらに脚光を浴びるようになったのです。
極めつけとなったのは「内蔵を売ってでも金を作れ」というフレーズでしょう。

これは大きなインパクトとなって当時の人の心に残ったのです。
それが闇金といった不法業者が言ったのならさもありなんということにもなるのですが、それを言ったら消費者金融会社は、現在も続いている大手消費者金融会社の一つだったのですから、ことを大きくしたのです。
そこから、行政のほうも重い腰をあげて、消費者金融会社を規制するような法改正が行われました。

夜間の取り立ての電話をしないといった取り決めもこのときに定められたものです。
そういった風潮の中で、返済が厳しくなる元凶となっていた金利にもメスが入ったのです。
いわゆるグレーゾーン金利の撤廃がそれなのですが、出資法と利息制限法で定められている上限金利が、それぞれ違うことを利用したグレーゾーンを利用した貸し出しを行っていて、より高い金利で貸し出しをしていたのです。

その上限金利を20%に統一することで、金利手数料が少なくなっていったのです。
20%でも十分に高いのですが、当時はそれ以上の金利手数料を支払っていたということです。
グレーゾーン金利の撤廃で、それ以降の貸出金利が決まったのですが、それだけでは済まずにそれまで、不当に高い金利手数料を支払われていた債務者に過払い請求権が認められたのです。

それによって過去に支払った、払いすぎた金利手数料を請求できるようになったのです。
消費者金融会社は、過払い請求に耐えられずに、経営不振、さらには廃業する消費者金融会社が続出したのです。
消費者金融会社全盛期は3万社を超える消費者金融会社が合ったのですが、現在は2,000社に満たないのですから、どれだけ消費者金融会社が淘汰されたかがわかると思います。

現時の大手消費者金融会社も経営破綻を起こし、自力再生ができずに銀行グループの傘下に入った大手消費者金融会社がほとんどなのです。
アイフルは銀行グループには入っていませんが、それでも経営破綻を起こし、多くの企業から支援を受けています。
さらに、消費者金融会社には追い打ちをかけるように総量規制もありますから、消費者金融会社を取り巻く環境は厳しさを増していったのです。

銀行カードローンは、誰でも気軽にお金を借りるということではありません。
というのも、銀行カードローンを借りるにしても審査があるのです。
審査に通るにはある程度の属性の高さが必要になります。

この属性というのは、信用度や返済能力、あるいはお金の借りやすさを計る指標のようなものです。
属性はさまざまな項目で成り立つのですが、その中でも大きなウエイトを占めているのが雇用形態なのです。
雇用形態は正規雇用と非正規雇用の二つに分けられます

正規雇用はいわゆる正社員のことであり、非正規雇用はパートアルバイト、」派遣社員、契約社員のことです。
これを見ても正規雇用の人のほうが属性が高いのが分かるのですが、それは収入が多いとか少ないと言ったことではないのです。
銀行カードローンの申し込み条件は二つあって、一つは満年齢が20歳以上ということなのですが、もう一つは安定した収入のあることです。

こう考えると非正規雇用の人は安定した収入があるとはいえません。
それを決定づけるのが雇用形態なのです。
正規雇用でしたら、入社時に会社と交わす雇用契約が定年まで有効です。

つまり定年まで雇用が保証されているのです。
終身雇用は崩壊したというのが通説になっていますが、日本企業の本質はあくまでも終身雇用制です。
それは昔も今も変わっていないのです。

そして、非正規雇用の人ですが、こちらにも雇用契約があります。
ただしこちらの雇用契約は有期契約になります。
期間は3ヵ月や6ヵ月、さらには1年といったものです。

この雇用契約の期間は雇用が会社によって保証されているのですが、更新時は双方の同意が必要なので、会社が更新しなければ即刻退社ということになります。
これが、昨今で話題になっている雇い止めということです。
雇用契約の期間だけ雇用が保証されているのは、正規雇用も非正規雇用も同じで当たり前のことなのですが、その期間が全く違うということですね。

この部分を見て、銀行からしたら非正規雇用の人は、安定した収入を得ているとは言えないということになるのです。
銀行カードローンの審査が厳しいのは、カードローンの原資が口座開設者からの預かり金ということが大きいのです。
ですから、大切な預かり金がカードローンの原資となっているのですから、貸し倒れに遭うわけにはいきません。

そのため、リスク回避として銀行は保証会社と提携しているのです。
銀行カードローンに融資の申し込みをすると、銀行の審査の他に保証会社の審査も受けなくてはいけません
当然ですが、双方の審査に通らないと銀行カードローンの融資を受けることはできないのです。

保証会社の役割は、銀行カードローン利用者が銀行に対して返済不能となった場合、保証会社は、残りの債務全額をカードローン利用者に代わって銀行に支払います。
立て替えたお金は、保証会社からカードローン利用者(債務者)に請求されることとなるのです。
この時点で債務整理に入っているので、保証会社と債務者の間では任意整理交渉が始まるということです。

こうしてみると、銀行側はノーリスクにも見えるのですが、原資は戻ってきますが、返済不能となった以降の返済利息による収益がなくなるのですから、銀行もまったくのノーリスクであるとはいえないのです。
また、銀行カードローンにはデメリットもあるのです。
それは、即日融資ができないということです。

一頃は、メガバンクやネット銀行などが中心になって、即日融資やスピード融資をネットやテレビコマーシャルなどで大々的に宣伝していました。
しかし、昨今ではそのような即日融資の宣伝広告などを見ることはできません。
これはいったいどうしたことかというと、単に即日融資ができなくなったので宣伝をしないのです。

というのも、銀行カードローンに融資の申し込みをすると、銀行は申込者の信用度などを審査するのですが、その際に警察庁のデータベースにも申込者の情報を照会しなくてはいけないのです。
不正融資を防止する施策なのですが、その照会情報を得るのが早くても翌日以降ということなので、物理的に銀行カードローンの即日融資は不可能になったということです。
ですから、即日融資を希望する場合は、大手消費者金融会社のカードローンに頼らざるを得ないということですね。

消費者金融会社でお金を借りる

銀行カードローンでお金を借りることができなかったら、消費者金融会社のカードローンに頼るしかありません。
もっとも、銀行カードローンの審査に落ちてすぐに消費者金融会社のカードローンに融資の申し込みをすると審査に落ちてしまいます
属性に問題があると考える人も多いのですが、この場合、銀行カードローンの審査に落ちた情報が信用情報機関に記録されていることが原因なのです。

審査に落ちたというのは金融事故情報として扱われるので、消費者金融会社が申し込みを受けて信用情報機関に照会して、金融事故情報を得るとその時点で審査落ちとなるのです。
それだけ金融事故情報というのは重いということですね。
これを申し込みブラックと呼んでいます。

ずっとその記録が消えないわけではなく、審査落ちしてから、6ヵ月を過ぎると消えることになります。
逆に考えると銀行カードローンの審査に落ちると、新たな消費者金融会社のカードローンには6ヵ月は申し込みができないということになるのです。
いたずらに申し込みをして審査に落ちると、そこからまた6ヵ月は審査落ちの記録が消えないのですから、一度審査に落ちると6ヵ月はおとなしくしておいたほうがいいということになるのです。

お金を借りるうえで困ること

お金を借りることで困ることは、それがかさんでいくことです。
返済のみに注力すればいいのですが、それ以上に使ってしまうとお金を借りようかということになってしまいます。
そうなると新たにローンでお金を借りることになるのですが、それがずっと続くと当然のことながら借金がかさんでいきます。

複数の債務というだけであればいいのですが、それが高じて多重債務者となるとどこもお金を貸してくれなくなるのです。
消費者金融会社からも返済能力がなくなったとサジを投げられた形になるのですね。
そうなる前に、まだ複数の債務で済んでいる場合に対策を立てなくてはいけないのです。

おまとめローンを活用する

複数の債務で済んでいるとき、消費者金融会社では債務件数が3件以内だったらなんとかおまとめローンを借りることができるぎりぎりの線です。
債務件数が4件となると多重債務者扱いとなるので、ローンを借りるのは無理でしょう。
何とか延滞をせずに一つのローンを完済しておまとめローンを申し込むしかありません。

多重債務に陥っている場合は、借金の返済に借金をしている状況が多いですから、多重債務がそのまま返済不能になるパターンなのです。
ですから、3件以内の複数債務でしたら、そこからおまとめローンの申し込みをすることができます。
そこで疑問が出るのは、消費者金融会社に課されている総量規制の問題です。

年収の3分の1間でしか借り入れできないという法律なのですが、それでおまとめローンを借りることができるのでしょうか。
総量規制は、フリーローンやカードローンなどの使途自由のローンにのみ課される決まりですから、おまとめローンなどの目的が明確なローンは総量規制対象外となっているのです。
ですから、おまとめローンを利用することができます。

といっても、おまとめローンを申し込めるというだけで、審査にとおるというわけではありません。
手持ちの債務を完済するくらいのお金を借りるための審査を受けなくてはいけないのです。

本来は、多重債務に陥る前に救済するための意味合いが強いので、そこまで審査が厳しいものではありません。
ですから、多重債務に陥る前におまとめローンで債務の一本化をしておくといいでしょう。

延滞中のおまとめローンは?

延滞中の人がおまとめローンの審査に通るのかということですが、これは十中八九審査に通らないでしょう。
審査に通るのは、返済能力があると認められている人だけです。
延滞中というのは返済できない、できていないということですから、審査に通ることはありません。

延滞中から返済に変わったにしても、延滞歴としては残るので、これは審査には大きなマイナスとなります。
延滞歴がうっかりミスであっても、審査をする側でもわからないことが多くそれを確認する術がありません。
ですから、結果が全てとなるのです。

特に大手消費者金融会社や業容の大きな中小消費者金融会社のローンでしたら、ポイント制などで機械的に審査をする場合が多いです。
逆に業容の小さな消費者金融会社でしたら、独自審査などを行って、審査に通りやすいとも言われていますが、おまとめローンを組めるほどの高額融資をしているところは少ないので、これも借りることはできないでしょう。
いずれにしても、延滞をしていたらおまとめローンの審査には通らないと考えたほうがいいです。

ネットの声

「消費者金融で借りても、奨学金で借りても借金なのには変わりはないのに、なぜか奨学金という名前になると借りる人が増えるし、収入も信用もない人に貸してあげている親切な奨学金制度が悪魔のように叩かれる」

「30日までにりそな銀行に9万円振り込まないとクレジット機能破棄されて個人信用情報に傷付きますって言われたけどう考えても生成できないしまた消費者金融に10万借りるしかねえってなってる 審査落ちて借りれんやろうけど アパート初期費用も含めて親に35万土下座するしかねえってなってる」

「私が授業でよく使うネタで「中国にはなぜいわゆる消費者金融がないか」というのがある。彼ら、「親戚や友人に借りるし貸します。そのための親戚友人でしょ?」という。一方日本は「金の貸し借りしたら友情は終わり」という強固な観念が根付いている。私も借りなきゃならんなら消費者金融に行く。」

中国はたしかにそうなんです。それほど家族のつながりって強いんです…というか頼り方が違うんですよね。

日本と中国は真逆…それだけに隣人とはいえつきあい方を考えなくてはいけません。

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