おさらい…「ETC」と「ETC 2.0」の違いは?

愛車がETC対応なら高速道路の料金所はらくらく、ノンストップで通過できます。

基本的にETC車載器はオプション扱いですが、購入時にあわせて導入する人も多いのではないでしょうか。

令和3年8月時点で93.2%(国土交通省調べ)という高い利用率が、その利便性の高さを裏付けています。

料金の割引もメリットのひとつ

適用される区間や曜日、時間帯の取り決めはあるものの、料金所を通過するだけで割り引かれるのですから、利用しない手はありません…が、割引適用条件に目を通すとそこには「ETC 2.0割引」なる文言が。

自分の愛車は「ETC」? それとも「ETC 2.0」? そもそも「ETC 2.0」とは? 気になりますよね。

次世代ETCシステム

ETC 2.0とは次世代ETCシステムのことで、具体的には「ITSスポットに対応するなど進化した車載器・カーナビ」を指します。

従来のETCは、車載機と高速道路料金所ゲートが無線通信し通行料金を決済するとともに、ICの出入り情報を記録することが役割でしたが、ETC 2.0はさらに強力です。

2011年、全国高速道路の約1,800ヶ所/直轄国道2,300ヶ所に設置された通信アンテナ(ITSスポット)から交通情報を取得するサービスが開始、DSRC車載器を用意するとETCの拡張機能として利用できるようになりました。

国土交通省はITSスポットサービスの普及を図るべく、その機能に対応したサービスを「ETC 2.0」と呼ぶことにして、DSRC車載器相当の機能を備えたものをETC 2.0対応車載器としたというわけです。

ETC 2.0限定の割り引きサービス

ETC 2.0のサービスを受けるには、「ETC 2.0対応車載機」と「ETC 2.0対応カーナビ」が必要です。

結構な出費を伴いますが、圏央道のようにETC 2.0限定の割り引きサービスを実施している有料道路もありますから、クルマの購入予定があるなら要チェックですよ。

ネットの声

「6年ほど前にSAで「ETC2.0」登場のポスターを見かけた記憶があるが、全然メリットを感じなかった。 結局ETCの普及(セットアップ件数)に頭打ちの傾向が出てきたので”セットアップ件数挽回の切り札”としての登場かな? いずれにしても利用者目線ではない。」

「なんど聞いても2.0のメリットが分からない。渋滞情報なんてすでにVICSがあるし、さらに細かい情報を得たいならグーグルマップやヤフーカーナビの技術を移植すれば済むのでは?わざわざ新しい装置と枠組みを作ってやる意味を感じない。」

「ETC2.0は一般道を走っていても、路肩に設置されたアンテナに、GPSで取得した走行経路、走行速度をアップロードします。匿名化されていると国は言っていますが、本当のことは分かりません。」

 

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