独空軍のユーロファイターを空自のF-2がお出迎え

初訪日の独空軍ユーロファイターを“空中で出迎え” 航空自衛隊の投稿が「かっこよすぎ」と話題

航空自衛隊の公式ツイッター(@JASDF_PAO)が9月28日、ドイツの空軍機を空中で出迎え、百里基地(茨城県)に到着したことを報告しました。

同国の空軍戦闘機が訪日するのは初とのこと。

投稿には2万件の“いいね”が付くなど大きな話題になり、ファンから喜びの声が上がっています。

富士山をバックに編隊を組む両国の戦闘機に「めちゃくちゃエモい」

「9月28日、井筒空幕長は、インゴ・ゲルハルツ独空軍総監が搭乗するユーロファイターを含む、独空軍機を自ら空中で出迎え、到着地の百里基地で盛大に歓迎しました。独空軍戦闘機の訪日は初であり、空幕長は長旅の成功を祝い、総監とクルーの努力を称えました」

このような説明とともに航空自衛隊公式ツイッターが公開したのは、2枚の写真です。

いずれも、航空自衛隊の戦闘機「F-2」とドイツ空軍の戦闘機「ユーロファイター」が編隊を組む様子をとらえたもの。バックには富士山が写る美しい構図になっています。

シンガポールから日本に到着

ユーロファイターは、ドイツ、英国、イタリア、スペインの4か国が共同開発した戦闘機。

インド太平洋地域への展開訓練「ラピッド・パシフィック2022」のために飛来したもので、この日はシンガポールから日本に到着しました。

これには日本の戦闘機ファンも歓喜。

翼に日の丸がペイントされた機体もあり、投稿には

「鼻血出る」
「かっこよすぎ」
「特別塗装のユーロファイター、見たすぎます」
「めちゃくちゃエモいな」
「富士山バックは最高!!」

といった声が寄せられ、“いいね”も2万件を超えています。

この日本の“盛大な歓迎”にドイツ側も反応

駐日ドイツ大使館の公式ツイッター(@GermanyinJapan)は、F-2とユーロファイターが飛来する映像を添えて「Willkommen in Japan!(ようこそ、日本へ) ドイツ空軍のRapidPacific2022部隊から、ユーロファイターが百里基地に到着しました」と投稿しました。

ドイツ空軍の公式ツイッターも8時間の飛行の末にユーロファイターが日本に降り立ったことを報告。

「『ラピッド・パシフィック2022』飛行ルートの最も長いパートを無事に終え、日本に到着しました」と日本語でも投稿し、こちらは富士山の近くを飛行する様子をとらえた動画を公開しています。

日本、ドイツの両国で話題となった今回の飛来。ファンにとっては胸熱な光景だったようです。

ネットの声

「昔読んだ小説の“ベルリン飛行指令”/佐々木譲氏/を思いだした。航続距離が長い零戦を欲したドイツの為に日本が零戦を複数機、ドイツまで飛行させて空輸するという途方も無いミッションが内容だった。無事到着した零戦がドイツ軍飛行隊の前でインメルマンターンを決めてドイツのパイロットが感嘆の声をあげる場面を覚えている。」

「戦闘機なので戦争とかを連想される方もいらっしゃるかと思います。でも、性能のいい飛行機はカッコいいし美しいデザインをしているかと思います。出迎えや合流の仕方なども、国同士の礼節礼儀、儀礼としてもすばらしいしかっこいいなと…素直に感じました。」

「個人的にすごいなと思ったのは、ドイツ空軍のトップの方が自ら操縦して来られた事。それにしてもあのカラーリングは日本をリスペクトしてもらっている様で、カッコいいし嬉しいです( 〃▽〃)」

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