
やり直し会見、会場に400人以上 フジの体質問う質問目立つ
タレントだった中居正広さん(52)と女性とのトラブルを巡るフジテレビの問題は、港浩一社長、嘉納修治会長の辞任に発展した。
1月27日にフジ本社で開かれたフルオープンのやり直し記者会見には5人の役員が臨んだが、会場からはフジの体質そのものを問う指摘や批判が相次いだ。
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時間制限のないフルオープン
17日の会見は「私の判断で」(港氏)テレビカメラによる撮影を認めず、質問を記者クラブ加盟社に限る形で開かれた。27日は時間制限のないフルオープンで行われ、港氏は冒頭「(前回は)カメラから逃げたと言われても仕方ない。メディアの信頼を揺るがした」と唇をかんだ。
会場からは、取締役相談役の日枝久氏を念頭に、2人の辞任について「しっぽ切り」と指摘する声もあり、フジの体質を問う質問が目立った。
日枝氏が会見にいないことに疑問の声も上がった。
フジ・メディア・ホールディングス(HD)の金光修社長は「今回の事案には直接関わっていないが、(日枝氏の)影響力は大きい。問題の遠因になっているという考えもあり得る。それも第三者委員会の調査対象になっている」と明言した。
「壇上にいる5人は女性社員やアナウンサーを意に沿わない形で会食の場に誘ったことは」との質問には、「食事に誘ったときに今となっては本人の意思確認をやっていかないといけないと思った」(港氏)「意思の確認をすべきだったかなと思う」(遠藤龍之介フジ副会長)などと一人一人が答える場面もあった。
フジテレビ会見終了の瞬間??
約10時間超え…休憩1回。食事もなし。もうこれ拷問やん。途中からかわいそうに思えてきた。お疲れ様でした。 pic.twitter.com/ecoGgpzl9Y— ???????????????? ?????????????? ?????????? (@hirokin0966) January 27, 2025
報道関係者は300人
自身の誕生日会に当事者の女性が参加したかを問われた港氏は「後輩たちがお祝いの会を開いてくれて、女性もいた。本人の意思を大事にしないといけないと思った」と答えた。
元TBS記者の金平茂紀氏から「報道機関として第三者委にだけ任せず、自ら検証番組を作る考えは」と質問され、遠藤氏が「これだけ大きな事態。メディアとしてやらなければならない」と応じる場面もあった。
会場となった東京・台場のフジ本社前には2時間前の受け付け開始時点から300人ほどの報道関係者らが列をつくった。
入り口では手荷物検査があり、金属探知機によるボディーチェックも行われた。会場には約500脚のパイプ椅子が並べられ、400人以上が詰めかけた。
昨日のフジテレビ記者会見で望月衣塑子並みにうるさかった女性記者は深月ゆりあさんと判明しました。中居正広を犯罪者と決めつける行為も甲高くヒステリックな声でまくし立てる行為も記者失格。フジテレビが質が低いフリージャーナリストを締め出したい気持ちもよくわかる pic.twitter.com/X3cQj1u5vw
— あーぁ (@sxzBST) January 27, 2025
フジテレビは変わってほしい
会場からは、女性の身分を特定するような質問も度々あり、その度に司会者が「プライバシーには配慮してほしい」と繰り返した。
台場を訪れていた東京都世田谷区の男性会社員(23)は「今回の問題を機にフジテレビには変わってほしい」と話した。
一緒にいた母(47)、祖母(81)と3世代で
「いつもテレビを見ていた。フジにはバラエティーもドラマも好きな番組がたくさんある。そうした番組が作られる中で、女性が虐げられていたなら問題。トップがきちんと説明し、改めてほしい」
と注文を付けた。
国民のみなさま、フジテレビを潰すついでに、東京新聞も一緒にいかがですか?
— 福永活也@冒険家弁護士YouTuber (@fukunagakatsuya) January 27, 2025
ネットの声
「一致、不一致?
それが一番だめな愚問。
法治国家の日本で守秘義務違反を第三者ができますか? それが理解できない人に参加はまずい。 あてたのがまずい。 異常な質問、強要、脅迫だよね。 お粗末な質問者に怒りしかない。」「社長や会長も大概、歯切れ悪いし都合悪いと女性のことを出す。でも記者たちもひどい方目立ちすぎ。怒号飛ばせばいいもんじゃないし、そもそもそんな人達にコンプラだの言う権利あるのか」
「元アナウンサーの女性の SNSに、中傷が書き込まれています。ただ、もう示談は成立しています。また元アナウンサーの女性は被害者です。冷静になりましょう。最大の問題は、中居くんも悪いけど、今回の問題について、事実を隠蔽しようとした、フジテレビの体質が問題です。人権侵害と言っていますが、その人権侵害を隠蔽したのは、フジテレビじゃないですか。スポンサーは、離れて行くはずです。」