
「小さい頃ハマっていたゲームのあの会社が!?」すでに倒産した懐かしのゲーム会社たち
小さい頃に遊んでいた、いまでは懐かしいゲームの数々。「そういえばあのゲームにハマっていたな…」というように、当時の懐かしさを感じる人もいるでしょう。
中には、当時遊んでいたシリーズの新作を遊んでみたいと思うこともあるはず。
しかし、当時ゲームソフトを開発していた会社の中には、すでに倒産している会社がいくつか存在します。
シリーズの新作をプレイできないのは非常に残念なことですが、ゲーム好きの人はこの事実を受けとめる必要があるのです。
ここでは、すでに倒産してしまった懐かしのゲーム会社を4つ紹介します。
目次
ジャレコ
『燃えろ!プロ野球』や『シティコネクション』など、ファミリーコンピュータ用のゲームを多数生み出したジャレコ。
事実上、このジャレコは活動停止状態となっているため、新作ゲームには期待できません。
ジャレコは1974年に創業されて以来、ハドソンやナムコ、タイトー、コナミ、カプコンとともに、ファミリーコンピュータの初期サードパーティー6社の一角を担っていました。
これら6社は任天堂から優遇されていたこともあり、ジャレコは数々の人気タイトルを生み出しました。
しかし、2009年にジャレコホールディングスの全株式が提携先のゲームヤロウに売却され、ジャレコはゲームヤロウの完全子会社となったのです。
その後の2012年、過去ゲームのライセンスをハムスターに譲渡。
そしてゲームヤロウは破産し、事実上ジャレコも活動停止状態となってしまったのです。
ジャレコの燃えろプロ野球を??
背番号に守備位置もクチャクチャ??
外野の守備範囲の狭さ??
バント場外ホームランも健在?
クソゲーの代表格でも楽しい????
ファミスタ派の私にはとても新鮮でした??#燃えプロ #ファミコン pic.twitter.com/Sb1y7k8zHB— 一匹狼??【RT?弾切れご容赦??】 (@just_meeeet) April 18, 2022
SNK
SNKは『サムライスピリッツ』や『KOF』といった、アーケードゲームを主にリリースしていたゲーム会社です。
当時のゲームセンターで熱くプレイしていた、という人もいるでしょう。
2D格闘ゲームで人気を獲得していたSNKは、テーマパーク「ネオジオランド」の経営に挑戦。
しかし、この経営は失敗に終わってしまいました。
そして、格闘ゲームブームの下降などの影響を受け、SNKは多額の負債を抱えてしまうのです。
その後はアルゼの子会社となり、再生を試みるがその挑戦も失敗に終わってしまい、2001年に倒産という結果を迎えました。
「格闘ゲームブームを引き起こした会社」と言っても過言ではないSNKだけに、倒産という結果を迎えてしまったことは残念でなりません。
その後も親会社だったアルゼと、事業を継続したプレイモア社との間で権利を巡る裁判が行われるなど、SNKは数々の苦行を強いられたのです。
鬼滅の刃ほとんど知らないけど、根津子のデザインってSNKの格ゲーに出てきそう
— ザワニシ (@nisshi21) April 18, 2022
ゲームアーツ
ゲームアーツは、1985年に宮路洋一と宮路武の兄弟によって設立されたゲーム会社であり、『テグザー』や『シルフィード』といったゲームを開発しました。
主にセガハードで展開を行い、『グランディア』『シルフィード』などの名作を生み出したのです。
しかし、2005年にガンホー・オンライン・エンターテイメントの連結子会社となり、これまでの方向性とは少し異なるものに変化しました。
連結子会社となる前は据え置き機メインに開発を進めていたのですが、子会社化したあとはネットゲームのリリースが主となります。
また、創業者の宮路洋一と宮路武はすでに退社しているため、当時のゲームアーツは実質的に消滅してしまったのです。
#おハニワ モーニング????
今日は何の日?1994年4月15日は
MD版(メガCD)#うる星やつら?ディアマイフレンズ?
の発売日でした。メガCDでは、信頼のゲームアーツだからね??当時はフル画面でアニメするのってスゲ~なぁって。個性的なキャラ、シナリオも魅力的。実は最近買い戻したゲームだったり?? pic.twitter.com/FQ0hoqqYBf— ヨソル (@elpyosol) April 14, 2022
ハドソン
『桃太郎シリーズ』『天外魔境シリーズ』『ボンバーマンシリーズ』など、数々の人気シリーズを開発していたハドソン。
人気シリーズを生み出しただけでなく、『R-TYPE』『イースI・II』といった極めて完成度の高い移植も手掛けています。
また、ゲームソフトのパッケージ裏面や説明書の裏表紙などに、正式の社名ロゴを掲載していない珍しいゲーム会社でもありました。
しかし、2012年3月をもって当時親会社であったコナミデジタルエンタテインメント (KDE)に吸収されてしまったのです。
その後もハドソンブランドとしてゲームソフトを開発していましたが、2013年をもってそのブランドも終了しました。
「やらなきゃハドソン」-
ハドソン— ゲームキャッチコピーBOT (@game_catchcopy) April 18, 2022
当時のゲーム界隈を盛り上げていた会社はそう多くは残っていません。
ファミコンやアーケードなどでプレイしていた人にとって、ゲーム会社の倒産はとても悲しく思うはずです。
今回紹介したゲーム会社以外にも、消滅してしまった会社はいくつも存在します。
いまプレイしているゲームのシリーズも、いつまで新作が出続けるかわからないため、日頃から感謝の意を持ってゲームを楽しみましょう。