
ガソリンが高い! 世界のガソリン価格はもっと高い! いくらか 日米中、欧州各国比較
ガソリン価格の高騰が止まらない。資源エネルギー庁のデータによると6月20日のガソリン小売価格は、レギュラーガソリンで173.9円/lとなっています。
高い! とはいえ、世界を見回すと、もっと高い国があります。
アメリカ、中国、韓国、欧州各国のガソリン価格はいくらなのでしょうか。
ロシアやウクライナは??
目次
日本の平均ガソリン価格は173.9円/l(ただし40円/lの補助金あり)
資源エネルギー庁の6月20日のデータによると日本の平均燃料価格は
レギュラーガソリン 173.9円/l
ハイオク:181.0円/l
軽油:153.7円/l
となっています。
高い!
しかし、これでも国からの補助金が石油元売りに出ています。
6月16日からは過去最高となる41.4円/lの補助金が出ているのです。
23日からは補助金額は40,5円/lになっています。
つまり、この補助金がなかったらレギュラーガソリン価格は214.4円/lになっていたわけです。
では、海外のガソリン価格はどうなっているのでしょうか。
EIA(US Energy Information Administration)のデータによると、現在の全米ガソリン価格の平均値は
1ガロン=5.006ドル
1ガロンは3.785412lだから、おおよそ3.8lと考えればいいでしょう。
1ガロン=5.006ドルは、1.322ドル/lとなります。
1ドル=135円と考えると
178.5円/lとなるわけです。
ほぼ補助金アリの日本と同価格です。
アメリカのガソリンには連邦税と州税が含まれています。
連邦税は1ガロンあたり18.3セントです。
1枚目:1998年のガソリン価格
2枚目:2022年のガソリン価格
20年ちょっとでガソリン価格が2倍以上になるって凄まじいな。#岸田インフレで困っています pic.twitter.com/hrLvxzR4Oq
— 大神 (@ppsh41_1945) June 18, 2022
半年で1.5倍
今年の年初は1ガロン=3.281ドルだったのでう半年で1.5倍になったわけです。
アメリカの場合は1ガロン=4ドルを超えると景気に悪影響が出始めるというから、現在のガソリン価格はすでに警戒値を超えているといっていいでしょう。
アメリカ
ガソリン:178.5円/l
軽油:203.9円/l
では、中国はどうでしょうか。
中国のガソリン価格は
9.999RMB/l
軽油は9.029RMB/l
1人民元(RMB)=20.18円で換算すると
中国
ガソリン:201.8円/l
軽油:184.2円/l
韓国は
ガソリン:212.3円/l(2123.1ウォン)
軽油:218.9円/l(2189.46ウォン)1ウォン=0.1円換算
と軒並み200円/l超えです。
「ガソリン価格高騰を抑えます!」って言いながら、選挙カーを一日中走らせて大量にガソリン消費してるのはギャグなのか?
— 進次郎放送局 (@ShinjiroTwit) June 25, 2022
ヨーロッパのガソリンは高い! ウクライナとロシアは?
では、ヨーロッパの様子も見てみましょう。
ガソリンには各国それぞれ税金がかけられているので、比較するのは難しいものがあります。
もっとも、ヨーロッパのガソリン価格は高いのです。
イギリス
ガソリン:311.2円/l(2.176ユーロ/l)
軽油:324.6円/l(2.270ユーロ/l)
フランス
ガソリン:298.2円/l(2.085ユーロ/l)
軽油:305.2円/l(2.134ユーロ/l)
ドイツ
ガソリン:270.7円/l(1.893ユーロ/l)
軽油:293.7円/l(2.054ユーロ/l)
イタリア
ガソリン:294.4円/l(2.059ユーロ/l)
軽油:289.7円/l(2.026ユーロ/l)
となっていて、200円/lどころか300円/l超えの国もあります。
北欧のフィンランドは
フィンランド
ガソリン:362.2円/l(2.533ユーロ/l)
軽油:349.3円/l(2.443ユーロ/l)
東欧のブルガリアは
ブルガリア
ガソリン:241.5円/l(1.689ユーロ/l)
軽油:248.7円/l(1.739ユーロ/l)
となっています。
現在戦争中のウクライナとロシアは
ウクライナ
ガソリン:233.5円/l(1.633ユーロ/l)
軽油:260.1円/l(1.820ユーロ/l)
ロシア
ガソリン:126.6円/l(0.885ユーロ/l)
軽油:130.4円/l(0.912ユーロ/l)
こうしてみると産油国であるロシアのガソリン価格は非常に安いことがわかります。
ガソリン価格がこれだけ上昇すれば、ユーザーの燃費への関心も高まるはず。
今後、燃費のいいクルマ、コンパクトなクルマの人気が高まるかもしれません。
40年ぶりの「超インフレ」アメリカに暮らして……飛行機のチケットは4割増し、空港からのタクシー料金は3倍超……レーガン政権以来の物価高に全米が悲鳴をあげている#インフレ #経済 #バイデン #原油 #ガソリン価格 https://t.co/2hmaJSHU5J
— ニューズウィーク日本版 (@Newsweek_JAPAN) June 25, 2022
ネットの声
「欧州のガソリンは元より日本より高めの設定でしたが、1年前の1ユーロ130円の計算でも大分高くなってますね‥。ロシアだけ安いのは、なんかすごく腹が立ちます。ロシアがウクライナ領を返還し、早く戦争が終わって原油価格下がって欲しいです。」
「ここからくりがありますね。それは収入に対してどうなのか?と言う所が書かれていないのがからくり。1ドル=135円とか円換算でしてね。アメリカ人の平均年収約7万ドル=947万円です。日本は平均年収400万円、約2倍違うんです。ガソリン価格が1.5倍になった所で家計への影響は日本ほどでは無い。日本の問題はガソリン価格高騰による物価高騰で家計が苦しいという事です。じゃあ日本とアメリカ他海外の物価高騰はどうなんですか?節約節約って一般人は爪に火を灯して生活しているんだよ。何?髪の毛も売れって?臓器を売れ?とでもいうのか?」
「物価は似たり寄ったりだが、元々所得が違うからな。アメリカは日本の2倍。日本と同じ所と言えばタイが直ぐ上でブラジルが直ぐ下。個人GDPではね。26位。アメリカで100円の物は日本では200円と同じ。さらに為替があるから250円位かな。」