太田光の渾身のコラム集『芸人人語』発売!

爆笑問題・太田光の『芸人人語』は本家「天声人語」よりも長くて深くて切れ味が鋭い!? 渾身のコラム集が12月18日発売!

朝日新聞の人気連載が単行本化

朝日新聞出版のPR誌『一冊の本』の人気連載、爆笑問題・太田光による『芸人人語』が単行本化、12月18日日刊行されました。

「芸能界の薬物」「表現の自由」「大衆とテレビ」から「女帝とコロナ」「戦後レジーム」「菅首相誕生」まで、話題となった出来事を取り上げながら、

「言葉」「罪」「芸術」「社会」「日本」について様々な角度から記したコラム集です。

2019年4月号の連載当初から注目を集め、19年5月12日付「毎日新聞」読書面、19年5月13日付「朝日新聞」一面「折々のことば」にも取り上げられました。

一部を紹介

「いじめ」「事件」「政治」「芸能」「文化」など様々なテーマを、太田光が忖度なしで論じています。

珠玉の言葉にあふれた一冊、そのほんの一部を紹介しましょう。

「人の未熟さを笑わない」「未熟な人をバカにしない」という声高な宣言は、「未熟な人に共感しない」という表明でもあり、「人の失敗を許容しない」という宣言でもある。(「五 芸人」より)

私自身は、今自分が思春期の少年だったら、とても耐えられないだろうと想像するのは、ネットに氾濫する悪意を込めた「言葉」だ。不用意に発せられる言葉は、発した人間が思っている以上に相手と自分を傷つける。「言霊」だ。肉体的な暴力とは別に、心がどれほどの傷を負ったかは、目に見えたり数値化出来たりするものではない。(「六 表現」より)

「共感」「優越感」「嘲り」「軽蔑」「尊敬」「驚き」「安心」「不安」「同情」「親近感」……。幾つもの感情は別個ではなく、笑う人の心の中に同時に存在している。人間の心は、後から作られた一つの感情を表す言葉だけを感じるなんてことは出来ない。あり得ない。(「九 笑いといじめ・1」より)

「命か経済か?」とよく言われるが、それは勝手に人間が分けたことだ。実は同じ場所に綺麗に重なっている。全ての学問はそうだ。政府の分科会でも、経済の専門家が参加するようになったが、実はそれだけでは足りない。出来ることなら哲学者もスポーツ選手も、人文学者も物理学者も必要だ。 問と学問の境界を越えなければ、「いかに生きるか?」を問うことは出来ない。境界線を越えるために必要なのが想像力だ。(「十八 真夏の太陽」より)

「憲法九条」は「青年の理想論」であり、日本という国の「現実」とはかけ離れていると思っている。私はこうしたこの国の「自己矛盾」を「面白い」と思っていて、「解釈変更」で誤魔化してきた戦後の日本を「悪くない」と思っている。(「十九 闘う政治家」より)

出版社からのコメント

私の飯の種は、自分も含めた「人の失敗」だ。

芸だけで食べていくことに必要なのは、「一生恥をかく」という覚悟だ――。

連載時から話題沸騰のコラムが、ついに書籍化!

・2019年5月12日「毎日新聞」読書面に掲載
・2019年5月13日「朝日新聞」一面、「折々のことば」に掲載

「芸能界の薬物」「表現の自由」「大衆とテレビ」から「女帝とコロナ」「戦後レジーム」「菅首相誕生」まで、

話題となった出来事を取り上げながら、人間社会の深層を考える。

いじめも政治も漫才もコロナも相方の田中も、世の中のあらゆる事象は、すべてつながっている――。

珠玉の言葉満載! 朝日新聞「天声人語」よりも深くて鋭い! 渾身の20編。

芸だけで食べていくにはどうすればいいだろうか?

おそらく日本中の「芸人」と名乗る人間が毎日切実に考えていることだろう。

「芸人」だけではない。「音楽家」も「画家」も「文筆家」もそうだろう。

「人が食べる物を育てて売る」や「人が日常的に必要とするものを製造して売る」など「それが無ければ死んでしまう」といったことではなく、「表現したものを売る」という、つかみ所のない、ふわふわしたことを生業とする人々は、皆、一生「食いっぱぐれる」かもしれないという不安と付き合い続けなければならない。

私自身、今は何とか仕事が成立しているが、明日失業しても不思議ではない。ぱったり仕事がなくなる可能性なんていくらでもある。逆に言えば、仕事が成立し続けていることの方が奇跡的だ。

芸人は客から「笑われる」ことで生きている。「笑わせてる」という自負がある芸人もいるだろうが、少なくとも私は笑われてここまで来た。私の飯の種は、自分も含めた、「人の失敗」だ。基本は「すべった転んだ」だ。
(「五 芸人」より)

芸人人語 [ 太田光 ]

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