サブスク人気でレンタルショップは大打撃!?GEOが業績好調な理由

サブスク全盛時代でDVDレンタルの需要は?

「確実に需要がある」レンタルショップのゲオが業績好調な理由

サブスク全盛の時代だが、DVDレンタルの需要はどうなのか。

DVDのレンタル、買取や中古販売などを行う全国チェーン店「GEO」に話を聞いた。

確実に需要はある

向かったのは「GEO 北新宿店」。

現在のDVDレンタルの需要について、ゲオホールディングス広報課の横山美紗氏は

「確実に需要がある。国内の映像レンタル市場規模は年々縮小しているが、GEOの2023年度売上高は約327億円と、いまでも数百億円規模を維持している」

と語った。

ジブリ作品やジョジョ作品が

どのような作品が人気なのか。

実際に棚をチェックしてみると、ジブリ作品の棚からは多くのDVDが貸し出され、『ジョジョの奇妙な冒険』といったアニメも“一気借り”。

洋画もまとめて貸し出されており、人気の中国ドラマ『キミだけのヒーローになりたい』は6巻から20巻までが貸出中だった。

今でも貴重な機会

横山氏は

「配信サービスが主流になったいまでも、すべての映画やドラマが網羅されていない。いまも多くの作品がDVDでしか観られないものがある。例えば昭和から平成にかけての名作映画、テレビやドラマ、アニメ、観たい作品が自分の契約している(配信)サービスにないケースが意外と多い」

として、「そうした場合、レンタルDVDがいまでも貴重な機会になっている」と説明した。

ネットの声

「実店舗だと、どんな作品が揃えられているかがわかる(貸出中であっても)から、品揃えを見てから会員になることができる。
サブスクは大々的に宣伝されている人気作品はともかく、ほとんどの作品は会員にならないとわからない。
そのために無料期間があるとはいえ、退会方法がわかりにくいことが多い。
少なくとも、会員登録する前にこのサブスクは退会方法がわかりやすいかがわからない。
また、退会したつもりでうっかりそのままになっていたというリスクもある。
実店舗で借りるDVDならかかるお金は借りたその時だけで済むから、すっきりしている(返却忘れは別)。
そんなわけで、今でも実店舗でレンタルを時折使っている。」

「GEOは店舗数を縮小しながら、大型店舗へのスライドを進めている。小型店舗にはなかったDVDが大型店舗だとあったり、レンタル以外の販売品も充実している。
ふとテレビ放送で見た番組の過去が見たくなって、GEOに行くと置いてあったりする。暇で暇で仕方ない時に、DVDでもとなると行ってしまう。
また、CDレンタルやブックレンタルもあるので重宝している。
大人向けDVDは、新作リリースから1年レンタルできるが、入替になる2ヶ月は旧作扱いで安く借りれる。一時期、これにハマっていて、通っていた。」

「2015年くらいより前の作品は、結構DVD化されてない作品があるから、そういう作品が残っている限りは借りる人はたくさんいますよ。だけど、どの作品がそれなのかは、多くの人は分からない。
自分は借りてます。ただ、中古で買うには、高すぎで、オンラインですら無いものもちらほらあって、そのへんは悩みのタネです。
要らないと思っても、それを活用する人間は必ずでてきます。」

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