銀行口座は一つか複数どっち?使い分けるのがいいかも

銀行口座は一つで十分? 複数の口座を使い分けるメリットとデメリット

銀行口座は一つがいいのか、それとも複数持っていたほうがいいのか、考えたことはないでしょうか。

結論からいうと、銀行口座は複数持つのがおすすめです。

ここでは、複数の口座を持つメリットとデメリット、口座を使い分けるコツについて、さらに、持っているとお得な銀行口座をご紹介します。

家計管理や貯蓄を見直す際の参考にしてください。

銀行口座は一つで十分って本当?

銀行口座を複数持つと管理に手間がかかります。

通帳やキャッシュカードは増えますし、ネットバンキングではID・パスワードを使い分けなくてはなりません。

その点、口座が一つの場合は管理が簡単です。

月々の残高チェックも1回で終わりますし、家計の全体がすぐに把握できます。

ただし、お金を貯めるのは難しいかもしれません。

生活費と貯蓄の区別がつかず、つい使いすぎてしまうためです。

銀行のシステム障害など、トラブルが発生すれば自由にお金を引き出せなくなることも考えておいたほうがよいでしょう。

これらの理由から、銀行口座は一つではなく複数持つべきといえます。

銀行口座を複数持つメリットとデメリット

貯蓄しやすいことや銀行側のトラブルに備えられることが、口座を複数持つメリットです。

しかし、ただ持っているだけではそのメリットは得られず、使い方によってはデメリットしか残りません。

ここからは、複数の銀行口座を持つメリットとデメリットについて詳しく説明します。

複数の銀行口座を使い分けるメリット

複数の口座があれば目的に応じた使い分けができます。

特に、貯蓄用の口座は分けておくべきです。

生活費と別にしておけばムダな出費を抑えられ、計画的に貯金を増やせます。

その際、銀行の特徴やサービスをチェックして使い分けるとよいでしょう。

たとえば、ATM手数料が安い銀行は入出金の多い生活費のために、金利が高い銀行は貯蓄のためにといった使い方です。

銀行口座を複数持つデメリットとは?

複数の銀行口座を管理するのは、なかなか手間がかかるものです。

通帳やキャッシュカードは増えますし、ネットバンキングのID・パスワードもきちんと管理する必要があります。

また、すべての資産を把握しにくいというのもデメリットといえるでしょう。

口座を作りすぎると使わなくなるものもあり、口座の存在自体を忘れてしまうかもしれません。

内閣府によると、払い戻しや預け入れなどの取引が10年間されていない、いわゆる「休眠預金」は毎年1,200億円ほど発生しているそうです。

複数の銀行口座を使い分けるコツ

管理に手間がかかる複数の銀行口座を、便利にかつ効果的に使うにはどうしたらよいでしょうか。

ここでは、複数の銀行口座を使い分けるコツを解説します。

「決済用」の口座はできるだけ一つにまとめる

家賃や水道光熱費、クレジットカードの引き落としなど、毎月の決済に必要なお金は一つの口座にまとめると便利です。

別々の口座で管理すると、毎月お金を移動しなくてはならず面倒です。

また、うっかりお金を移動し忘れて残高不足になり、引き落としができないというアクシデントも発生します。

決済用の口座を用意して、まとめて管理するようにしましょう。

「貯蓄用」の口座は目的に合わせて複数持つ

ある程度まとまった額で、使用目的が決まっていないお金があるときは、「定期預金」に預けておくとよいでしょう。

あらかじめ預け入れ期間を決めておく預金で、満期日までは原則引き出すことができません。

あるいは、目標額に向けて貯金をしたいときは、「積立定期預金」がおすすめです。

毎月、決まった日に決まった金額を積み立てる預金で、車や住宅の購入・結婚・子どもの進学などのライフイベントに備えられます。

子どもの大学進学に備えるなら「ジュニアNISA」もおすすめです。

NISAとは、株や投資信託などの配当金・譲渡益にかかる税金が節約できる金融商品です。

ジュニアNISAは口座名義の本人が18歳になるまで原則払い出しができないため、子どもの進学や独立のための資金を貯めるのに適しています。

このように目的に合わせて貯蓄用の口座を分けておくと、貯まったお金を目的外に使用することが防げます。

生活費との区別ができ、計画的にお金を貯められるため、おすすめです。

臨時支出用の口座を持つ

急な出費に備えて臨時支出用の口座を作っておくのもおすすめです。

帰省や冠婚葬祭にかかる費用はもちろん、災害や失業、病気など、想定外の出費に対応できます。

手取り額の3~6ヶ月分を目安に貯めておくと安心です。

臨時支出用の口座には「貯蓄預金」を利用するとよいでしょう。

貯蓄預金とは、残高が一定額以上あるときに普通預金より金利が高くなる預金です。

自動支払いや給与などの受け取りには利用できませんが、お金の出し入れは自由です。

つい使ってしまうことのないように気をつけてください。

各銀行のサービスをお得に使おう!

銀行によってさまざまなサービスがあるため、サービス内容で使い分けるのも一つの方法です。

ここでは、楽天銀行・ゆうちょ銀行・住信SBI銀行を例に、どのようなサービスがあるのかをご紹介します。

楽天銀行ならポイントが貯まる

楽天銀行は900万口座を突破した最も利用者数の多いネット銀行です(2021年4月時点)。

実店舗はありませんが、提携金融機関やコンビニのATMで365日24時間いつでも利用できます。

楽天銀行の特徴は、会員ステージに応じたさまざまな特典があることです。

ATM利用手数料は最大で月7回まで、他行への振込手数料は最大で月3回まで無料で利用できるほか、楽天ポイントも最大3倍まで引き上げられます。

給与の受け取りや振り込み・振り替えなどの利用で楽天ポイントが貯まるのもうれしいところです。

楽天市場や楽天モバイルなど、楽天のサービスを利用することが多い人には特におすすめの銀行です。

ゆうちょ銀行なら全国でATMが使える

全国に店舗があるゆうちょ銀行は、転勤先や旅行先でも便利に利用できるのが魅力です。

郵便局やコンビニに設置された一部のATMでは、預け入れや払い戻しが土日でも手数料無料で利用できます。

ゆうちょ銀行間の送金は、かつては月1回まで無料で利用できましたが、2020年4月1日からは1回につき100円の手数料が必要になりました。

なお、オンラインサービス「ゆうちょダイレクト」を利用した送金は月5回まで無料です。

送金の機会が多い人はゆうちょダイレクトを利用してみてはいかがでしょう。

住信SBIネット銀行なら証券会社と連携して使える

住信SBIネット銀行には、SBI証券と連携した「ハイブリッド預金」というサービスがあります。

預金が証券口座の買付余力に自動的に反映し、証券取引に利用できるというシステムで、普通預金の約10倍という高金利が人気です。

利用状況に応じて決められるランクにより、ATMの利用手数料や振込手数料の優遇が受けられます。

ランクに応じてコンビニATMでの払い出しは月2~15回、他行への振り込みは月1~15回手数料無料での利用が可能です。

銀行口座は生活費と貯蓄とで使い分けると便利です。

家賃やクレジットカードなどの引き落としは決済用の口座にまとめると、お金の流れが管理しやすく手間がかかりません。

利用状況に応じて金利優遇や振込手数料無料などのサービスを提供している銀行もあります。

よりお得に利用するために、自分に合う銀行で口座を作ることをおすすめします。

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