送りハンドルってどう?クルマのハンドルの正しい回し方

送りハンドルって何?ハンドルの正しい回し方について紹介!

送りハンドルは自動車教習所で必ず習うハンドルの回し方です。

しかし、送りハンドルはダメであるという教えも存在します。

そこで今回は、送りハンドルについてとハンドルの正しい回し方についてご紹介します。

そもそも送りハンドルって?

「送りハンドル」という言葉は聞いたことがあるけどよく意味がわからないという方もいるのではないでしょうか。

ここでは、送りハンドルがどういった操作なのかについて解説をしていきます。

送りハンドルとは同じ箇所を握ったままハンドルを回すこと

右折時には、ハンドルを右に回す必要があります。

この時、どのようにハンドルを回しているでしょうか。

自動車教習所では、ハンドルを持つ位置が9時15分になるように指導される場合が増えてきているようです。

この位置を握ったままハンドルを回して右折をし、ハンドルを切る量が足らなくなったら左手のすぐ右側へ右手を持ち替える方法を送りハンドルと言います。

送りハンドルと対をなすのがクロスハンドル

実際に送りハンドルで車を運転してみると、難しいと感じる人も多いでしょう。

それは自動車教習所では送りハンドルではなく、クロスハンドルをハンドル操作の基本として教えられるからです。

クロスハンドルとは、9時15分の位置を持ったままハンドルを回し、左手が12時を過ぎたくらいのタイミングで、右手を9時の位置に持ち変えるハンドル操作です。

ここまで正しく操作していなかったとしても、無意識に右折の際にハンドルを持ち替えて操作をしている人は多いと思いでしょう。

送りハンドルと比べて、クロスハンドルの方が浸透しているハンドル操作であるといえますが、実際にクロスハンドルのみが正しいハンドル操作というわけではありません。

送りハンドルはダメなの?

自動車教習所では、クロスハンドルも送りハンドルもハンドル操作の方法として学びます。

しかし、実際に運転をする際にはクロスハンドルを推奨されるケースが多いです。

そのため、送りハンドルは行ってはいけないと感じている方もいるかもしれません。

しかし、実際にはそうなのでしょうか。ここでは、送りハンドルを行うことに関する是非について解説をしていきます。

状況によって異なる

結論から述べると、送りハンドルを行うべきか、クロスハンドルを行うべきかについては状況によって異なります。

日本ではクロスハンドルを基本として教えられますが、海外では送りハンドルを基本として教えている場合もあります。

例えば、転回を行うとしましょう。この時に送りハンドルを使って操作をしようとすると、ハンドルを回さなくてはいけない角度が大きくなります。

送りハンドルでは持ち替える回数が増えてしまいがちで、操作が遅れてしまうかもしれません。

もし、クロスハンドルであれば、短い時間で大きくハンドルを切ることができるでしょう。

大きくハンドルを動かすのであれば、クロスハンドルを利用するのが良いでしょう。

しかし、送りハンドルにもメリットはあります。

自動車教習所では、正しいハンドル操作の姿勢として座席に深く座って腕が伸びている状態と教わります。

これはハンドル操作の際に視野を狭くしないために必要な姿勢です。

送りハンドルではこの姿勢を守って運転することができます。

逆に、クロスハンドルを利用するとどうしても身体が前傾姿勢になりやすくなってしまいます。

安全な姿勢とは反してしまうため、どんな状況でもクロスハンドルを利用すれば良いというわけではありません。

送りハンドルとクロスハンドルを使い分けるべき

送りハンドルとクロスハンドルは、使いどころをしっかりと見極める必要があります。

基本的な右折や車線変更であれば、送りハンドルの方が姿勢を保ちやすいので良いでしょう。

転回をする際や大きくハンドル操作をして右折をしなくてはいけない場合などは、クロスハンドルの方がおすすめです。

車のハンドル操作は、安全であることが第一です。

自動車教習所で教わる基本的な姿勢などは、常におさえておかなくてはいけません。

どのように操作すれば安全に運転ができるのかを考えて、状況に適したハンドル操作を行うようにしましょう。

絶対にやってはいけないハンドルの持ち方

先ほど車のハンドル操作は安全であることが第一と説明しました。

中には自分が操作しやすい方法が一番安全であると勘違いをしている方も存在しますが、そうではありません。

ハンドル操作の中には、絶対に行ってはいけないものがあります。

ここで紹介するハンドル操作は、いかなる時でも行ってはいけません。

それらについて理解を深め、常に安全に運転ができるようにしておきましょう。

片手ハンドル

片手ハンドルとは、その名の通りハンドルを片手で操作することです。

最近の車は、女性でも簡単に操作できるほど、力を必要としません。

力をかけなくてもハンドル操作ができるのだから、片手でも問題ないと考えている方もいるのではないでしょうか。

片手ハンドルが原因のトラブルは頻発しています。

スマホなどを操作しながら運転しているケースも多いのですが、そうでない場合にもトラブルは発生しています。

なぜ、片手ハンドルだとトラブルが発生するのでしょうか。

それは、緊急時の操作にあります。

ハンドルの同じ箇所を手で持ち続けたまま回せる角度には限界がありますし、ハンドルから手を離すとハンドルが元の位置に戻ってしまいます。

そのため片手ハンドルでは手を離すことができません。

つまり片手ハンドルでは大きなハンドル操作ができないのです。

このような状態で、例えば車の前に子供が飛び出してきたらどうなるでしょうか。

両手でハンドル操作をしている時とは違い、ハンドル操作が不十分になる可能性は非常に高くなります。

子供が飛び出してきたとはいえ、運転していた側にも過失はあると判断されるでしょう。

紹介した例が全てではありませんが、片手ハンドルは絶対に行ってはいけません。

ハンドルはどんな時でも両手で操作しましょう。

内かけハンドル

次に内かけハンドルについてです。

片手ハンドルと比べると、どういったハンドル操作なのかわかりにくいかもしれません。

内かけハンドルとは、ハンドルの内側を握って操作をすることを指します。

通常のハンドル操作では基本的にハンドルの外側を握り、これは自動車教習所でも必ず教わります。

まず、なぜ内かけハンドルをする方がいるのかについて解説します。

内かけハンドルは通常のハンドル操作と比較すると、力を加えやすいのが特徴です。

そのため、トラックのような大きなハンドルを操作する際に利用されるケースが多くありました。

また昔の車は今よりもハンドル操作が難しく、通常のハンドルの持ち方だとうまくハンドルを回すことができない人がいました。

そのため自然と内かけハンドルを行うようになったと言われています。

ただ、現在の車のハンドル操作には昔ほどの力を必要としません。

通常のハンドル操作でも十分に大きな力を入れられるので、内かけハンドルのメリットはないといえるでしょう。

一方、内かけハンドルによるデメリットは存在します。

それは逆方向にハンドルを切りにくい点です。

内かけハンドルは、どうしても一定の方向にしか力を加えることができません。

そのため、急な飛び出しなどで逆方向にハンドルを切らなくてはいけない場合は、操作が非常に難しくなります。

片手ハンドルと同様に、緊急時の対応が難しくなってしまうハンドル操作であるため、絶対に行ってはいけません。

従来の車の多くはハンドル内部にエアバッグが搭載されています。

内かけハンドル中にエアバッグが作動した場合、肘関節に逆方向から力が加わってしまいます。

そのため、腕を負傷する可能性もあります。

片手ハンドルや内かけハンドルの他にも、小刻みハンドルや反力戻しハンドル、手のひらハンドルなど行ってはいけないハンドル操作方法は数多く存在します。

基本的に送りハンドルとクロスハンドル以外は行わないようにしましょう。

免許取得時に必ず教わる

先ほど紹介したハンドル操作に関しては、免許取得時に必ず教わります。

やってはいけないハンドル操作についても教えられることが多いので、今から免許を取得する方はさほど心配する必要はありません。

そもそも、正しいハンドル操作をしていないと、免許を取得することはできません。

誰もが最初は正しいハンドル操作をしているのですが、運転に慣れてくるにつれて、自己流のハンドル操作を行ってしまうのです。

免許取得時に教わった正しいハンドル操作を忘れずに、運転を続けることを心がけましょう。

基本が大切

送りハンドルは行ってはいけないハンドル操作ではありません。

むしろ、適したシチュエーションで使用する分には、クロスハンドルと比べても安全性が高いといえます。

ただ、送りハンドルやクロスハンドル以外のハンドル操作に関しては、基本的に行ってはいけないと考えた方がいいでしょう。

いくら運転がしやすかったとしても、それが安全が保証されているハンドル操作でない限りは行うべきではありません。

自動車教習所などで習った内容は、時間が経つにつれて忘れてしまうものです。

自分のハンドル操作を見直して、問題があるようであればすぐに改善しましょう。

そして、常に安全に運転するという意識を持ち続けなくてはいけません。



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