「Bクラス」に格下げされたヘンリー王子とメーガン妃 エリザベス女王即位70年の祝祭で辛酸なめる
エリザベス女王(96)の即位70年を記念する祝賀行事が6月2~5日の4日間、華やかに繰り広げられました。
目次
お祝いムード一色
英王室初の「プラチナ・ジュビリー(70年の祝祭)」とあって、「歴史的イベントに参加できてうれしい」「女王に感謝の気持ちを表したい」「一生で一度きりの経験だと思う」と興奮気味の人たちが多く参加しました。
コロナが落ち着いてきた実感もあるのでしょう。
明るい表情の人が圧倒的だったのです。
ちなみに今回のイベント関連の経済効果は約1兆円とされています。
開幕初日は、女王の公式誕生日を祝う「トゥルーピング・ザ・カラー(軍旗分列行進式)」で始まりました。
1748年のジョージ2世時代から300年近く続くというパレードで、1200人ほどの兵士が200頭以上の馬と共に一糸乱れぬフォーメーションを見せ、楽隊が見事な演奏を披露しました。
エリザベス女王の即位式典、王室に泥かけてメリケンに逃げたヘンリーとメーガンも来てたのか……
— 弥生可汗(マールス・カガン) (@kimovoticus) June 2, 2022
参加の「お墨付き」もらった
女王はかつてのように軍服姿で騎乗して閲兵することはありませんが、バッキンガム宮殿のバルコニーから見守りました。
杖をついても背筋を伸ばし、いとこのケント公(86)と並んで立ったのです。
その時、ふと手袋のまま涙をぬぐう様子が見られています。
しかし翌3日には、「体調に違和感」を覚えたとして、セントポール大聖堂での感謝の礼拝を欠席。
4日のエプソム競馬場にも足を運ばなかったのです。
今回、注目された出来事のひとつに、ヘンリー王子(37)とメーガンさん(40)の渡英でした。
夫妻はオランダで4月後半にあった国際スポーツ大会「インビクタス・ゲーム」の前に英国で女王に会い、プラチナ・ジュビリーに参加する「お墨付き」をもらっています。
そして今回、長男のアーチー君(3)と、長女のリリベットちゃん(1)を連れてやってきたのです。
ヘンリー王子は祖父のフィリップ殿下の葬儀と、母ダイアナ妃の銅像除幕式には出席していますが、メーガンさんは夫妻が王室を離脱して以降、「公式イベント」の参加は約2年ぶりです。
夫妻の姿が最初に見られたのは、ウィンザー城に向かう車中でした。
メーガンさんはわざわざ車の窓をおろし、路上の人たちに笑顔で手を振ったのです。
夫妻はかつて、英国滞在中は警察が警備するよう求めて英政府と揉めたことがあります。
そのため「英国は危険だとして、警備に細心の注意を払っているのではなかったのか」といぶかしがられました
。
次は、トゥルーピング・ザ・カラーの時でした。
米国に暮らしながら英王室批判を繰り広げる夫妻に対し、女王はバルコニーに出ることを許さなかったのです。
そんな夫妻の姿が捉えられたのは、バッキンガム宮殿にある少将執務室の窓際でした。
女王の長女アン王女(71)の長男ピーター・フィリップス氏(44)の子ども2人と、王女の長女ザラ・ティンダル氏(41)の2人の子どもに指を唇に当てて「シー」とする姿が見られました。
英メディアは「ヘンリー王子は、10年前のダイヤモンド・ジュビリーでは軍服に身を包み、父と兄と共に馬にまたがって凛々しい姿を見せていた。今回はバルコニーにも出られず、はるか年下の親戚の子と遊ぶしかないとは」と嘆いたのです。
あんなに強硬に押し通して「自由」になったんだから、ヘンリー&メーガンはひっそり生きればいいのに。
なぜ英王室の行事にしゃしゃり出るかな???— ぴぃさん (@sakuralov2013) June 3, 2022
歓声とブーイング
3日のセントポール大聖堂での礼拝には、ヘンリー王子夫妻も出席しました。
そこで注目が集まったのは座席の位置です。
チャールズ皇太子夫妻とウィリアム王子夫妻が座った席とは、通路をはさんではるか離れた反対側に案内されたのです。
しかも最前列ではなく、前から2番目でした。
ヘンリー王子の隣に座ったブルックスバンク氏(36)は、女王の次男アンドルー王子の次女ユージェニー王女(32)の夫です。
ヘンリー王子とは顔なじみですが、彼に王位継承権はありません。
メーガンさんの隣は女王の妹、故マーガレット王女の長女サラ・チャット夫人(58)で、人柄の良さから女王の大好きなめいと言われます。
ただし、王位継承順位は28位です。
国民には、記念すべき祝いの場であり、またとないチャンスとして家族の和解を期待する声もありましたが、そうした兆候はほぼ見られず、ウィリアム王子との間に立ち話もありませんでした。
ヘンリー王子夫妻がセントポール大聖堂から帰る階段の途中では、歓声もあがったものの、ブーイングも起きました。
メーガンさんは手も振らず、そそくさと車に乗り込むと、滞在先のフログモア・コテージに戻ったのです。
礼拝後のレセプションに夫妻は招待されていませんでした。
夫妻が祝賀イベントに参加したいのであれば、許可はする。
しかし、英国に居住せず、公務も行わない元ロイヤルに対しての見事な一線の引き方に、多くの国民は納得しました。
すでに王室は、夫妻不在のまま前に進もうとしています。
女王が次第に重要公務をチャールズ皇太子(73)に任せるようになり、王室は大きな節目にさしかかっているのです。
ヘンリー王子はいつも以上にメーガンさんの手を強く握りしめ、自分がロイヤルの「Bクラス」に格下げされたことに耐えたのでした。
ヘンリー王子もメーガン妃も王室からは離れて独自に活躍する方が見ていて気持ちが良いです。
元々イギリス王室はダイアナ妃が亡くなってからは世界的には人気は全然無くて、人々は無関心でした。
ヘンリー王子がメーガンさんと付き合い始めてから驚いて注目されただけです。??— nekosan55 (@nekosan553) June 10, 2022
ネットの声
「公務はしない、でもロイヤルを名乗って私的な活動をするという美味しいとこ取りの夫妻に対して英国王室がとった毅然とした線引きは国民も納得だろうし、ますます王室への敬意は高まったのではないかと思う。
一般人になった方がまだロイヤル扱いを当たり前に享受し、またそれを当たり前として支援する国の民としてはとても羨ましいですね。」「今回は英国王室のしっかりとした線引きを感じました。夫妻が行った行為に対しての国民感情も考慮した対応だと思います。重い歴史を感じる評価される対応です。
同じ意見の方も多いですが世界一長い歴史のある我が国の皇族においても国民の信頼を損う事無く、様々な昨今の出来事に対してしっかりした線引きを実施して頂きたいと願っております。」「当然な話。女王からしたら、ヘンリー夫妻は家族であっても、王族ではなない。
プライベートでは家族の一員として扱うけど、公式には一線を引く。席順なんて、それの最たるもの。
王位継承権の順番によるんだろうから、継承権を放棄したヘンリー王子が、父兄と同じ場所に座れないのは当たり前。本人も離脱した時には、それはさんざん言われたはず。
ただ、本人自覚がないのか、あくまでも王族としての待遇を要求する。王室の責任、義務を放棄した人が、王室の権利、待遇を要求するのは間違ってる。それはアメリカでは問題ないのかもしれないが、英国では大問題。
この夫妻、奥さんからしたら、完璧にあてが外れたんだろうけど。そこは、皇室のある日本でも、同じく否定的だと思う。」