自分が死んだ後、子供たちにできるだけお金を残してやりたい…

そんな親心で死亡保険に加入しても、思わぬ落とし穴があるのです。

古い保険証券が出てきたら…

「最近、実家の押し入れから5年前に亡くなった母が加入していた生命保険の保険証券が出てきました。晩年の母は認知症で、保険に加入したことを忘れていたようです。保険金は3000万円でしたが、保険会社から『すでに時効なので支払えません』と言われて、泣く泣く諦めるしかありませんでした」都内在住の男性会社員A氏(58)

生命保険は被保険者の死後に自動的に支払われるわけではなく、受取人が請求しないと受け取れない仕組みになっています。

生命保険請求の時効は原則として3年。

ファイナンシャルプランナーの風呂内亜矢氏が解説します。

「受取人が保険の存在を知っていたかどうかにかかわらず、被保険者の死亡から3年で時効が成立する。ただし、請求期間を過ぎても事情を考慮して保険金を給付する保険会社もあるので、該当する人は諦める前に一度保険会社に相談してみましょう」

生命保険の加入状況がわからない

千葉県在住の女性Bさん(64)。

今年になって急逝した母がどんな生命保険に加入していたのかがわからず、途方に暮れているといいます。

「母が生命保険に入ったことは聞いていたのですが、どこの会社のものかも知らないし、保険証券なども見つからず困っています。生前にきちんと聞いておくべきだったと悔やんでいます」

証券が見つからない場合、保険会社からの郵便物の控除証明や、クレジットカードや預金口座からの保険料引き落としが手がかりになります。

保険会社から送られるカレンダーやポスターなどもヒントになりますよ。

この世代に残す保険

加入する親の世代も子のためにしておくべきことがあります。

「生前に生命保険の存在を子供に伝えておくことはもちろん、認知症リスクを考慮してエンディングノートなどに保険の詳細を記し、そのノートの置き場所を家族に伝えておきましょう。原則として保険会社には守秘義務がありますが、事前に『家族登録』をしておけば契約内容の確認が必要な時、登録済みの家族からの問い合わせに応じてくれます」(風呂内氏)

ネットの声

「保険会社に勤務しています。約款には時効の記載がありますが、実務としてはお支払をしています。また、年に一度以上の通知や、訪問なども行ないます。記載の話は事実でしょうか?何か別な不備や法定相続人の権利、担保などになってはいませんか?家族の杜撰さを伝えたいのか、保険会社を叩きたいのか。ライターの意図は何ですか?」

「ご遺族の方には大変お気の毒だとは思いますが…文中にもある通りカレンダーや保険料の引き落とし等の情報に目を向けるべきでしたね。別居されていたとしても亡くなった直後は預金通帳には絶対に目を通すものではないですか?取られるものは天引きで簡単ですが、貰えるものは面倒臭い手続きが必要なのが当たり前の世の中です。」

「私の勤務先の保険会社は、毎年必ず「加入の案内」を契約者に送付し、それが未達で戻ると住所調査をかけてでもお届けしています(営業の人が自宅を見に行く事も有る)また一定年齢超えた契約者は、毎年生存確認を行い、営業の人が本人又は家族に契約者が生きているか確認しています。実はこの二つ、結構家族や本人に鬱陶しがられるようで「電話して来るな」とか色々言われたりしますが‥‥そういう人に限って保険を解約した事を忘れて 入院等で「何で保険が下りない」と文句言います。ちなみにうちの会社は保険金の時効が過ぎても支払われます、私が知っているのは5年越えなので、「何年後でも必ず」とは言え無いですけど。」

決まり事として時効があったにしても、やむにやまれない事情なども考慮してほしいですね。

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