ホンダの『スマチャリ』で電動アシスト自転車は次世代型システムへ

ホンダが開発した後付“電動アシスト自転車”システム「スマチャリ」ってどんなモノ!

ジワリと知られてきた便利機能。

ネットでの反響は。

ホンダが提案する「スマチャリ(SmaChari)」は、既存の自転車に電動アシスト機能とコネクテッド機能を加えた次世代型システムです。

ホンダの次世代自転車システム「スマチャリ」に注目集まる

最大の特長は、スマートフォンアプリと連動した多彩な機能にあります。

アプリを利用することで、家族や友人同士で位置情報を共有でき、通学時の安全確認や待ち合わせがスムーズに行えるほか、登録したユーザー間で電子キーを共有し、一台の自転車を複数人で効率的に使うことも可能です。

また、ホンダが蓄積したデータを活用し、急ブレーキの多い危険箇所を走行中にアラートで知らせる機能も搭載。これにより、初めて訪れる道でも安心して走行することができます。

さらに、AIモードによる最適なアシスト設定や、好みに応じたパワーとレスポンスの細かな調整機能、急発進抑制機能なども装備。

走行距離や消費カロリーもアプリから確認できるため、日々の健康管理にも役立ちます。

このようにスマチャリは、単なる移動手段にとどまらず、安全性、利便性、環境意識までを高める新しい自転車ライフを提案しています。

スマチャリ開発のきっかけは、高校生の自転車通学をより楽に、安全にすることを目指した構想にありました。

日本国内には約7000万台もの自転車が保有されており、とくに10代の中高生にとって、自転車は主要な通学手段となっています。

しかし、自転車通学には、事故発生率の高さや、坂道の多い通学路による体力的な負担といった課題が存在していました。

こうした現状を改善したいという思いから、ホンダは既存の自転車に後付けできる電動アシスト機能の開発に着手。

誰もがより快適で安全に自転車を活用できる社会の実現を目指して、スマチャリが誕生しました。

SNSで広がる期待と反響

スマチャリを初めて採用したのは、スポーツサイクル専門店ワイズロードで、同社は2023年11月に「RAIL ACTIVE-e」としてスマチャリ搭載車を発売しました。

現在は、「RAIL DISC-e」と「RAIL ST-e」という2車種が販売されています。価格はRAIL DISC-eは21万8900円、RAIL ST-eで19万8000円となっています。

現時点でSmaChariが利用できるのは、ワイズロードが取り扱うこれら2モデルに限られていますが、今後はさらに拡大していく見込みです。

現在、SNS上においても、スマチャリに関する注目の声が多く上がっています。

「取り付けの手間は掛かるけれど、動力伝達ロスが少ないし、車体への負荷も小さい。さすがホンダ」

「これはいいな。すでに持っている自転車にもしてほしい」

「ホンダのスマチャリ、試乗してきたけどかなよさげだった。アシストが切れる24km/hを超えたあとも、ちゃんとしたクロスバイクかつ軽量なので自分の足で加速出来るのがよい」

などと、性能の高さを評価する声が多く見受けられました。

今後の展開に期待

一方で、「スマチャリいいなーって思ったけれどユニット販売は無しか……」

「今乗ってる自転車を後付けで電動アシスト化できるところまで進めば本当に魅力的なんだな」

などと、スマチャリの採用車種が限られていることを懸念する声もあります。

とはいえ、機能面ではおおむね期待の声が多く、注目度や期待値の高さが伺えます。

ホンダは過去の取材に対し、

「現在、SmaChariをご採用頂けるパートナー様を増やし、取り扱い車両を増やす為の活動を継続中であるため、今後の動向についても注目していただきたい」

と話しており、今後のビジネス拡大が期待されています。

SNSで寄せられた声を見ても、スマチャリはすでに高い関心を集めており、特に性能や機能面では好意的な意見が多く見られました。

今後、より多くの自転車に導入されることで、その利便性がさらに広がることが期待されます。

ホンダの取り組みが、自転車という身近な移動手段にどのような革新をもたらすのか、引き続き注目を集めています。

ネットの声

「既存の自転車に取り付けれるって…さすがすぎるHONDA!」

「かっこいいけど、サポートしてくれるお店がないと不安なんだよね。特にチェーンとリム」

「値段がとんでもなくて草」

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