2019年5月23日、東京・新宿区のマンションで知人男性の腹部を刃物で刺した事件。

殺人未遂の罪に問われているガールズバーの元店長・高岡由佳被告(21)の裁判の判決が2019年12月5日に出ました。

裁判長の「被告人を懲役3年6カ月に処する」の声が法廷に響きました。

求刑は5年だった

求刑の5年よりは短いものの執行猶予なしの実刑判決。

初めは、身じろぎもせず聞いていた高岡被告でしたが、すぐに肩を震わせて泣き始めたのです。

判決の理由について裁判長は、高岡被告の強い殺意と身勝手な犯行を指摘しました。

「好きで好きで仕方なかった。相手を殺して私も死のうと思った」
「刺した直後に彼が好きだといってくれた」

事件当時、高岡被告は新宿警察署から移送される際に不敵な笑みを浮かべる様子がたびたび報じられています。

また、血まみれで倒れる被害男性の横で平然とたばこを吸う高岡被告の犯行直後の現場写真がSNSで拡散されたのです。

ネット上では大きな話題となったのはいうまでもありません。

法廷には被害男性の姿も…。

新宿のホストクラブに勤める人気ホスト・琉月(るな)さん。

ホスト歴1年、20歳の新人で、高岡被告は琉月さんの客だったのです。

琉月(るな)さんの心境は??

琉月さんは小柄で細身の、渋谷などで見かけるイマドキの若者です。

渡された名刺によると現在の源氏名は「痛みに負け琉月」(いたみにまけるな…)。

役職は「幹部補佐」、ホストになる前は職人だったということです。

「僕すいません、お酒飲めないんですよ。肝臓ないから(笑)」

琉月さんは慣れた手つきでグラスにお茶を注ぎ、笑顔で乾杯をするものの、身体には腹部から胸にかけて巨大な十文字の傷が残っているというのです。

確認させてもらいましたが、軽快なトークが信じられないような凄惨な事件を物語る傷跡でした。

「ゆのちゃん(高岡容疑者)とは最初は僕が去年(2018年)の10月くらいに彼女の勤めるガールズバーに遊びに行っていて、その後、今年3月くらいから彼女が僕のお店によく来てくれるようになったんです。平均週3回くらい。月に100万円近くつかってくれて、とてもいいお客さんでした。”彼女”ではないんです」

ホストと客…しかし肉体関係も

「ネットでは、僕が彼女と同棲していたような書き込みも多かったのですが、僕は寮に住んでいました。店が終わってからはアフターとして、映画や猫カフェ、彼女の家にも行くことはありました。『付き合ってほしい』と言われましたが、『ホストだから付き合えない』と話していました」

あくまでホストと客の関係だったと話す琉月さん。

しかし、高岡容疑者とは肉体関係があったというのです。

お腹のあたりが痛くて目が覚めると…

「事件があった日は何もないんです。15時くらいにお店が終わって、『家に来て』と言われていたので彼女の家に行きました。ゆのちゃんはいつも通りの感じだったので、『先に寝るね』とパンツ一丁で寝ました。
30分くらい経って、お腹のあたりが熱くて、痛くて、目が覚めると包丁がお腹に刺さっていて、彼女が僕の上に馬乗りになっていて、『一緒に死のう』って……」

高岡容疑者は刃渡り14.8センチの包丁を琉月さんの腹部に突き刺したのです。

刃は胴を貫通し、背中にまで達していました。

「パニックになり、あのときのことはあまり覚えてません。『一緒に死のう』『私のこと好き?』って聞かれて、好きと言わないと怖いから、『好き』と答えました。本当のところ、そのときの感情は今でもよくわからなくて、僕も人間だから、あれだけ尽くしてくれて情もあったし…」

「でも助かりたいという思いが強かったんだと思います。包丁を抜いて、無我夢中で部屋を出て、エレベーターを降りて(マンションの)エントランスで倒れました。自分でも『よくそこまで行けたなー』と思います。あとでお巡りさんから聞いたのですが、ゆのちゃんの部屋はもちろん、エレベーターの中も血の海だったそうです。『救急車呼んで』と叫んだことも覚えています」

病院の窓からゆのちゃんが入って来る夢も

病院に運ばれ、生死の境を彷徨った琉月さん。

助かる確率は「2割だった」と後に医師から告げられたといいます。

「病院で目が覚めたときは物凄く身体が痛かった。刺されたことが凄いショックで誰とも話したくなくて、カウンセリングも受けました。病院の窓からゆのちゃんが部屋に入って来る夢を何度か見て、怖くなり部屋を替えてもらいました」

傷ついた琉月さんを支えたのは店の仲間たちでした。

記者にホスト仲間への感謝の思いを口にした琉月さんは、一瞬声を詰まらせ、涙ぐんだ。

「店の仲間が入院中、毎日面会に来てくれたんです。肝臓とった(摘出した)こと告げると、『俺がお前の肝臓になるから』って。今でも僕がお酒が飲めないので仲間が酒を代わりに飲んでくれます。ここが僕の居場所なんだと思って、ホストを続けることにしました。今ではお客さんも戻ってきてくれて、何とかお店でやれてます」

恨む気持ちはない…

「あの家(事件現場)は、ゆのちゃんには同棲を迫られていたとき、『ホストを辞めたら一緒に住もう』と話していて、それで彼女が借りた家なんです。それから『ホストを辞めて欲しい』と何度か言われていて、5月の初めにも『辞めてくれないと死ぬ』って言われて、屋上から飛び降りようとしたことがありました。」

「これも後で知ったことですが、彼女は僕を支えるために風俗で働いて(ホスト店での)売り上げをつくってくれていた。彼女の気持ちに対して、僕の態度は適当でした。僕、本当にクズなんですよ。LINEの返事も返さないし、電話で約束してもダルくなったらブッチしちゃうし、将来の夢はヒモですし……クズですよね」

「こうして生きていられたし、いいかなって。ゆのちゃんから一度謝罪の手紙をいただきました。今後、罪を償うと書いてありました。彼女も若いのに名前と顔が出てこれから大変だと思いますし、彼女のことは許そうと思います」

法廷で琉月さんをみた高岡容疑者は何を思ったのでしょうか。

ネットの反応

「刑に服して出てきたらまともな生活をしてください」

「一般人に対しては量刑が多く決めるくせに政治家 官僚や上級国民には甘い量刑とかを下す!汚ない裁判官たち!」

「懲役短くなって良かったじゃん。ちゃんとやればもっと短くなるかもしれない。満期で25歳ぐらい?まだまだなんでも出来るよ」

現場の写真が出回ったときはサイコパスやら現代の「阿部定」なんて言われましたが、やっぱり普通の女の子でしたね。

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