ホーガン戦の“猪木舌出し失神事件”は前田日明が関係してた!?

前田日明氏 猪木VSホーガン戦の猪木舌出し失神事件の真相激白「猪木さんの代わりに病院へ行ったのは俺」

格闘家の前田日明氏(63)が8月26日に更新されたプロレスリング・ノアのGHCヘビー級王者の拳王(37)のYouTubeチャンネルにゲスト出演。

新日本プロレス「第1回IWGPリーグ優勝決定戦」のアントニオ猪木VSハルク・ホーガンで起こった猪木舌出し失神事件の真相を語りました。

ホーガンに失神KO負け

前田氏は現役時代に仲間から騙していったという話題で猪木もそういう人だったというのです。

83年6月2日に蔵前国技館で行われた「第1回IWGPリーグ優勝決定戦」で猪木は場外でホーガンのアックスボンバーを後頭部に食らい、鉄柱に頭部をぶつけてダウン。

さらにエプロンに上がったところでホーガンのアックスボンバー食らって場外へ転落した猪木。

セコンドによってリングに上げられたのですが舌を出したまま失神KO負けを喫して病院送りになりました。

代わりに病院に行った

この試合をセコンドで見守っていた前田氏。

「猪木さんが鉄柱にバーンってぶつけられてベロ出してのびちゃった。あの時に会場からシーツ被せられてストレッチャーに乗せられて猪木さんの代わりに病院へ行ったのは俺だからね」

と衝撃的な真相を激白して、拳王も驚がく。

みんな欺されていた

「今でも覚えてるんだけど、猪木さんがベロを出してのびてるから“うわぁ大変だ”と思って、パっと藤原喜明さん見たら“またやったら”って顔してたから、どっちなんだろう?思ったもん」

と本当かウソかわからなかったそう。

「坂口(征二)さんは完全に騙されていた。わかったのは藤原さんとドン荒川さんと俺だけかな」

と猪木の真実に気づいていたのはこの3人だったと明かしました。

ネットの声

「猪木さんのマネージャー的存在の当時の新間さんにとって、IWGPは猪木さんの為に全てを捧げた象徴的なタイトルでこの最終戦が正に新間さんにとっては最高のクライマックス。
ここで初代のIWGPのチャンピオンになる筈だったのは当然アントニオ猪木。
しかし猪木さんはこの新間さんや世間の思いや期待を見事に一人で裏切って予定調和を崩したのは今となっては歴史的な場面となりましたね。
この事件、翌日の一般紙の朝刊にも載りましたからね。
この頃猪木さんにとって新間さんは疎ましい存在になっていたらしいですね。猪木さんにとっては世間を驚愕させたかったに違いない。」

「試合結果にオロオロしながら 勝ちアピールをするホーガンが印象的でしたね。
あの時はこんな裏事情があるなんて思いもしませんでしたが そりゃブック通りの結末にならなかったらホーガンはかなり焦ったと思いますよ。
あくまで自分は猪木の引き立て役というスタンスで 団体エースの優勝で幕を下ろすところを自分がかっさらってしまったのだから まずいことをした 干されてしまうと内心心配したんじゃないかと思いますね。」

「猪木さんは借金取りが会場に待ち構えていて逃げ出す手段がこれだったらしい。蔵前から運ばれた病院は新宿だったし。後年、最初に聞いた時は裏切られたというより、長い年数をかけてきた一大イベントをそんな使い方する猪木は凄い!という思いでした。」

「猪木は予定調和を嫌っていたからね。その場、その場の雰囲気を読んで決まり事を臨機応変に変えてみたり、ファンを騙すにはレスラーも騙さなきゃダメ、みたいな感じで、誰にも内緒でいきなり度肝を抜く事もやった。
その都度、坂口さんが人間不信に陥るわけだが、プロレスの範囲内では猪木に勝る人間は誰もいなかったから、周囲を納得させる説得力があった。
ただ、リング外での猪木個人は嫌われてたらしいけどね。山本小鉄さんも、新間寿さんも、アントニオ猪木は最高の人だが、猪木寛至は最低な人間という趣旨の発言をしている。だが、われわれファンにとっては関係ない。アントニオ猪木だけが最高であればそれで良かった。」

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