2025年MotoGPのヤマハは期待できる!?ジャック・ミラーはやってくれるよ!

【MotoGP】ミラー、新天地ヤマハでポジティブな感触「序盤戦でさらに進歩し続けられると思う」

ジャック・ミラーは今季からかつての古巣であるプラマックへ出戻ったが、ヤマハ陣営となった同チームでの再スタートをポジティブな形で始めている。

ヤマハが抜擢

昨年、ミラーはKTMで苦戦していたこともあり契約を延長できず、MotoGPキャリア終焉の危機に瀕していた。

しかしかつて所属したプラマックがヤマハのサテライトチームとなると、経験豊富なミラーに白羽の矢が立ち、一転してキャリアを継続できることになった。

そして2025年2月となり、2度のプレシーズンテストを終えたミラーは、ヤマハへの適応具合が順調なこともあり、かなりポジティブに新シーズンを迎えられているようだ。

開幕前最後のテストとなるブリーラムテストでは、低グリップなコンディションもあってヤマハ勢はセパンよりは勢いを失っているように見えたが、ミラーの適応は順調。

ファクトリーチームのファビオ・クアルタラロから、0.012秒差の11番手タイムにつけていた。

そしてミラーは、YZR-M1からまだもう少しペースを引き出せるはずだと感じているという。

「ヤマハがしっかりした背骨を持っているというのは分かっていた。だから自分のライディングスタイルをどうやって適応させていくか、そして何を変えなくちゃいけないのかを考えて行くだけだった」

ミラーはそう語る。

「今の自分のポジションには、かなり満足している。ライディングが楽しいし、新品タイヤで出ていくたびに、『もう少しブレーキを早く離して、コーナースピードを上げられればよかったのに』なんてことを思っているよ。そういった感じで、乗っていて楽しいバイクだ」

本戦に向けて好感触

ミラーはヤマハのマシン開発については、まだリヤエンドやエンジンパフォーマンスで改善すべき点はあると考えている。

しかし、全体としてはプラマックで新たなスタートを切る上で、とても楽観的な気持ちになれているようだ。

「このバイクで自分が大きく進歩できたと感じているし、序盤の数戦を通じて、さらに進歩し続けられると思う。線路はいい感じに繋がっているよ」

「チャンピオンシップに向けて、少し楽観的になれている。テストでの戦いは終わって、これからレースへのやる気に満ちているんだ」

またミラーはテスト中に行なったスプリントのシミュレーションは悪くなかったとしつつも、まだマッピングに課題があると明かした。

「スプリントのシミュレーションを実施したけど、ペースは結構満足できるもので、悪くなかった」

「ただレース用のマップのひとつに問題があって、予選用のマップをデフォルトにしなくちゃいけなかった。それで、最後の3周はかなり乱れたところがあった。でもそういう状況で何をすべきかを理解するという点ではよかったよ」

チームを称賛

なお20年近くドゥカティ陣営だったプラマックが使うマシンをヤマハへ変更した事自体も、チャレンジングなことだ。

ミラーはそうした中でも、チームは素晴らしい仕事をしていると称賛した。

「メーカーを移るというのは、ライダーにとって当然簡単なことじゃない。でもチーム側にとっても、それはもっと難しいことだ。特にプラマックは過去10年、15年も同じメーカーのバイクでやってきていたんだからね」

「それを変えて、全く新しいマシンについて学ぶのは簡単ではなかったはずだけど、彼らは素晴らしい仕事をしてくれた」

「今はレースに向けて凄く快適だと思うよ」

ネットの声

「テスト期間中はこのミラーが新型フレームと新型スイングアームの組み合わせをテストしている姿が見受けられましたね。ヤマハはテストが行われたマレーシアとタイで好不調の波が大きかったのがちょっと気になりましたが、何にせよ4台体制になった利点を上手く利用して頑張って欲しいですよね。」

「口には出さないでしょうけど、KTMではマシンの特性にアジャストできずに終わったんだと思う。でもYAMAHAのマシンとは相性良さそうなんでしょうかね。今季は久々シューイが見られるか楽しみにさせて頂きます。」

「ジャック、YAMAHAに乗ってから、やたらポジティブな発言が多いな!サテライトだけどYAMAHAと関係は良好そうですね!」

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