ジャッキー・チェンに「裏切り者」の烙印 中国本土に8億円豪邸を購入
香港スターにしてハリウッドスターのジャッキー・チェンが中国本土に家を購入したことが話題になっています。
政治的に共産党寄りであることの証明となったからです。
目次
香港では裏切り者の烙印を
ジャッキーは1970年代後半から、映画「スネーキーモンキー 蛇拳」「ドランクモンキー 酔拳」などヒットを連発。
80年代にカンフー俳優としての地位を不動のものにし、90年代にはハリウッドにも進出。
世界的な映画スターとなりました。
近年、ジャッキーは共産党との関係を重視する動きを見せており、2012年からは中国人民政治協商会議のメンバーに選出されています。
また、19年、香港民主化デモのきっかけとなった「逃亡犯条例改正案」を支持するコメントを発表。
さらに、香港における国家安全法の導入にも賛成するなど、大陸寄りの姿勢が鮮明となっていたことから、香港では「裏切り者」との批判を受けているのです。
ジャッキーチェンの映画
・酔拳シリーズ
・ラッシュアワーシリーズ
・プロジェクトシリーズ(特にAが好き)
・ポリス・ストーリーシリーズ
新ポリス・ストーリーで、仲間が吊り下げられ床に落とされるシーン、あたしの中では苦手かな。#好きな映画ポスターを晒す pic.twitter.com/R0pvD2djto— ☆けいC&A1207⇔紋智(もんち)☆ (@kei_ft) August 31, 2022
中国本土に8億円の新居
こうした中、複数の中国メディアは、ジャッキーが浙江省杭州市に新居を構えたことを報じました。
ジャッキーが購入した高級マンションは広さ400平方メートル、販売価格は4000万元(約8億円)。
ジャッキーが入居した8月27日には中国メディアが現地に駆け付け、マンション前にはレッドカーペットが敷かれ、映画祭の授賞式のようでした。
アパアパとの戦い。
ポリスストーリー2はこいつの印象がとても強い。
ジャッキーの敵の中でも屈指の強さ#アパアパ#ジャッキーチェン !! pic.twitter.com/iMGmDfWdvu— ジャッキーチェン動画 (@JackieChanDoga_) August 31, 2022
中国のスターへ
ユーチューブチャンネル「地球ジャーナル ゆあチャン」で日中の情報を発信している中国人ジャーナリストの周来友氏はこう語ります。
「ジャッキーはかつて天安門事件が発生した1989年当時、テレサテンを始め、数々の香港スターたちと共に中国共産党を批判し、学生たちを支持するため、大規模なイベントにも参加しました。現在のジャッキーについて香港市民からは『共産党の犬』という批判も出ています。ジャッキーファンも多くいる日本でも彼の変化に複雑な思いを抱く人も多いのではないでしょうか」
ジャッキーが香港スターから、中国スターに変わりつつあるようだ。
車の製造工場で戦うジャッキー3
スパナ取らさないところ好き#ジャッキーチェン#ツインドラゴン WWW pic.twitter.com/o5mqd33z0z— ジャッキーチェン動画 (@JackieChanDoga_) August 31, 2022
ネットの声
「ジャッキーチェンは日和見主義。アクションスター・映画監督としては多大な実績を残したが、プライベートでは女優とたくさん浮名を流し、不倫して相手との子供もいる。
ここに来てブルースリーがいかに素晴らしかったかが改めてわかる。格闘家とアクションスター・映画監督の二刀流で、国籍などにとらわれず人類は兄弟だと言っていた。また、水のように変幻自在に生きよ、とも言っていた。今の香港人に向けての言葉のように聞こえる。」「返還前は「共産党は香港の自由な気風まで奪ってはいけない」なんて発言してたんですよね。ところが返還直前だったか直後だったか、新作キャンペーンで来日時に何かのTV番組で「日本に移住したい」とポロッと云ってて、その時は日本のファン向けのリップ・サーヴィスだろうと思ってたんですが。そのうち甥だか弟だかが薬物不法所持で逮捕、すぐ釈放されましたけど、それ以来ジャッキーの発言って完全にアッチ寄り。「香港の皆さん、共産党の指導に従いましょう!香港は自由と放縦をはき違えてます!」なんて、あーあ、日和っちゃったよ、思えば日本で暮らしたい発言も、あの頃からもうジワジワ追い詰められてたのかなー…と気の毒でした。彼のその後の活躍に比べ、同じ香港人なのにすっかり顔を見なくなったのがジョン・ローン。リチャード・ギアみたいに公の場で中国批判でもしたのか、寡聞にして知りませんけど、やっぱりそうなんですかね。」
「私は今でも「カンフーをバリバリやってた頃」のジャッキーチェンのファンです。バイト先の後輩の子に偶然ジャッキーチェンが好きって話したら意気投合したのが嫁です。ジャッキーがいなかったら今の私たちはありません。ありがとう「あの頃の」ジャッキー。」