ジャッキーが中国寄りになった悲しい事情って??

ジャッキー・チェンが「中国の犬」になった悲しき裏事情

「ジャッキーはもう我らのスターではない。彼は『中国共産党の犬』になってしまったのだ……」

香港の人々はいま、テレビでジャッキー・チェンを見るたびにこう嘆いているというのです。

中国の宣伝マン?

ジャッキーが中国・浙江省に4000万元(約8億円)のマンションを購入したのは、8月末のこと。

すぐさま中国メディアが現地に駆け付け、マンションの前にレッドカーペットが敷かれるなど大々的に「お披露目会」が行われました。

「今回、ジャッキーは上海に近い浙江省杭州に豪邸を購入しました。香港では、『ジャッキーはいよいよ中国本土に腰を据えて暮らすつもりだ』という批判の声が上がっています。自宅近くには中国映画界最大の撮影所がありますが、ジャッキーが購入したマンションの屋上にはヘリポートが完備されているので、簡単に通うことができる」(現地メディア記者)

ジャッキーは2019年、香港民主化デモのきっかけとなった「逃亡犯条例改正案」を支持するコメントを発表。

さらに、香港における国家安全法の導入にも賛成するなど、最近はすっかり中国政府寄りの姿勢が目立つようになっています。

豪邸のお披露目会も、「宣伝マン」としてジャッキーを利用する中国政府の広報活動の一環と見られているのです。

同情の声も

こういった姿を見ていると、香港の人々が「中国の犬」とジャッキーを批判するのも頷けます。

ただ一方で、彼らのなかにはジャッキーの境遇に同情を寄せる人も少なくないというのです。

「実はジャッキーが可哀そうだという声もあるんです」と解説してくれたのは上海の新聞記者。

いったいどういうことなのでしょうか。

「ジャッキーには、中国に従うしかない事情があるといわれています。そのひとつが、一人息子で俳優兼歌手のジェイシー・チャン(39)の存在です。2014年にジェイシーは、北京にあるジャッキー名義のマンションの一室を麻薬の使用場所として提供したとして現地警察に逮捕されている。中国では麻薬は大罪であり、長期刑が下されることも珍しくありません。ところが、ジェイシーに下った判決は、懲役6ヵ月という極めて軽いものでした。このことから、中国政府とジャッキーとの間で何らかの密約が交わされたのではないかとウワサされているんです」(上海の新聞記者)

息子のために中国になびいた?

逮捕以降、息子のジェイシーは活動を自粛していたのですが、今年8月に台湾で7年ぶりに歌手活動を再開したと報じられています。

「中国政府の許可がなければ、ジェイシーが歌手活動を再開することは不可能です。息子の活動再開のために、ジャッキーは身をなげうって中国のために尽くしたといわれています」(同前)

天安門事件が発生した1989年には、他の香港スターとともに中国共産党を批判する大規模イベントにも参加していたジャッキー。

香港中から愛されていたがゆえに、その変節への悲しみは深い。

ネットの声

「いまのジャッキーとりまく状況は、いろんな事が言われてるし、彼の政治的態度は残念でしかない。
だからといって、過去の業績が無しになるわけでもない。
過去の映画、香港時代の映画は素晴らしいし、スターだったのは間違いない。
残念なのは、過去形で語られる人になってしまった。
今は、別人のよう。
よく言われるように、家族の問題が影響してる可能性は大きいにしても、ちょっと残念。
今のハリウッドは中国に忖度してるので、彼の居場所は十分に確保されてるとは思うけど、そんな状況になんか白けてしまう。」

「ジャッキーさんが中国に楯突けば、生涯を捧げて築いてきた興業組織が潰されてしまいます。
そこで働いている人も弟子や後輩もハーベスト関係者も全人代から目を付けられます。
長年の友人のジェット・リーや今頑張っているドニー・イェンも致命的な妨害を受けるでしょう。
それでなくてもドニー・イェンの映画が反日的、親中的な色が日に日に濃くなっている事に疑問を感じている人も多いです。
ジャッキーとしては、自分が言う事を聞けば多くの人が助かると思えば、この選択しかないでしょう。」

「うーん、確かに家族が、家族のことが”人質”になっているという話は結構前から聞くね。親御さんの過去とか息子さんの酌量とか。司法取引みたいなことだと言えば、ジャッキーの責任も大きいが、中国みたいな国で向こうから取引を持ち掛けられたら、それは断れないのかもしれない。TV映画ジャック・バウアーの「24」ほどではなくても後が怖そうな気がする。後、というのは自分が死んだ後も含まれる。日本人は、直接被害を被ることは少ないので、ジャッキーの件は、半分は静観で見守るしかないかも。」

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