「日本の人たちにはわかってほしい」
アメリカ人やフランス人が日本のトイレをリスペクトするワケ
清潔さや、機能性の高さが世界的に評価されている日本のトイレ。
外国人観光客が日本で公共トイレを利用し、感激することも少なくありません。
いったいなぜ、それほどまでに魅了されるのでしょうか。
2024年に日本を訪れた外国人観光客の反応を振り返ります。
目次
母国にはない、トイレのある装置に釘付け
初訪日のアメリカ人女性が思わず「アメージング!」
日本の清潔なトイレに感激
アメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルスから、初めて日本にやってきたイザベラさん。
日本の良いところを質問すると、「日本の公共トイレ。
本当に本当に素晴らしいです!」と絶賛していました。
トイレの音消しに使う「トイレ用擬音装置」に感激し、「押すと音が流れたんです。本当に驚きました! アメージング!」と驚きを隠せません。
海外の多くの国には、排泄の音を恥ずかしいと思う文化がなく、トイレ用擬音装置も必要ないのだとか。
日本独自の恥じらいの文化によって普及した装置に、初訪日のイザベラさんが驚くのも無理はありませんね。
トイレットペーパーをトイレに流せる国は案外少なかった。
🟥トイレに流せない
🟧場所によっては流せない
🟩トイレに流してください https://t.co/1TE5pyacLV pic.twitter.com/UKpsmz7Fqc— Atsuko Yamamoto🇯🇵 (@piyococcochan2) January 5, 2025
「日本だからこそ」できる透明トイレに興味津々
観光スポットになった日本の透明トイレ
アメリカ人大学生「ぜひ見てみたいです」
アメリカ・マサチューセッツ州からやってきた、リアムさん、シャリアさん、ジャックさん、ノアさん。
日本のトイレの清潔さに感心する4人は、観光スポットとして話題を集める公衆トイレに興味津々な様子でした。
「SNSで見かけたんだけど、渋谷には透明トイレがあるらしいですね! スイッチをオフにすると、ガラスが曇って見えなくなるっていう。透明トイレは、ぜひ見てみたいです」
ただ、それは清潔さを保てる日本だからこそ利用できる施設だと感じているようで、
「アメリカにそんなトイレがあったら、入る前から汚いのが見えて誰もトイレを使わなくなりそう(笑)」
と、日本の文化や意識の高さに関心を寄せていました。
フランス人が日本の当たり前に衝撃
日本の当たり前が、他国では例外
「日本の人たちにはわかってほしい」フランス人が日本のトイレをリスペクト
フランスからやってきた、トーマスさんとエリックさん。さまざまな場所に足を運ぶなか、日本の清潔さと、人への敬意を常に払うところに感激したといいます。
「日本はいろいろな駅にあるトイレも、とてもきれいです。フランスの地下鉄に、トイレはほとんどありません。あったら、大変なことになってしまうからです!」
フランスをはじめとするヨーロッパでは、駅構内にトイレがあることは少ないのが一般的です。
あったとしても便座がなかったり、清潔感に欠けたりしていることがほとんどなのだとか。
いつでも清潔なトイレが使えるのは、日本では当たり前でも、他国だと例外であることを訴えたエリックさん。
外国人ならではの視点で、日本の美化意識の高さを称賛していました。
ネットの声
「記事の通りかも知れないが、その清潔さを保つ為に一生懸命清掃してくれている方々が沢山居る。
その方達も仕事とはいえ、色々掃除に抵抗のあるものも沢山あるだろうに。
綺麗にして下さっている方々に感謝です。」「私も仕事の一環で、某施設のトイレを掃除する事があるんですが、便器自体の汚れはそれ程でも無いにしろ、なかには多目的トイレの洗面台にブツがしてあったり床に吐いてあったりと色々な場面に遭遇します。
なので自分が公共施設のトイレを使う時は、掃除してくれてる方の事を考えて、なるべく汚さない様に心がけています。」「だったら外国人にもわかってもらいたい。例えば新幹線の指定席や大荷物置き場を理不尽に占領されたり、大切な我が町にゴミをばら撒かれるなど、ルールを破って荒らされる現状への日本人の感情を。気遣いの国だと理解してくれるのなら、気遣いで返してくれるか、最悪でも日本のルールには従って欲しい。」