
『エターナル・サンシャイン』『ゼロ・グラビティ』にも影響を与えた、アラン・レネ監督が贈るタイムトラベル・ラブストーリー 映画『ジュ・テーム、ジュ・テーム』
アラン・レネ監督作、映画『ジュ・テーム、ジュ・テーム』の予告映像が公開された。
目次
記憶や時間をめぐる作品の原点
本作は、ミシェル・ゴンドリー監督の『エターナル・サンシャイン』に影響を与え、アルフォンソ・キュアロン監督が『ゼロ・グラビティ』を作る際に参考にしたと公言した、
記憶や時間をめぐる作品の原点ともいえるタイムトラベル・ラブストーリー。
『夜と霧』『二十四時間の情事』『去年マリエンバートで』をはじめ、91歳で亡くなるまで革新的な映画づくりを続け、
クリストファー・ノーラン、チャーリー・カウフマン、スティーブン・ソダーバーグほか、
現代ハリウッドの名匠たちも敬愛するフランスの巨匠、アラン・レネによる知られざる重要作がつい日本で劇場初公開される。
時間のなかに閉じ込められた主人公
この度、タイムマシンに乗って過去へと旅立った主人公が体験する特異な時間旅行をとらえた予告映像が公開された。
1分間だけ1年前の世界へ戻る予定が、時間のなかに閉じ込められてしまった主人公クロード。
彼はそこで、かつて破滅的なまでに愛し合った恋人カトリーヌとの思い出をランダムに追体験するのだが‥‥。
レネの『ジュ・テーム、ジュ・テーム』を試写リンクで。敢えて関連作を探すとセザール・モンティロの小説『帰らざる肉体』、それを夫の立場から描いたものか。ペッツォルトが『あの日のように抱きしめて』で映画化してる。やはり『めまい』がモティーフに。
— Tetsuya Shibutani (@Tshibutani) January 29, 2025
2025年2月28日(金)より全国順次ロードショー
クロードを演じるのはジャン・ルノワール『捕えられた伍長』、フランソワ・トリュフォー『黒衣の花嫁』など様々な名匠たちの監督に出演、
レネ監督作品では『ジュ・テーム、ジュ・テーム』以降も『薔薇のスタビスキー』『六つの心』に出演した演技派クロード・リッシュ。
謎めいた恋人カトリーヌを演じるのはフレッド・ジンネマンの『ジャッカルの日』『ウディ・アレンの愛と死』などメジャー映画でも姿をみせたオルガ・ジョルジュ=ピコ。
また、弦楽合奏曲「広島の犠牲者に捧げる哀歌」などで知られる前衛音楽界、ポーランドを代表する巨匠クシシュトフ・ペンデレツキが音楽を手がける。
映画『ジュ・テーム、ジュ・テーム』は、2025年2月28日(金)より全国順次ロードショー。
タイムスリップものばかりと
揶揄される、日本映画界に
“活”を入れてくれるのか
アラン・レネ
『ジュ・テーム、ジュ・テーム』 https://t.co/BaBbDTx1oY— ルナ2 (@sxLibhisV343397) January 29, 2025