柔道で「有効」復活へ、「足取り」も解禁…4年後のロス五輪に向けルール改定
「有効」が復活
2028年ロサンゼルス五輪に向けた柔道のルール改定で、国際柔道連盟(IJF)が、国際大会で17年から廃止された技のスコア「有効」を復活させる方針であることが12日、わかった。
全日本柔道連盟関係者が明らかにした。
立った姿勢で組んだ状態で、相手の帯から下の脚などをつかむ、いわゆる「足取り」も解禁される。
技ありに次ぐスコア
現在、柔道の技のスコアは、「一本」と、2度決めると合わせ技一本で勝ちとなる「技あり」の2種類がある。
「有効」は技ありに次ぐスコアで、1試合で重ねても技あり扱いや勝ちとはならないが、試合時間終了時には、より多く決めていた方が勝ちとなる。
「足取り」復活で技による決着促進
立ち姿勢で組んだ状態からの攻撃では、相手の脚など帯から下をつかむ行為は罰則対象から外れる方向。
タックルで仕掛けるレスリングのようなスタイルが多発し、13年から全面的に禁止されていた。
すくい投げなどが可能になり、技による決着を促進する狙いがある。
組んでいない状態からの下半身への直接攻撃は、引き続き指導となる。
ネットの声
「どうせタックルのような技が横行して、面白くなくなるんだろうな。
疑惑のルーレットと言い、なぜ本来の柔道とはかけ離れた方向に舵を切るのか。
綺麗な一本が見たいのに。」「足取りOKなんてレスリングだよ。立って襟を取り合って技を掛け合う美しい柔道を見せてほしい。」
「日本では講道館ルールでやりましょう。
国際はほっといて。
国際出たい人は、頑張ってねってくらいでいいんじゃない?」「「有効」と「足取り」が国際ルールでも復活!本来あるべき柔道の姿だと思います。
実際講道館ルールでは、現在でも足取りOKだと思うのでとても楽しみです。
軽量級、中量級も団体や無差別でも活躍しやすくなるのでは?」