介護や死について…親が元気なときにしっかり聞いておいたほうがいいよ

親の介護や死は突然やってくる! 親が元気ないま聞いておくべき4つのこと

親の介護や死という事態は、時を選ばずに訪れる。だが年齢的に見ても、自身の定年と前後した時期に向き合うことが多いのも事実でしょう。

50代、60代になると、友人同士でも親の病気や介護の話題が増えてくるのです。

「うちの親はまだ元気だから」と思っていても、ある日突然、介護が必要になることもあります。

早めの準備で突然の介護にも困惑しない

そのときに備えて、介護保険制度の概要に目を通しておくべきだし、親がどんなケアを望んでいるのかを確認しておきたいところです。

たとえば、親が介護付き高齢者施設への入居を望んでいたとしても、本人の希望を聞いておかなければ、親は自分の意に反した介護を受けることになるかもしれません。

また、施設への入居費を自身で用意していたとしても、認知症になり意思能力がないと金融機関に判断されれば、親の口座は凍結されてお金を引き出せなくなります。

介護は思いのほか長く続いたり、費用がかかったりします。

生命保険文化センターの「生命保険に関する全国実態調査」(平成30年度)によると、平均的な介護期間は4年7カ月だそう。

介護に要した費用(公的介護保険サービスの自己負担費用を含む)のうち、一時費用(住宅改造や介護用ベッドの購入など一時的にかかった費用)の合計が平均69万円、1カ月当たり平均7.8万円となっています。

もちろん、介護保険制度で要支援・要介護認定されれば、介護度に応じて介護給付や介護サービスを受けられます。

ケアマネジャーやホームヘルパーなどの人手を借りることもできるし、介護費用の負担を軽減する措置も活用できるようになるのです。

何の準備も、気構えもないまま親が介護状態になってしまうと、想像以上に時間的、金銭的負担がかかる可能性があります。

そんな事態を避けるためにも、介護に関する知識を身につけ、親に寄り添う準備をしておきたいものです。

家族の安心のために親の死後の準備を

介護が始まると、嫌でも親の死を覚悟しなければならなくなります。

亡くなる間際の看取り、葬儀、埋葬と慌ただしく時が過ぎ去るなかで、死後の事務手続き(死後事務)を進めなければならず、悲しみにひたる時間さえないかもしれません。

「そんなことを考えるなんて縁起でもない」と思うかもしれませんが、親の死に向けた準備が死後事務や相続の手続きを円滑にしてくれることは間違いないのです。

親が死後事務のためのお金を用意してくれていれば、葬儀・埋葬費用などの支払いもスムーズだし、実家の整理にかかる費用もそこから工面できます。

先立つものが必要

葬儀費用だと、火葬式で10万~20万円、一般葬で100万円前後、献花・祭壇や斎場などにこだわれば数百万円かかる可能性があります。

埋葬料は、最近増えてきた海洋散骨や樹木葬でも30万~50万円、遺品整理も業者などに頼めば数十万円、デジタル遺品整理だけでも5万~10万円くらいといわれています。

こうした費用は相続財産から支払うこともできるのですが、相続手続きが終わるまでは家族・親族が立て替える必要があるのです。

誰が支払うかで揉めることもあり、それがきっかけで相続争いに発展するケースもあるから注意が必要。

埋葬料や葬祭費、未支給年金など、亡くなった際に受け取れる給付金もありますが、決して十分ではありません。

親の介護とその先にある死は決して他人事ではないのです。

早めに現実的な備えと心づもりをしておきたいものです。

ネットの声

「通帳を一つにまとめておくと、子供としては助かります。
うちの両親みたいに、定期は郵貯、手当て等は信用金庫、年金の受け取りは銀行だったので本当に困まりました。
支出も色んな所から出ていくと余計に分からなくなります。」



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