韓国大統領経験者の受難…“隠居熱望”も文在寅も逮捕されるのか…

韓国で政権交代、文在寅は逮捕される? 

本人は14億ウォンの豪邸での隠居を表明

3月9日に投開票された韓国大統領選挙。

激戦を制したのは、保守系野党「国民の力」候補の尹錫悦(ユンソンニョル)氏(61)でした。

“政治オンチ”が接戦を制す

尹氏はソウル大出身で、検事総長まで上り詰めたエリート。

昨秋の調査では、与党「共に民主党」の李在明(イジェミョン)候補(57)に10ポイント近い差をつけたこともあったのですが、蓋を開ければ0.73ポイント差の大接戦でした。

在韓ジャーナリストは、

「両陣営ともお互いのネガティブキャンペーンに終始。尹氏も総長時代の職権乱用疑惑や妻の経歴詐称、オカルト趣味まで論(あげつら)われた。最終盤に保守中道系の安哲秀(アンチョルス)候補と選挙協力が成立し、辛くも逃げ切った形です」

対日関係の改善など、日本では尹氏に期待する声も聞かれますが、実は自他ともに認める“政治オンチ”。

「尹氏は検事一筋で自らも“政治は初心者”と言って憚らないほど。職業柄か物事にシロクロつけたがる原理主義者で、器用な政治的駆け引きなどは望むべくもありません」

敗因を押し付けられる文大統領

厳しい選挙戦を覚悟した尹氏の支持者の中には、こんな行動をとった人も。

「大統領選の選挙管理委員は文在寅(ムンジェイン)大統領や共に民主党が任命した人物ばかり。尹氏支持者たちは期日前投票では与党側に得票数が操作されると訴え、“期日前には投票するな”と申し合わせていた。案の定、期日前は李氏が優勢でしたが本投票日に尹氏が逆転した」

一方、僅差で敗れた李陣営では、早くも“総括”が。

「10ポイント差から接戦に持ち込んだ功績が評価され、李氏の評判は党内でもウナギ上り。そんな中、敗因を押し付けられているのは意外にも文大統領なのです。李氏はもともと党内でも文氏と距離のあるグループ出身。これを機に文氏の力を削ぎ、自らが党の主流派に、との画策もささやかれる」

退任後の逮捕は?

身内からも見放された文大統領。

となれば、現実味を帯びるのが退任後の“タイホ”。韓国では大統領の任期後、本人や親族が収監される例が後を絶ちません。

「文氏はそれを見越してか、“国民の記憶から忘れ去られたい”と、釜山近郊に建築予定の豪邸への隠居を表明している。ただ、ここは農業従事者しか買えないはずの農地。文氏は“これまでも稲作をしてきた”などと苦しい主張を展開し、約14億ウォン(約1億3千万円)で購入しましたが、この問題が蒸し返されるのは必至です。文氏は大統領経験者の私邸の警備員を30名以上増員することも決定。身辺の防御を固める腹ですが、任期中にささやかれた疑惑は他にもあり、お咎めなしでは済まされない」

寒い第二幕の始まりなのでしょうか…。

ネットの声

「既定路線、毎度のことだし歴代大統領の姿から何も学ばない後任者達の1人、自分はそう成らない様に善人であることに努めず、追及回避の為に法整備や人事に努める様な輩。」

「14億ウォンの豪邸というけれど、この人のせいで、ソウルの普通のマンションもそのくらいの値段になってしまった。」

「全てが派閥で決まる国だから、非文派の大統領候補だった李が善戦した事で共に民主党内での力関係が変わって文批判が強まるのは当然の流れだよ。事の本質を判断せずに、敵か味方かを判断してから全てを決めていく社会だから絶対にまともな事にはならない」

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