革製品にカビが生えた…やってはいけないNG行為

どれだけ大切にしていても、革製品にカビが生えることがあります。

うまく取り除けたと思ったら、においが残っていることもあるでしょう。

カビが生える原因や正しい落とし方を知り、適切な対処をしましょう。

お持ちの革製品を良好な状態で保てるよう、予防策も併せてご紹介します。

革製品にカビが生えるのはなぜ?

革製品には油脂やタンニンといった、カビが好む栄養分が豊富に含まれています。

手入れ用クリームの拭き残しや、皮脂なども例外ではありません。

またカビの発生には、保管方法も大きく関係しています。

カビが生える要因の一つに、湿度があります。

通気性が悪い場所に置いたままにしておくと、カビが繁殖する恐れがあり危険です。

また、カビは20~35度の環境でさらに繁殖するのです。

温度にも注意しなければいけません。

カビが生えてしまったときの対処法

革製品にカビが生えたときの対処には、いくつかの方法があります。

まず被害が軽度の場合、専用のブラシでブラッシングすれば落とせることがあります。

布で水拭きをしてもよいのですが、革製品に水分が残らないようにしましょう。

作業後は、革を傷めない程度に天日干しします。

ほかにも消毒用のエタノールや重曹、専用のクリーナーなどを使用する方法があります。

カビのにおいが残った場合は、緑茶の茶葉や重曹を使うのがおすすめです。

自力で落とすのが難しい場合や被害が重度の場合は、革製品の専門業者やクリーニング店へ依頼しましょう。

カビを発生させないための予防策

せっかくカビを取り除いても、保管方法に問題があると再発してしまいます。

使用後は汚れをよく落とし、風通しがよい場所で陰干ししてから収納するようにしましょう。

なお保管中も、数ヶ月おきに陰干しすることをおすすめします。

収納場所を換気したり、除湿シートや除湿剤を置いたりするのも有効な方法です。

大切な革製品がカビ被害に遭わないためには、保管時の湿度や温度に注意する必要があります。

カビの栄養となる皮脂などにも気を付けた方がよいでしょう。

今のところ問題がない人も、これを機に手入れや保管方法を見直してはいかがでしょうか。

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