
運動して凹まない下腹は「内臓下垂」が主な原因だった!?
食事や運動によりダイエットは順調なはずなのに、下腹だけがへこまない…。
こんな〝症状〟に悩んでいる人はいないでしょうか。
この下腹ぽっこり問題は女性が多いと言われているが、もちろん男性も無関係ではありません。
目次
なぜ内臓が下垂してしまうのか
内臓下垂になる理由は主に、
(1)姿勢が悪い
(2)呼吸が浅い
(3)骨盤底筋が弱い
3つだと指摘されています。
そして、このような状況になってしまうのは、筋肉の使い方に悪いクセがついているためなんだそう。
例えば、
・反り腰(腰が正しい位置よりも反っている)
・猫背で腹筋や背筋が使われていない
・立っている時は片側に体重がかかっている
・座る時は脚を組む、背もたれにもたれる
といった崩れた姿勢になっていると、筋肉が正しく使えていません。
すると内臓を支えている骨盤は前に傾き、同じく内臓を支える骨盤底筋群は弱くなり、呼吸は浅くなって横隔膜の上下運動が弱くなっていくのです。
これらによって内臓の位置が下がってしまうということです。
「痩せない…頑張ってるのにお腹だけが…」という全ダイエッターは今すぐコレやれ。コレだけやれ。腹という腹がへこむ。ドン引きするぐらい効く。騙されたと思ってやれ。騙されてなくてもやれ。スカートのサイズが1~2サイズ必ず小さくなる。バチコリに効くからやれ。 pic.twitter.com/pahqRAJ8YJ
— フォローすると痩せるゴマアザラシ♂ (@Love_gomagoma) November 1, 2021
内臓下垂を正しい位置に戻すには?
自力で正しい位置に戻すためのアプローチとして、姿勢、呼吸、骨盤底筋の改善をご紹介します。
姿勢/立ち方
多くの人が「反り腰」「猫背」「巻き肩」に該当するといわれています。
反り腰はその名のとおり、腰が反り過ぎた状態のこと。
骨盤が前に倒れて、お尻とお腹の力が抜けた状態です。
腰痛の原因にもなります。
反り腰から骨盤を起こすためには、立ち姿勢の時につま先を内側に向けず、やや外側に向けます。
これだけでも腰の反りは改善され、お尻にキュッと力を入れるとさらに効果的です。
巻き肩の特徴は、肩甲骨の間が広がって肩関節が内側に入っていること。
一方猫背は、背中が丸まってあごが前に出ている状態。
このどちらも立ち方のポイントは同じで、背中よりも首と頭の位置を意識します。
これマジで効くからポッコリお腹の人は絶対にやるべき pic.twitter.com/tuGSduOk05
— イエス・キリスト (@yeskiri) November 17, 2021
座り方や呼吸にも注意
座り方や呼吸にも注意しましょう。
姿勢/座り方
基本の座り方は、深く椅子に腰掛けずに真ん中あたりに骨盤を立てて座る「坐骨座り」をします。
その時に背もたれに寄りかからないように注意しましょう。
脚を組んでしまうクセがある人は、意識的に改善していきます。
足を組んで座ると、背骨をまっすぐに保つことができず、股関節や骨盤周りの筋肉に左右で歪みが生じ内臓下垂になるほか、血流悪化、O脚・X脚の原因になる等、多くのデメリットが指摘されているからです。
私がお腹を壊しやすい原因の一つとして内臓下垂があるはず。
骨盤底筋とかインナーマッスルとかを鍛えたり姿勢改善に真剣に取り組まなきゃなぁ…— 胃腸弱子 (@ichoyowaiko) November 18, 2021
呼吸
呼吸には腹式呼吸と胸式呼吸があり、多くの人は胸式呼吸となっています。
胸式呼吸で浅い呼吸をしていると、横隔膜を動かすことはできません。
そこで意識をして横隔膜を使った深い呼吸(腹式呼吸)を行うようにしたいところ。
腹式呼吸を行うと横隔膜は上下運動をすることになり、内臓が収まっている部分の圧力が変わり、内臓がマッサージされるような状態になります。
横隔膜が上がると、お腹の中の圧力が下がって内臓が引き上げられるのです。