北朝鮮…こっそりコロナ防疫支援を要請していた…。

国際赤十字が認めるも「物資送れていない」。

新型肺炎が世界に拡大で品薄も影響

経済難で医療保健分野が劣悪な北朝鮮が、国際赤十字に新型コロナ肺炎の防疫用物資の支援を要請していたことがわかりました。

しかし、北朝鮮が採っている国境遮断措置のため、搬入が大幅に遅れている模様なのです。

米国の「自由アジア放送」(RFA)が6日伝えています。

また、さる3月5日に中国からの防疫用物資が平安北道新義州(シニジュ)市に緊急に送られたとRFAは報じています。

RFAは新義州市で貿易物品倉庫管理をしている消息筋の話しとして、

「防疫服、消毒薬、マスクなどが5日にトラック2台で搬入されたが、公開的に防疫用物資が入ったきたのは初めて。それらはすぐに北朝鮮側のトラックに積み替えられて国道に入っていった。平壌に向かったはずだ」

と配信。

またRFAは同じ記事で、遼寧省丹東市に駐在する北朝鮮人の話として、

「(北朝鮮の)領事部の人間から、我が国政府が中国に、防疫用物資品を税関を通うじて送れるようにしてほしいと要請したと聞いた。(5日に)搬入されたのは貿易としてではなく中国の緊急支援だろう」

と報じています。

赤十字やNGOから支援は大幅遅れ

一方、国際赤十字などからの緊急支援は遅れているようです。

RFAは6日の別の記事で、国際赤十字社のアジア太平洋支部のカロライン・ハガ代弁人にインタビュー。

その中でハガ代弁人は、

「北朝鮮の保健省と赤十字会の要請でコロナ肺炎関連の医療装備を迅速に送ろうとしているが、世界的な需要急増による品不足で困難がある。また北朝鮮の航空機運行と物品搬入に対する制約も遅延の原因だ」

と説明しています。

国際赤十字社のリチャード・ブルウイット国連駐在代表は

「支援物資を北朝鮮に送る効率的な交通手段は何か論議中だ。まだ支援物資は北朝鮮に送れていない」

とRFAに述べています。

新型肺炎の感染者が世界的に拡がる中で、防疫用物資の輸出を制限する国が出ており、その影響で北朝鮮への支援が遅れているわけです。


(感染者を銃殺刑というニュースも伝わってきていますが…)

また、北朝鮮への防疫と医療支援を表明したNGO「国境なき医師団」は、RFAの質問に対して「準備しているところだ」と答えています。

RFAは国連機関の世界保健機構(WHO)からは回答がなかったとしていますが…。

国連安保理は、コロナ肺炎防疫のための国際社会による北朝鮮支援を、2月21日に異例の速さで制裁免除承認。

しかし、北朝鮮が国境を完全封鎖していているため、支援物資を送るのに大きな支障が出ていることが明らかになったのです。

合成写真まで…

2月中旬以降に北朝鮮の官営メディアに掲載された記事に掲載された公共の場所でマスクを着用している写真。

この中にいくつもの合成写真が含まれていることがわかったと、北朝鮮ニュース専門ウェブサイト「NKニュース」が3月6日に報じました。

「NKニュース」が一例として取り上げのは、北朝鮮内閣の機関紙「民主朝鮮」が2月に掲載した写真。

女優のキム・ジョンファ氏が、医療用マスクをつけて平壌演劇映画大学の学生を指導している様子が写っています。

写真では学生らしき4人もマスクを着用していますが、いかにも稚拙に加工された写真のようです。

この写真について、韓国メディアの中からは「マスク不足を示すもの」という指摘が出ていますが、記事を書いた「NKニュース」のコリン・ズヴィルコ記者の見解は異なっています。

「2月初旬以降、北朝鮮のプロパガンダ媒体から、人々がマスクを着用していない写真が減っていった。北朝鮮メディアは多くの古いストック写真を使うので、その一枚が加工されて掲載されたものだろう」

と、ツイッターで見立てを書いています。

つまり、新型コロナ肺炎の防疫のために国民にマスク使用を強要している渦中に、国の重要メディアでマスクなしの写真を使うわけにいかず、後で合成してマスクをくっつけものだろうというのです。

ネットの声

「相当深刻な状況だと思う。でも、ミサイルを飛ばしたりして反世界的だし、素直に手助けは無理だろう。こう言う時、孤独ってどうしょうも無くなってしまう。明日は弟の身か?」

「北では自国民に対して、医師や病室・医療品を必要としない「安価な方法」で防疫を行っているという話も聞きます。経済的損失というと、外国人を隔離していたホテル代ぐらいでしょうか?」

「感染防止のため入境を早い段階で停めた事はおおいに評価します。このための経済損失は仕方ないでしょう。しかし感染者発生していないのはこの決断の賜物です。再度言います。感染者はいないと言っているのだから信じてあげましょう。」

いち早く国境を遮断したのは防疫体制が脆弱なため。しかし、世界を見ても蔓延は避けられなかったでしょう。

相当深刻なはずなのに何故ロケットを飛ばすのか…「こっちも忘れないでね…」と言いたいのでしょうか。

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