NHK紅白歌合戦のギャラ事情…初出場組は10万円、最多出場クラスで55万円か? 芸能事務所は赤字覚悟でも大喜び
旧ジャニーズがNHK紅白歌合戦への出演を断った理由のひとつに、ギャラのあまりの安さもありそうだ。
Snow Manは大晦日ライブで億のカネが稼げるのに、紅白のギャラは車代にもならない。
いまさら紅白に出て箔をつけなければならないグループでもないから、断るわけである。
目次
紅白のギャラ相場
今年の紅白のギャラ相場はどのくらいなのか。
出演料はNHKへの貢献度で決まるといわれていて、紅白出場回数、「うたコン」「のど自慢」などNHK番組への出演頻度をもとに、歌手としての実績が加味される。
初出場の歌手・グループは貢献度はゼロに近いから、どんなに人気があっても最低ランクの約10万円。
今年でいえば、tuki.、Creepy Nuts、こっちのけんと、Omoinotakeらはこのクラスだ。
Snow Manが出場したとしても、まだこれまで2回なので同程度で、これを9人で分けたら1人1万円ほど。
ビジネスとして考えたら、たしかに洒落にならない。
37回出場のの郷ひろみで45万円!?
出場10回前後の椎名林檎、純烈、星野源、三山ひろし、山内恵介らは約20万円。
どうやら出場1回ごとに1万~1.5万円ずつ上がっていくらしい。
17回の福山雅治や22回の水森かおりは30万円前後、29回の天童よしみは約40万円、37回の郷ひろみと36回の坂本冬美は45万円前後とみられる。
最高ランクは誰か。出場47回の石川さゆりで55万~60万円。
これまでの最高は51回出場、大トリ11回の北島三郎の100万円といわれている。
特別企画は約80万円で、今回は氷川きよし、玉置浩二、米津玄師、B’z。
紅白にでると民放のギャラが上がって元が取れる
「これとは別にリハーサルの拘束料、バックダンサー代などが出ますが、衣装代やメーク代は自前、お弁当もマネジャーや所属事務所が用意します。さらに、スタッフや共演者への差し入れもあって、大赤字もいいところです。ただ、紅白に出ると民放のギャラや地方公演の興行収入がアップするので、元は取れます。地方に呼ばれるときも、飛行機がファーストクラスに格上げになったりします」(レコード会社マネジャー)
司会は別建ての1回100万円程度で、これも回数を重ねると上がるらしい。
3回務めた大泉洋は約150万円になったというから今年で3回連続の橋本環奈もそのくらいなのだろう。
局アナ司会の鈴木奈穂子には紅白特別手当が支給されるが、職員は一律で、他のスタッフと同じ数千円だ。
ネットの声
「演歌歌手は地方公演が多いからNHKに出演するのは紅白だけでなく、のど自慢も含めて顔を売る為の手段と割り切っているでしょう。
あとは朝ドラの主役は新人女優の登竜門的な番組だから出演時は無名だけどその後に大ブレイクっていうのが定番だしね。」「俳優も含めてNHKの出演料が安い(一部では民放の半額という意見も)と言われますが、独占禁止法上の優越的地位の濫用にならないのかな?出演者が赤字になったり食べていけないようでは問題だと思う。せめて民放並みの出演料は払うべきだ。NHKの受信料は間接費の合理化で安くする努力をするべきでは?」
「B’zクラスならそもそもチケット入手が困難。収入にも困っていないから出演してもらう為には失礼にはならないレベルの出演料は必要だと思います。(1日100万で年3億6500万。高額納税者が公表されていた時代は納税額だけでそれくらいありました)
音楽番組はそもそもアピール効果もあるから出演料が低くても構わないというアーティストは多いと思います。紅白・NHKには金を払ってでも出演したいというアーティストもいるのでは?」