春になると家の中でクモを見かけることがありますが、あなたはクモを見つけたら追い払いますか?

気にせずに放っておきますか?

実はそのクモが家の中の害虫を捕食してくれるのです。

クモはゴキブリやダニを食べてくれる

「家の中にいるクモは、一部の毒グモを除いて、ほとんどの種が無害で、しかもダニ、蚊、ハエ、ゴキブリなどの害虫を捕食してくれる益虫です」

と言うのは、アース製薬研究部・研究業務推進室 生物研究課 課長の有吉立さん。

「一部の毒グモというのはセアカゴケグモを代表とするクモのことで、最近は生息域を広げていて、倉庫や納屋のような場所に営巣しているのが見つかっているそうです。それ以外のクモは、噛まれたとしても、それほど心配はいりませんし、自ら人を噛んでくるわけではないのでそっとしておけば大丈夫です」(有吉さん)

アース製薬研究部の有吉さんは、研究のためにセアカゴケグモを飼育しています。

法律で飼育や移動が規制されている特定外来生物なので、環境省に毎月、「セアカゴケグモを〇〇匹飼育しています」などと届けているそうです。

家の中はクモの餌でいっぱい

クモが捕食するゴキブリやダニなどが家の中からいなくなったら、クモはいなくなるのでしょうか。

「クモが家の中にいると言うことは、そこに害虫という餌があるからです。ハエトリグモはハエだけでなくゴキブリの子どもやダニなど、ヒラタグモなど巣を張るクモはハエや蚊などを捕食します。その害虫は家の中で繁殖しているので、食べつくすことはないと思います。それほど家の中には害虫がいっぱいいるのです」(有吉さん)

クモが嫌いな人はどうしたらいいの?

いくらクモは益虫だといっても、クモが嫌いな人がいます。

心理学でもクモ恐怖症(アラクノフォビア)として知られています。

アース製薬ブランドマーケティング部シニアマネージャーの渡辺優一さんがアドバイスします。

「小さなクモは気にならないけど大きいとダメという人もいれば、どんなに小さくてもクモはダメという人もいます。そういう人は、クモが巣を張りそうな場所や侵入しそうな場所に、クモ用のワンプッシュタイプのスプレー(屋内用)をプッシュしておくだけで、約1か月間、クモを寄せ付けない効果があります」

家の中のクモは害虫を捕食してくれるようですが、あなたはどう付き合いますか?

ネットの反応

「わたしはまったく気にしないで放っておくタイプだが、それでも天井に手のひらサイズのアシダカグモを見つけたときは変な声が出た。」

「朝クモは殺すな、夜クモは殺せ、と子どもの頃に教わりましたが、小学校高学年の頃にクモが益虫と知ってから見方が変わりました。妻も子どもたちもクモが苦手なので、家の中で見つけた時には、益虫であることを説明しながら捕まえてベランダに放すのが私の役目です。」

「大学生時代の4年間。学生寮で過ごしました。12畳の広さに男子が4名。今となっては考えられない環境ですが、どういうわけか、各部屋にはそこそこ大きな蜘蛛が天井の隅に一匹いました。先輩から絶対に殺すなと厳命されてました。酔った勢いでハエや蚊などを巣に絡ませて餌やりをしてました。」

クモを顕微鏡などで拡大してみたら、エイリアンも顔負けのグロさです(虫はたいていそうですが)。

それでも、クモは昔から益虫として知られていましたね。

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