石井慧…総合格闘家ですが、北京オリンピックの柔道男子唯一の金メダリストといったほうが記憶に残っている人もいるかもしれません。10年以上前になりますが、現在はクロアチア人!!いったいどうした??

北京オリンピックで時の人に

え!石井慧がクロマニヨン人??違います。クロアチア人です…(クロアチアの人が見たら怒られそうですが…)

石井慧といえば、北京オリンピックの柔道100キロ超級の金メダリストです。そのときの日本柔道男子は不振を極め、軽量級から始まった試合は負け続け、最終日の100キロ超級まで、まさかの金メダルゼロだったのです。

このままゼロでオリンピックが終わってしまうのか…そういった不安を一掃してくれたのが石井慧だったのです。そのとき若干21歳です。

「オリンピックのプレッシャーなんて、斉藤先生のプレッシャーに比べたら、屁の突っ張りにもなりません」

この言動がなんとも言えず心地良く、人々の心に残っているのではないでしょうか。

日本柔道の救世主となったのですから、一躍時の人となったのは間違いありません。まだ21歳ということですから、次のオリンピックにも期待の集まるところだったのです。

しかし、オリンピック終了後の秋には総合格闘家への転向を表明し、またまた日本中を驚かせたのです。

ヒーローからヒールへ

金メダルを取ったから目標を見失ったのか、夢を達成したから柔道に未練はなかったのか…北京オリンピック後、あっさりと総合格闘家への転向を発表します。

実際には紆余曲折や、引き留めなどの工作があったと思うのですが、実のところは「引き抜き」ではないかという意見が圧倒的に多く、お金をくれるところに行くのはまっとうな気持ちです。しかし、こういうところが日本人には嫌われるところなんですよね。

だから、石井慧はヒーローからヒールになってしまった感があります。

北京オリンピック後の10月31日、全日本柔道連盟に対して強化指定選手辞退届を提出します。

11月3日に記者会見で「11月3日をもって柔道家をやめ、プロ転向を決めました。総合格闘技のチャンピオンになれるようにがんばります」 と、正式にプロ転向を表明したのです。

このころから柔道選手時代のトレードマークだったスキンヘッドから、スポーツ刈りにヘアスタイルも変えていますよ。

柔道をやって欲しいといった反面、100キロ超級の金メダリストとして、霊長類最強と言われるヒョードルに勝てる日本人がいるとしたら、石井慧しかいないと言われるくらい期待の声もありました。

総合格闘家へ転向後の最初の試合は、これもオリンピック金メダリストの吉田秀彦でした。体の大きさや若さ、勢いなどから石井慧の圧勝では?と思われた試合は、判定の末吉田秀彦の勝利に…。それが2009年のことでした。

その後も試合を重ねていくのですが、圧倒的な強さを見せることもなく、勝っても判定勝ち…。ヒョードルやミルコといったビッグネームにはKO負けをくらってしまいます。

総合の試合よりも、女子大生との入籍や2度の離婚といった、私生活のほうが話題になることが多かったのです。

石井慧32歳…現在はクロアチア人に

海外を転戦しているので、日本では忘れられた存在で、試合結果だけが流れてくるような状況です。

最近の戦績は相変わらず判定勝ちが多いようですが、確実に白星を重ねています。30歳を過ぎて円熟の時期にさしかかっているのかもしれません。

そんな石井慧がまさかのクロアチア人に…。これは本当の話です。クロアチア国籍を取得してクロアチア人になっているのです。ミルコに弟子入りした?なんて噂も飛び交ったほどなんですよ。

石井慧本人は…

「海外のほうが気楽ですよ。日本でやれば日本の選手が有利ですから。そこをあえてアウェーで戦うのは、本当の強さを追い求める意味では大切なのかなと。日本にいると、変な雑音が入ってきたりします。海外は日本ほどそういう雑音もないですし。海外のほうがぼくを評価してくれますし、合ってると思います」

そして、インタビューの中で、

「クロアチアに住んで2年半ぐらいたつんですけど、すごいサポートもしてもらえて、みんなが応援してくれてます。だからクロアチア代表で戦って、日本人がヘビー級でチャンピオンになったぞと言わせないというか(笑)」

それでは、クロアチア国籍を取るとか?といった質問が飛ぶと、

「あ、国籍とりましたよ」

え?クロアチア人なんですか?

「はい。そうです。このあいだ、国籍とりましたよ。いまはクロアチア人です」

と、あっさりと言ってのけたのです。

石井慧にしたら、国籍は関係なく居心地の良いところで活動するといったことなのでしょう。

ネットの反応

「柔道を続けてほしかった…それでもこの生き方はなんか好き」

「破天荒な生き方のようでいてしっかりと目標を持っている」

「おそらく気持ちは最初の頃と一緒でぶれてないんだと思う」

一時はヒール扱いだったのですが、今は好感度が上がってるかもしれませんね。

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